小説『ネギま!?に転生・・・・マジ恋!??なにそれ?』
作者:えんヴぃい()

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またしてもキングクリムゾン!!!


あれから時は過ぎ去り、俺は今川神学園にいる。

えっ?すっ飛ばしすぎだって?いやいや、俺の生活語ったって意味ないだろ?

まぁ強いて言うならじいちゃんとばあちゃんが前ほどありがた迷惑な行動をしなくなった。
それでも結構ドが過ぎてるけどね

後、父さんの仕事が主にアウトドア製品の企画・作成なんだけど、それを本社からの命令でドイツまで売り込みに行く事になったんだ。

最初は門前払いされたらしいけど、どうにか最高責任者と面会する機会が出来て売り込んだのはいいんだけど…

最高責任者って軍の中将の事!?
しかも、お互いに自分の子供の話ですっかり意気投合しちゃって向こうにいる間の休みの日には、よくドイツまで連れて行かれた。

その出来事の御蔭か、その娘さんのクリス(クリスティアーネ)、マルギッテと友達になった。

まぁ最初はマルギッテの方にめちゃめちゃ警戒されてたが、そこはほら、子供特有のあ〜そ〜ぼ!で仲良く行けました。

それと軽い報告です。

イギリスにいる間に新たな技を完成させました。どんなのかと言うと武道の達人or経験者が俺の事を見たとしても「ふ〜んなんだ、唯の一般人かぁ」というように、自分の強さを相手に誤認識させるものです。

これの御蔭で何度マルギッテから逃げる事が出来た事やら・・・・



余分な事は終わりで、話はもどり。

去年こちらに戻ってきて試験を受け無事合格し、今はちゃんと進級できて2-Cに俺は在籍しています。

入学する時驚いた事だが、なんと数年前に公園で会った強そうなお爺さんがここの学園長だった。

あれだね、久々に運が悪いと真剣で思ったね。

けどその後話し合った結果、お孫さんである百代?先輩には俺が入学したと言う事を伝えないでくれと言う約束を成立させた。

まさか上級生だったとは・・・・・・まぁなんとか1年間はバレずに済んで良かった。

「C組到着っと!光太ぁー!放課後カラオケ行かないか?」

ん?この万屋みたいな声は・・・・・

「井上ジャマイカ・・・・・ロリコンよ貴様の奢りでドリンクバーが付くのなら考えてやらん事もないぞ。」

ロリコン禿げこと、声の主 井上準は片眉を吊り上げ声を荒げる。

「ってお前それはさすがにねーだろ!!第一お前お小遣い貰ってんだろ!それも俺よりもたくさん!!自腹だ!じ・ば・ら!!」

「この通りいじると面白い。」

「てめぇ!声に出てるぞ!!」

軽めのジャブが来るがヒョイっと簡単に避る。
まぁじゃれあい見ないな感じだ。

実際、準の格闘センスは一般人のそれを簡単に越えている。
あいつが本気だったらこんな楽には避けられないっしょ!!

「なんなら僕が払いましょうか?光太くん。」

「うっせーバイ。近寄るんじゃねえ!」

「バイも立派な人種ですよ?」

そんな危ない事を言って話しかけて来たのは葵冬馬。葵紋病院の跡取り息子でバイだ。
言い忘れたが準の父親はそこの副院長だ。

「友達としての付き合いなら俺は許そう。だが、お前この間俺を盗撮してただろ!!それは頂けないぞ!!」

そしてバイだ。それもどうしようもなく。大事だから2回言った。

そんな二人と俺が談笑しつつじゃれ合っていると突如として後ろ、と言うか背中にすごい衝撃を感じた。

「どっーん!!光太みっーけた!!」

「って小雪!危ないからいきなり背中に乗るのはやめんしゃいって何べん言ったら分かんだ!!」

この娘は榊原小雪。何を隠そう俺が数年前にイジメの現場で出会った子だ。

俺がイギリスに行っている間にどうやらお礼を言いたくて自宅まで来てくれたらしいのだが、既に俺がいなくて行き違いになってしまった。

だが、運よくこの学園で再会できた。お互いに年を取り、身長も顔つきも変わっていて最初は俺は気が付かなかったが、小雪の方が俺に気がついたらしく、その時にお礼を言われた。

その後は小雪の繋がりで友達の冬馬と準と仲良くなり以来こうして俺がCクラスだと言うのによく話してくれている。ありがたやぁ〜!!

Sの人って大抵他のクラスを見下してくるからこういう奴らまじ感激!!

「しかし、毎度思うのですがどうして光太君はSクラスに来ないのですか?成績も良いですし、身体能力も問題ないと思うのですが・・・・・」

「そんなもん簡単だよ・・・・メ・ン・ド・ク・サ・イ☆からだ。」

きらっと決めたその姿に準が呆れ気味にぼやく。

「あのなぁ〜Sに行きたくても行けない奴がいるんだぞ?その点お前は才能があるんだから手を抜くなよ!!真剣に行け!」

むぅ・・・・しかし、俺の場合は前世からの知識も受け継いでいるわけでそれだとズルをしている気がする。

だから、極端に頭が良いわけでもなく、馬鹿な訳でもない中間のCクラスに行けるようにしているのだが…

と言うか本音を言うと、Sは課題の量が学年一多い。
貴重な高校生活を課題の処理なんかに使いたくない!!

「ぶぅ〜!ぼくは光太と同じクラスが良いよ!!」

来年はどうしようかなぁ・・・・切実に悩む。

「分かった分かった!来年までには本気出すから!今は静まれよ小雪」

すると少し膨れて「むぅ・・分かった」と承諾を頂けた。
まぁ行かないけど。

「まぁそれより、こうして準も奢ってくれるって言ってるしカラオケに行くか!」

「そうですね。」

「おッー!!」



「・・・・・・・・いやちょっと待て!!俺は奢るなんて言ってないぞ!!」









「ククックク!!ようやく見つけたぞ!!」


=百代=

それは偶然だった。

「暇だしキャップのところにでも行くか・・・・・」

いつものように暇をもてあましていた私は教室を出て颯爽と校舎内を見回っていた。
特にこれと言った収穫もなく教室に戻ろうとしていた時だった。

「いや待て!!俺は奢るなんて言ってないぞ!!」

「ん?あの禿げは確かSクラスの・・・・・」

と思ったとき己が目を疑った。
禿げと口論しつつ背中に小雪とよばれる女性を背負っている男に言いようの無い歓喜と懐かしさを思い出す。

「(間違いない!アイツは!!)」

そう数年間にわたしが初めて勝てないと思った男。

もう一度戦いたいと思ったときにはもう会えなかった。
そのときに後でじじいに聞くとあいつは私のことを好敵手だといったそうだ。

率直にあの時はうれしかった。

あんな簡単に負けてしまった私のことをライバルと認めてくれたのが。

どうしようもなくうれしかったんだ。
だから口から思わずクククと笑みがこぼれている事すら気がつかなかった。

「待っていろ!!すぐに追いついて見せるからな。」

きっと今の私でも勝てないのだろう。
本当は今すぐにでも戦いたいのだがそれじゃだめだ。

今日は帰ってひたすら修行することにしよう。

後日いきなり修行に精を出し始めた私を見てじじいやルー師範代が首を傾げていたと言う。

失礼なやつらだ・・・

挙句我が義妹ですら「お、お姉さまが・・・・!!」などと言っていたから思わず道場の片隅でうずくまってしまった。

そして決めた。これからはキチンと鍛錬しようと。

-8-
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