小説『クマちゃんのつぶやき。。。』
作者:たまちゃん(たまちゃんの日常サタン事)

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新任の女の先生にいたずらしようってことになって、

先生が体育館に一人でいたときに…

カツオと、中島…その他5人くらいで襲いかかった。

プロレスの技で、足を持ってグルグル回す、あれ(ジャイアントスイング)を

やろうとしたのだ!

ちょうど先生が体育館中央に来たところで、

一気に全員で押さえ込みにかかったんだけど…


『キャァァァァァァァーーーーー!!!』


って悲鳴を上げるもんだから、

周囲にいた昼休み中の男の先生やら、

生徒やらが…

「何事か!」と一斉に、体育館に飛び込んできた。


「お、お前らぁ!」

ってもう、不審者を恫喝するときの表情だった。


「こ、この子たちがぁぁぁぁ。。。」

って、女の先生も顔をグシャグシャにして泣き叫んだ。


『私たちだけでは処理出来ない!

校長を呼んで下さい!』


みたいなことを言っている。

集まった生徒たちは体育館から出て行くように言われて。。。

なにか大変な勘違いをされているのではと激しく感じていた。

ここは、毅然とした言い訳をして誤解を解かなければ!

と…思った、カツオは…

グイッと一歩前へ出て、よく通る声で言った。






「僕たちはただ、

先生をまわそうとしていただけですっ!」


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