小説『旅する男の娘』
作者:神夜 晶(のんびりだらだら晶の小説日記)

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『第2話』


う〜ん……どっちに神奈川県があるんだろう?
あ、そうだ〜気を感じれば良いんだ〜♪
よし……う〜……


「むむむ……あっちからだけど微かにちょっとだけ強い気がする〜
よし……行ってみよう〜」


こうして僕は無知な頭で知恵を振り絞り気を使うというのをして
神奈川県らしき方向へと歩いていきます〜
途中で入る森や自然の中で色々な子達が居て本当に良いね〜
旅に出てきて良かったと思った瞬間でした〜


「う〜ん……これ何て読むの〜?」


「どうしたのかしら? お嬢さん」


「う? これ何て読むんですか〜?」


声を掛けて来たのは見知らぬ、おばさんでした〜
僕は漢字が読めないので読んでもらうしかないのですよ〜……


「これ? これはね川神市(かわかみし)って読むんだよ!」


「本当〜? 有り難うです〜」


「いえいえ、何か事情があるんだろうけど……気を付けてね?」


「はい、有り難うでした〜」


僕は、おばさんにお礼を言って再び歩きます〜
何処かに強い人居ないかな〜……
僕を倒してくれる人居ないかな〜……
こんな事を考えてる内に橋に出ました〜
橋の下を見ると川があるよ〜
川神川? あれ? 土手に人がいっぱい居る〜
人が見てるその先には女の人が不良さん達に絡まれてますね〜
う〜……苛めは良くないよ〜?
あれ〜? 男の人が来て不良さん達に何か言ってるね?
何だろう……僕は耳を澄ますと


「お前達!この人が誰だか分かってるのか!危ないから早く帰れ!」


「川神百代だろ? 地元千葉にも届いてるぜ!」


川神百代〜? 誰だろう……
そう思ってると川神百代さんが不良さん達を少しの速さで殴っていくよ〜
さっき感じた気はこの人かな〜……?
倒し終えてから現れてみようかな〜
あっという間に倒したら山の様に積まれたんだけど
蹴ってバラバラに散っていきました〜
川神百代さん少し強いね〜……
じゃ、行こうかな……


「ふふ、少しだけ楽しみだね〜……」


僕は橋の上に乗って足に本の少しだけ気を溜めます
そして……ドウッ!
僕は橋を蹴って川神百代さんの前に降り立ちます


「っ!? お前は……(可愛い)」


「今の光景を橋の上から見てたんだけど〜
少し強そうと思ったので……僕と戦わない〜?」


「私とか? ふふふ……良いだろう!受けて立つ!」


「ちょ、姉さん!? 学校送れちゃうよ!」


「黙っておけ弟!学校より戦いが優先だ!」


『おおー!!また新しいチャレンジャーが来たみたいだぞ?
今度は小さい女の子だ!』


『あの子可愛いな……』


『小動物みた〜い!』


「あの子……モモ先輩に挑むつもり?」


「あんな小さな子が挑むなんて!」


「どう考えても、モモ先輩が勝つだろ」


「いや……分からない」


「京?」


「あの子から少し奇妙な感じがする……」


「奇妙な感じ?」


「うん、でもハッキリとは分からない」


「そっか……」


「奇妙だか何だか知らねーけどよ、モモ先輩が負ける訳ねーって!」


「そうだよね!」


「……(ぐす)」


「おい、どうした? 来ないのか?」


「僕は女の子じゃないもん……」


「は? お前女じゃないのか?」


「僕は男の子だよ……」


「そ、そうなのか……(涙目可愛いな)」


「む〜不本意だけど……この苛めは貴女にぶつけさせて貰うよ〜」


「フッ……来い!」


「やぁぁ〜」


僕はトライゴンを少しばかり早く振り下ろします
それを当たり前の様に川神百代さんは避けます
そして……シャラン!ドゴォォォォォォ!
トライゴンの先が地面に当たったら地面が凹みます


「なっ!お前どんだけ馬鹿力だ……?」


「そんなに力も威力も出してないよ〜?
精々……1/100位だよ〜?」


「何だと……? ふ、ふふふふ……
良い、良いぞ!お前みたいな奴を探していた!」


「え……? (これってプロポーズ?)」


「さぁ、もっとだ! ん? 赤面してどうした?」


「え、えっと……そういうのは、お互いがもっと知ってからの方が……」


「な、何だ? (か、可愛い過ぎるぞ!)」


「えっと……プロポーズするのは、良く知ってからの方が……(カァァァ)」


「は? プロポーズ? あ……お前みたいな奴を探していたの事か?」


「コクコク……///」


「ち、違うからな? あれはそういう意味で言ったんじゃないからな?」


「そ、そうなの? 良かった〜……」


「そんなに違うのが嬉しいのか?」


「う〜ん……嬉しいというよりそういうのは余り良く分からないから
だから、まだ結婚はしたくないの〜」


「そうか!(少し残念な気もするな)」


「じゃあ、行くよ〜」


「あぁ!来い!」


僕と川神百代さんの戦いが再び始まった……
う〜……さっきのでまだ顔が熱いよ〜……///

-4-
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