小説『IS〜インフィニットストラトス―ディケイドの力を宿す者 ―』
作者:黒猫(にじファン)

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こんちは、神谷 士です


突然ですが皆さんは今までで一番緊張したのっていつですかね?


俺も良く覚えてないんですが………今は、



めちゃめちゃ緊張してますっ!!


虚さんと買い物に行くことになった俺


その道中、もちろん俺の隣には虚さんが……


超緊張する……


「士君?」


「はいっ!?」


思わず情けない声出しちまった


「どうしたんすか?」


「いえ、士君は何故私達を誘ってくれたのかしら?」


いや、そんなこと言われても……


「やっぱり大勢の方が楽しいですし……迷惑でしたか?」


「そうじゃないわ……本音はともかく、私とはあまり関わりがなかったでしょう」


ああ、そういうことか……


「実は恥ずかしい話、俺も虚さんと仲良く出来たらな、とか思ってたんで……それで誘ったんすけどね……」


「そ、そう……」


「はい!……着きましたよ」


そんなことを話しているうちにスーパーまでやってきました


ここは新鮮な肉、魚、野菜をできるだけ低価格で売るのを信条にやってる


いやー、実にすばらしい


え?俺の信条?


自分の信条とかモットーは他人には明かさず心の中に秘めておくもの……というのが俺の信条


ちょっと捻くれてるかな?


まぁ、いいや


自動ドアをくぐり、カゴを持つ


「私が持つわよ」


虚さんが手を伸ばす


「いやいや、女の人に荷物持たせるなんて出来ないっすよ……」


「ふふっ……優しいわね」


そうかな?普通じゃね?


じゃあ肉から買いますか


とりあえず売り場まで来ましたが……


「肉は……何がいいんすかね?やっぱり牛?それとも豚?裏とって鳥?」


「うーん。無難に牛肉でいいんじゃないかしら?」


「はーい。虚さんは何肉が好きなんですか?」


「私はあまりお肉は食べないのだけれど……強いて言うなら鶏肉かしら?」


へぇ〜


「まぁ、鳥は食べやすいですよね……じゃあ鶏肉も買いますか」


「……いいの?」


「全然、大丈夫ですよ。さぁ、野菜行きましょう」


そして野菜を買いに行ったのだが……売り場に行く道中


「さぁー魚が安いよ〜!!一匹でも買ってってよ〜!!」


魚売り場で活きのいいおっさんが叫んでいた


「おっ!そこのお二人さん!」


あ、気づかれた……


「俺達っすか?」


「おうよ!魚はどうだい!……それにしてもカップル仲良く買い物たぁ、最近の若いのは進んでるな〜!」


「カ、カップル!?」


虚さんが珍しく声を荒げる


「ったく、肉で精力付けようってか〜!ガハハハハ!!」


うわ〜うぜ〜


「〜〜〜〜〜〜っ!///」


虚さんが顔を真っ赤にして俯いている


「虚さん、俺が野菜買って来るんで虚さんは先にジュース選んできてください。たくさん買うんで色々選んどいてくださいね」


「ええ///分かったわ///」


顔真っ赤やん


そうして魚屋のおっさんにメンチきりながら二手に分かれた




「え〜と。しいたけは入ってるな……こんなもんか」


野菜をあらかたかごに入れた俺はジュース売り場まで行ったのだが……


「へい彼女。一人?」


虚さんが若いにいちゃんに絡まれていた


てか台詞が古い!!


そしてこの展開もなんか古い……すいません


って、俺は誰に謝ってんだ?


何か、懐かしくて涙出てきた……一人?じゃねえよ!


「いえ、男の人と来てますので……」


虚さんも毅然とした態度で言い返すが


「え〜、そんなこと言わないでさ〜遊ぼうよ。そんな奴放っておけよ」


「お断りします」


虚さん、ガードかてぇな……いや、ここで「分かりました」ってなっても困るんだけど


「ごめんね虚ちゃん。待たせた?」


失礼を承知でちゃん呼びでタメ口を利いた


こっちの方が彼氏っぽくていいかなって思ったんだけど……


「なんだよ……本当に彼氏持ちかよ……」


なんか、こいつ近くで見ると……へぼそうだな


気がゴボウみたいに細くて弱そう


ちょっと脅してやるか……


「おい、てめぇ……誰の女に手ぇ出してんだ?ゴラァ」


「ひっ!?」


「もう二度とナンパできねぇ体にしてやろうか……おおう!」


「ひぃ!す、すいませーん!」


そう言ってそいつは走り去った


よえぇ……


「大丈夫ですか?虚さん」


「ええ、助かったわ。ありがとう……それと、さっきの……」


やっぱり不味かった!?


「す、すいません。ちゃんとかタメとかは不味かったっすよね……」


「いえ、そっちじゃなくて……俺の女って……///」


「ああ……それは……ですね……すいません」


すっかり反省モードです。俺


「男の人にそんな風に言われたの初めてだから……ちょ、ちょっと嬉しかったわ///」


「………………」


あれ?可愛いな……


いや、もともと美人な人だとは思ってたけど……可愛いな……


「お、俺でよければまた彼氏役やりますよ?」


そこでニッコリ笑顔で笑った


「〜〜〜〜〜〜っ!///」


ありゃ?また顔が赤いけど大丈夫かな?


「(つ、士君……///お嬢様、簪お嬢様……本音ごめんなさい。参戦させていただくわ……)」


おお。虚さんがなんか決意した顔になってる





その帰り道……


少し、肌寒さを感じるくらいに涼しい日暮れだった


「つ、士君……」


「どうしたんすか?ちょっと寒いですよね」


「ええ………だ、だから……」


「?」


そう言うと虚さんは俺に擦り寄るように体を寄せ……


「う、虚さん!?」


なんと腕を組んできた


「だ、ダメかしら……///」


あ、やば……む、胸が……


この人も楯無さんに負けず劣らずな胸をお持ちの方


当たってます……色々当たってます


「だ、大丈夫、ですよ〜」


へ、平常心だ。へ、平常心……


結局、家に帰っても離してくれず


そうしたまま家に帰ると


「つ、士さん!?」


「なんで!?なにが!?」


セシリアとシャルに続き


「もうやめて……」


「どうすれば……いいんだ……」


鈴とラウラががっくりうなだれ……


「麻耶……一体、何が起こっている」


「私にも分かりません」


千冬姉と山田先生が硬直し


「おねえ……ちゃん」


「虚ちゃん……」


「虚……さん、まで」


本音ちゃん、楯無さん、簪にいたってはメイドの解約書まで持ってきた……


とりあえず肉焼こうぜ



――――――――――――――――――――――後書き――――――――――――――――――――――

初めまして


ではないか……黒猫です^^


さて楽しんでいただけたでしょうか?一応、織斑、神谷家へいらっしゃ〜い編は終わりです

え?中途半端?すいませんすいません

次からは新章です

ディケイドの激情化……だっけ?

悪い奴になる話です

この話色んなサイトで書いてるんですが……どこのサイトでも同じことを要望されてたんですがそれが激情化なんですね

なのでこのアットノベルス先行で激情化

書かせていただきます


まぁ、その前に書きたいシーンが頭の中で出来ているのでそれ書きますけど……

是非、これからもよろしくお願いします

あと、コメントとかもらうとモチベが上がりますので機が向けば励ましや応援のコメントから要望までたくさんのコメントお待ちしてます

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