どもどもー!
この間、6歳になったステラでっす!
ただ今、帝王学の勉強中でーす。え?勉強中なら集中しないとダメだろって?
大丈夫だよー。だってこの前習ったとこと同じだもん♪
それよりさー・・・なぜに帝王学?それって普通、御曹子とか跡取りとか坊っちゃんが勉強するんじゃないの?違うの?
・・・・まさかわたしが跡取りとか言わないよね・・・?おいおい冗談はよしてくれよジョージ。お前は女癖こそ悪いがそんな事言う奴じゃないだろう?
『ジャックの次はジョージか。つか女癖が悪いって最低だなジョージ』
ジョージは恋多き男なんだよ。目があった瞬間に一目惚れ、周りなんて気にせず口説きに行く。そう彼はまさに恋愛勇者!まさに愛に生きる男!
たとえ相手が幼女であっても。
『ロリコンかよ!』
ジョージ♂36歳。独身。ただ今愛しの彼女、アイリス(10歳)と同居中。
『まさかの26歳差!?しかも同居中!?』
ちなみに血は繋がって父「ステラー!休憩しないか?美味しいって評判のお菓子を貰ったんだ。お茶にしよう!」
「はぁーい!」
じゃあまた後でね!
『ちょっまて!血は繋がって“る”のか!?繋がって“ない”のか!?どうなんだ!?』
・・・・フッ、世の中には知らない方がいい事もあるんだよ。
『えっ、まさか、それって・・・』
さて!お菓子がわたしを待ってるから行こ!ついでにお父さんも。
『父親はついでかよ。じゃなくて!さっきのって、』
お菓子〜♪
『聞けぇぇぇぇ!』
あー美味しかった♪
うし!勉強も終わったし、さっそく始めますか!カイー
『どっちなんだ?繋がっているのか?いやいやそれだと犯罪だろ。いやでも繋がってない場合はどうなんだ?でも・・・・ブツブツ』
カイ!
『うお!?Σ(゜Д゜)ど、どうした?』
いや、そろそろ始めるよーって
『そ、そうか。(さっきの話、聞かない方がいいのか?いやでも気になるし・・)』
んで?異空間ってどうやって入るの?
『入り口をちゃんと作ってあるぞー。お前の部屋のクローゼットの奥に』
なんかベタだね
『うっせ。上手く隠れる場所がそこしかなかったんだよ。準備は出来てるから早く来いよ』
はぁーい
えーとクローゼット、クローゼットと・・・・・そういやクローゼットに入るの初めてだなー
いや、だって朝起きたら使用人さんが服準備しててくれるんだもん。仕方ないじゃん
あ、あった!
ガチャ・・・バタン
・・・んー今のは目の錯覚?なんか部屋と同じくらいの広さだったような・・
ガチャ
目の錯覚じゃなかったー!広っ、広すぎ!てかなんでこんなに服があるの!?・・・まぁ今はスルーしようじゃないか。それより入り口、入り口
トコトコ・・・
まだ先か。
トコトコ・・・
まだか・・・
トコトコ・・・っておかしい!なんでたどり着かないの!?くっこうなったら!
ダダダダダダ!
「ゼェゼェ」
や、やっとたどり着いた!これか・・・
ガチャ
カイ「おーやっと来たか」
「ゼェゼェだって・・・ゼェハァクローゼットが、広・・すぎ・・」
カイ「だ、大丈夫か?」
「な、なんとか」
カイ「そうか。まぁちょうどよかったわ」
「なにが?」
カイ「いい体力作りになるだろ?」
「そう言われればそうかも」
カイ「これから毎日、走ってこいよ?」
「りょーかい」
カイ「よし。じゃ、まずは体術からだな」
「はい!師匠!」
カイ「師匠って」
「いいじゃん雰囲気的に。修行の時だけだし」
カイ「まぁいいか。俺の修行は厳しいからな!途中で弱音を吐くなよ?」
「大丈夫!強くなるって決めたから!」
カイ「(強い目だ。くくっいい目をしてる)よし!じゃあ始めるぞ!」
「おぅ!」
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