小説『旅する男の娘』
作者:神夜 晶(のんびりだらだら晶の小説日記)

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『第5話』


「う〜……此処は〜……?」


僕が目覚めると綺麗な部屋でした〜
何処だろう此処……?
確か僕は川神百代さんにお姫様抱っことかいうのをされて寝た筈……


「此処は学長室じゃよ」


「お爺さん誰〜?」


「ワシか? ワシは川神鉄心じゃ!」


「川神百代さんの〜……お爺さん?」


「うむ、お前さん百代を倒したそうじゃな?」


「うん、少しだけ本気出したけどね〜」


「お前さん、この学校に入らんか?」


「嫌だ〜♪」


「即答とな……何故か聞いて良いか?」


「僕はね〜? 親に捨てられたの〜」


「何じゃと? そうじゃったのか……」


「別に気にしてないから良いんだけど〜……
学校行ってないから頭悪いの〜(´・ω・`)」


「そういう事なら心配せんでも良いじゃろう!
学費とかは全てワシが出そう」


「其処までしてもらわなくても〜……」


「良いんじゃよ、その代わりに百代の相手をしてもらえんかのう?」


「う〜ん、良いけど〜……授業中に寝ても良い〜?」


「ええじゃろう、但し体育とかはやってもらうぞい?」


「運動系なら大丈夫〜!でも、住む所がない〜……」


「それなら家で住めば良かろう」


「良いの〜?」


「うむ、可愛い孫が増えると思うと嬉しいわい」


「言っておくけど〜……僕男の子だよ〜?」


「それはモモから聞いておる
男でも孫は可愛いものじゃ!」


「そっか〜……有り難う……(ニコッ)」


「うむ、それなら誰かに案内させよう」


「は〜い!あ、そうだ〜……」


「む? どうしたのじゃ?」


「僕は鉄心さんの家に住むんだよね〜?」


「ふむ、そうじゃな」


「だったら……家族なの……?」


「うむ、お前さんは今から家族じゃな!」


「じゃあ〜……お爺ちゃんって呼んで良い?」


「(ブハッ!?)」


「どうしたの〜?」


いきなり、お爺ちゃんが鼻血を出しました〜
どうしたのかな〜?


「な、何でもないぞい!(これが萌え……!)」


「う〜……?」


「さ、さて……ルー!居るかのう?」


「はい、総代」


「この子が今からワシの家に住むからのう」


「この子がですカ?」


「この子が今朝モモに勝った子じゃ」


「何と!この子でしたカ!」


「初めまして〜布仏本音です〜……宜しく〜」


「ワタシはルー・イー、宜しくネ」


「ルーよ、この子を川神院まで連れてってくれるかのう?」


「分かりました、本音君行こうカ?」


「は〜い!お爺ちゃん、有り難うね〜♪」


「うむ、気にせんで良いぞ!」


「(お爺ちゃん?)」


僕はルーさんと一緒に川神院に行きます〜
どんな所なのか楽しみ〜♪

-7-
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