小説『日常の中の非日常 2』
作者:つばさ()

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「お前、今日この後予定あるのか?」


「特にあるわけじゃないけど、電車に揺られて、少し田舎の方まで行ってみようかと思ってる」


「なんだ、ネタ探しか?」


「スランプなもんでね」



僕はそう笑って立ち上がった。

吉岡が笑いながら手を振っている。僕も小さく振り返して、そのまま真っ直ぐに駅に向かった。
















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