小説『真剣で私に恋しなさい!〜転生させられしもの〜』
作者:レイフォン()

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第1試合1回戦 蜘蛛獅子VSワイルドタイガー





――第3者 SIDE――


「皆様おまたせしました、30分経過でございます。こちらが正式な組み合わせとなります」

・トーナメント表(仮)

(Aブロック)
第1試合1回戦:蜘蛛獅子VSワイルドタイガー

第1試合2回戦:400万パワーズVS無敵童貞軍

第1試合3回戦:地獄殺法コンビVSデス・ミッショネルズ

第1試合4回戦:ザ・プレミアムズVS桜ブロッサム

(Bブロック)
第1試合5回戦:源氏紅蓮隊VSアーミー&ドック

第1試合6回戦:ファイヤーストームVS大江戸シスターズ

第1試合7回戦:チャレンジャーズVSフラッシュエンペラーズ

第1試合8回戦:ミステリータッグVSKKインパルス



・トーナメント表(正式)

(Aブロック)
第1試合1回戦:蜘蛛獅子VSワイルドタイガー

第1試合2回戦:400万パワーズVS無敵童貞軍

第1試合3回戦:地獄殺法コンビVSデス・ミッショネルズ

第1試合4回戦:ザ・プレミアムズVS桜ブロッサム

(Bブロック)
第1試合5回戦:源氏紅蓮隊VSアーミー&ドック

第1試合6回戦:ファイヤーストームVS大江戸シスターズ

第1試合7回戦:ミステリータッグVSフラッシュエンペラーズ

第1試合8回戦:チャレンジャーズVSKKインパルス




「ほう。ミステリータッグが動いたな」

「後は動きナシか。第2試合で十勇士がつぶし合うのか」

「ん〜1回戦の注目はずばり第4試合だな。剣聖の娘と、与一の戦いがどうなるか…」

百代は由紀江と与一の試合を楽しみにしている様子である。

「義経ちゃんと弁慶ちゃんはブロックが分かれたの」

鉄心は正式な組み合わせを見てそう、呟いた。



――第3者 SIDE OUT――





「それでは参りましょう、1回戦第1試合!蜘蛛獅子VSワイルドタイガー!!両チーム前へ!」

田尻さん…大佐に言われ、俺と燕、小十郎さんとステイシーさんが前に出る。

「ふっふっふ。大歓声大歓声♪盛り上がるなぁ」

「燕もやる気満々だな」

「うおおおっ!よろしく!お願いします!!」

小十郎さんがゲーム(君あるのような)熱血の入った声を出す。

「まぁやるからには勝っていくさ」

カチャ

鞘に収まった刀に俺は手を置く。

「おぉ、信也もやる気十分だね。こっちも士気が高まるってものよん」

燕の俺のやる気に感化され、笑顔を見せる。

「松永燕に八神信也ねぇ…お前等全然魂に響かないわ」

俺達を見ながらそんな事を言ってくるステイシーさん。けど…それは俺達が弱いとかそんな感じに言っているのか?

「私がビンっビンのロックンロールを聴かせてやる」

「さて…燕と信也がどういう戦いを見せるか注目だな」

…モモ先輩が獲物を狙う目で俺と燕を見ているのがわかる。燕もわかったのか少し笑みを浮かべている。

「タッグマッチバトル!レディ、ゴーーー!!」

試合が開始した!

「開幕の祝砲をかねての、ヴァーッといくぜ!」

ステイシーさんがメイド服のいたるところから手榴弾を取り出す。

「!手榴弾」

「マジで!?」

いきなりそれか!

「ローーックッッッ!!!」

シュドォーーーーン!ドカァーーーン!

ステイシーさんはあるだけの手榴弾を一斉に使用した。

「これは派手にいった!リングが煙で見えないぞ」

「煙幕をたいて、弱い方を一斉に狙う戦法だな」

「ああ。今頃どちかに攻撃を集中しているはずだが…」



…ふぅ…ウザったい煙幕だな。

「吹き飛べ!烈風!」

シャキン!ヒュヒュン!

刀を鞘から抜きながら技を放つ。烈風は鞘から抜いた時に風の気を纏いながら抜く事によって周りに飛んでいるものを吹き飛ばす技だ。

「んな!?刀を抜いただけで煙幕を!?」

「鳳凰天駆!」

俺は炎を纏いながら小十郎さんに突進する。

ドスン!

「ぐはっ!まだ…まだ!」

おお、普段から揚羽さんに殴られているから耐久力はかなりあるな。なら、

「このガキ!」

ズドドドドドドドド!

俺に向かって2丁のマシンガンを撃つステイシーさん。

俺は一旦刀を鞘に戻し、

「烈空刃!」

再び抜き、無数の真空波で銃弾を斬り裂く。

「ハァ!?銃弾を斬るだと!?」

「燕!」

俺がステイシーさんの相手をしている間、燕は小十郎さんと戦っていた…いや、小十郎さんはただのサンドバックとなっているけど…。

「OK!」

燕はステイシーさんの後ろのに小十郎さんを蹴り飛ばす。

ドスン!

「ぐはっ!」

「しっかりしやがれ小十郎!お前は頑丈だけが取り柄なんだからよ!」

「す、すいま…せん」

フラフラしているが……これで終わりだ。

「うおおおおぉぉッ!これで終わりだ!」

俺は再び鳳凰天駆をしながら、着地し、

「緋凰絶炎衝!焼き尽くせ!」

2人のいる場所を駆け抜け、駆け抜けた場所から炎が噴き出す。

「ぐわぁあああああ!」

「何なんだってんだよぉおおおおお!」

炎に焼かれる2人。

ドサッ!シュゥ〜〜〜

炎が消えると2人は倒れてた。

「ワイルドタイガーの2人、起き上がらない!」

大佐さんがそう言い、学長が近寄る。

「フォフォフォ…これは完全に気絶しておるわい。勝負ありじゃ」

「ワイルドタイガー…気絶!勝者・蜘蛛獅子!!」

大佐の勝者宣言で会場が観客の歓声で揺れる。

「何て坊主だ。気をあんな膨大な炎に変化させるとはよぉ…」

「ああいう、人材はうちに欲しいもんだぜ…」

「これほどとは…驚きだネ」

他の審判をしている3人がそう呟いているのが聞こえた。

「やったね信也!凄いねあの技…」

「まぁ火力調整しているからあの程度だけどな…」

本気の緋凰絶炎衝だったら黒こげだし…。

「とにかく1回戦は進出だね」

「だな」

パァン!

ハイタッチする俺達であった。

-53-
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真剣で私に恋しなさい! Original Sound Track ~真剣演舞~
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