久し振りだな、大和だ。もう高校3年になった。なに？早すぎる？3歳から飛びすぎだ？しるか！今までただ兵器を造ってただけだったんだぞ？ただ粘土こねてるだけのとこなんて見たいか？だろう？だからいいんだよ。
まあ少しだけ話すならあれだな。こつこつやってハンヴィーとか(アメリカ軍の戦闘車両でジープみたいなやつ)クーガーとか(自衛隊の装甲車)銃だけではなく車両も造った。二つは家のガレージに置いてある。ちなみにEMP対策も万全だ。クーガーはかなり改造していて普通と比べて一回り大きくなっている。中にはUGVも積んであるがそれでも乗員は基本と変わらない。機銃は12.7mmM2重機関銃を装備した。ハンヴィーは7.62mmミニガンを装備した。造った武器は家の無駄にくそ広い(学校の教室二つ分くらい)地下室に保管してある。はっきり言ってそこらのガンショップより武器が多い。
あと学校にも銃を隠してある。屋上のタイルの下にあるケースに何丁かと職員室の床下にも隠してある。
兵器についてはこんなものだな。そして今俺はーーーー
｢はぁ〜たるい、授業なんて誰が受けるかよ。｣
非常階段で煙草を吸いながらぼやいていた。
｢ったく、最近紫藤の嫌がらせが鬱陶しいんだよな〜。別に親父は俺のことなんて何とも思ってないのに政治家の父親の命令でちょっかいかけてくるなよな〜。胸くそわりぃーぜ！｣
最近俺は紫藤によって色々な教科の成績を下げられている。陰湿な嫌がらせである。
｢……フゥ〜、やっぱりマルボロはうまいな。止められない。……ん？校門に人が集まってる？不審者か？｣
ペン型望遠鏡を取り出し校門を見る。
｢何だあの不審者は？動きが明らかにおかしいぞ？｣
そのまま監視を続ける。あ、教師が噛まれた。
｢おいおいおい、いきなり暴力事件か？てか噛まれただけであいつ死んだのか？｣
噛まれた教師は苦しんでのたうち回ったが直ぐに動かなくなった。しかしいきなり起き上がり隣にいた教師に噛みついた。
｢……マジかよ、ついに試練の日が来たのか。此処に居たらヤバイな、早く屋上に行って装備を取りに行かないと！｣
全力で走り出し屋上に向かう。途中に放送で教師が殺されるのが流れて生徒がパニックになって雪崩になったが何とか屋上に着いた。
｢入り口から前に8枚、右に4枚……ここだな。｣
ｶﾞｺｯ、とタイルを持ち上げ横にどかす。中には黒のアタッシュケースより大きいケースがあり取り出す。
｢えっとキーは、こいつだな。よし開いた。｣
中からデルタの時に使っていたヘルメット、暗視ゴーグル、野戦服(迷彩服)、タクティカルベスト(マガジンを入れるポケットが沢山着いた服)、プロテクター、ホルスターにガンベルト、ブーツ、ゴーグル、無線機に飲料水、保存食(カロリーなメイトのやつ。うますぎるっ！)を取り出し着替える。
そしてM4A1ｶｰﾋﾞﾝカスタムにL96狙撃銃、USPフルカスタム、フラググレネードにC4、スタングレネードを装備する。最後に予備の銃が入ったバックパックを背負い完了する。
着替えている間にほとんどがアンデットになったようだ。校庭はアンデットで沢山になっていた。
｢これじゃまるでゾンビ映画だな。全く嬉しくないぜ、はぁたるい……｣
ぼやいていると屋上の扉が開きアンデットが20体程出てくる。素早くM4を構えセミオートで頭を撃ち抜いていく。サップレッサーで気の抜ける様な音が出る。
PASU!PASUPASUPASU!
｢奴らは走れないみたいだな、とことん映画みたいだぜ！｣
30秒程でアンデットの頭を撃ち抜き片付ける。しかし今度は40体程出てくる。
｢マジかよ！これは多すぎる、展望台に後退するか。｣
急いで階段を上がり展望台にある机や椅子でバリケードを作る。
｢固定はセロハンテープでやるか。やったことはないが巻くとかなりの強度になるんだったか？｣
｢よし完成だ。脱出はどうする？あいにくロープは用意してないしな………屋上の敵の排除、退路の確保だな。｣
バリケードを叩いているアンデットをUSPで倒しVSR-10を構えて屋上に居るアンデットを片付けていく。しかし途中で扉が開く。
｢クソッ！新手か?｣
スコープで姿を見るとアンデットではなくバットを持った男子生徒に棒を持った女子生徒と腕を怪我した男子生徒の生存者だった。
こうしてこの日、ゆっくりと運命の歯車は動きだした…………
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どうでしたか？
やっと孝と麗が出せたよ……え？永？なにそれ？死亡フラグ？
と言うことで原作にやっと入れました、これからも頑張るので評価ポイントとコメントお願いします！