小説『IS〜インフィニットストラトス―ディケイドの力を宿す者 ―』
作者:黒猫(にじファン)

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前書き

どうも皆さん黒猫です。なんか、「またかよ……」って思われそうで怖いのですがまぁ、前書きです


これからも、ちょいちょい前書きを書くことがあるとは思うのですがそのときはよろしくお願い致します


さて、今回は二つ皆様に言いたいことが一つは……


ありがとうございます!!


皆様の広い心と優しさのお陰で前話にてコメントをお願いした自分の要望を応えていただきました


本当は僕が皆様のご要望にお応えしないといけないのですが……(涙)


あまりにも沢山、コメントをいただいたのでこれからは前書きにてコメ返をさせていただきますのでコメントをしてくださった皆様は是非、この前書きをご覧になってください


では、


影桜様
即興で考えたコントでしたが喜んでいただけたら嬉しいです^^


タツヤ様
この話からは「のほほんさん」の話……というより、生徒会の話ですよ^^


星に願いを様
毎話、本当にありがとうございます
そのテンションが冷めないような話を頑張りますね♪


デーモン赤ペン様
tinamiからなんて……///ありがたい限りです
これからは全てがオリジナルなのでご期待ください


ヒマジソ様
グスッ……僕の体調の心配なんてしていただいてありがとうございます
五回くらい読み返しました
箒、鈴、麻耶ちゃんの話は任せてくださいね♪




コメ返でした


さて二つ目の議題なんですが

前話にてしたセシリアと鈴のコントなんですが自分でもなんかたのしくなっちゃったのでこれからもちょいちょい後書きとして書かせていただきます


ネタはリアルのお笑い芸人さんのネタだったり自分で考えてみたりと色々ですがまぁお楽しみいただけたら嬉しいです



さて、今回はこんなもんですね


あ、そうそう

ISなんかOVAするらしいですよ

しかもそれに伴って二期の噂もたってます


是非、楯無さんまでと言わず簪ちゃんまで言って欲しい!    ←僕、簪推しです


とまぁ、過度の期待は禁物ですね

8巻も結局、新しい文庫に行っても彼は書く気はなさそうですし……新作読みましたが、うーん

て感じでした……面白くはあるんですけどねー


では本編行きましょう!














『IS〜インフィニットストラトス―ディケイドの力を宿す者 ―62話』


「士く〜ん♪」


IS学園は学校のシステムにより秋休みというのが存在する


暦ではもう10月。明後日にはその秋休みが始まる


確か、一週間と三日だっけかな?


ありがて〜


なんて思いながら寮の廊下を歩いているとた楯無さんに抱きつかれた


「な、なんすか!?」


背中に引っ付いた楯無さん


ちょ、胸がすげー柔らかいんだけど


背中越しなのにすげ〜感じる


「楯無さん!?」


「……いい匂い」


「はい?」


声が小さいよ


「な、なんでもないわよっ」


ギュウウウウウウゥゥ!



さらに力を込められる


きたのは痛みではなく心地よい感触


ダメだ〜つの!


「楯無さん?」


なんか、長いな……どうしたんだ


いつもの軽い感じがしないけど……


「どうかしました?」


「い、いや……あの、その……//」


ん?顔赤いし……なんだ?


「(う、ううう〜〜//何を緊張しているの?私は……年下の男の子をちょっと家に来ないか誘うだけじゃない……な、なのに私は……)」


なんか唸ってるし……


「(……………)」


と思ったら今度は急に目を閉じて黙っちゃった


祈祷?



「(よしっ!言うわよっ!頑張れ私!)」


うわっ!びっくりした!急に目開け始めた


「つ、つつつ、つ……ちゅかさくん!!」


あ、噛んだ……


「なんすか?」


「(噛んだ〜〜!!!しまった〜!……お、落ち着くのよ私!す〜は〜す〜は〜)」


「あ、あの……この秋休み。う、家に来ない?」


…………………


「……はい?」


「い、いや、あのね……この秋休みは久しぶりに仕事もなくてゆっくり出来るんだけど、それだとやっぱり寂しいから士くんを誘うことにしたんだけど……どうかしら?」


ああ……そういうことか


「いいですよ……俺もちょうど暇してたんですよ。なんか専用機持ちの皆は用事があって何も予定なかったんすよ」


「本当っ!?」


「はい……なんでよろしくお願いしますね。楯無さん」



「う、うん……詳しいことはまた連絡するわ♪」


はーい











その夜


部屋で音楽を聴いていると


『〜♪〜♪〜♪』


携帯が振動していた


メールだ


送り主は……本音ちゃん?


『つっち〜。まだおきてるヾ(゚0゚*)ノ?よかったら今から生徒会室にこない〜?おいしいおかしもあるよ〜♪(* ̄ー ̄)』


可愛いメールだな


『起きとるよ(*゚ー゚)v折角だしお邪魔しよっかな。すぐ行くな!≡≡≡ヘ(*゚∇゚)ノ』


よし、行くか


部屋着の上から制服だけ羽織って部屋を出た










「お邪魔しま〜す」


重々しい扉を開けて生徒会室に入る



「いらっしゃ〜い」



中には本音ちゃんと


「こんばんは、本音ちゃん。虚さんも」


抱きついてきた本音ちゃんの頭を撫でながら虚さんにも頭を下げる


「いらっしゃい士君。お茶を淹れるわ……座って頂戴」


「どうも。座ろうか本音ちゃん」


「はいさ〜」


ピシッと敬礼した本音ちゃんはやっぱりどこか「へなっ」ってなってて可愛い


「それでどうしたの?」


虚さんに淹れてもらったお茶を啜りながら隣の本音ちゃんに尋ねる


うん、お茶美味い


「うんうん。よくぞ聞いてくれました〜……実はね、かいちょーから今日言われたと思うんだけど楯無家にくるんでしょ〜?」


ああ、そうか


布仏家は仕える身だとか、なんとか


「うん」


「それでね〜、そのお泊り会にはわたしたちも行くのですっ!」


「ええ。お邪魔するわ士君」


本音ちゃんに続いて虚さんも俺の隣に座りながら言った


「あ、そうなんすか……それはいいんですけど、お二人さん?少し近くはありませんか?」


この二人……さっきからなんか近い


嫌じゃないんだけど……実は本音ちゃんは結構胸がある


制服からは分からないしいつも着ぐるみとか着てるから分かりづらいが実は相当のもの


楯無さんと同レベル


さらにそんな本音ちゃんよりもまた大きいのが虚さん


この人も分かりづらいが多分箒並み


「そうよ、本音。少し士君から離れなさい」


「いやいや、お姉ちゃんが離れるべきだよ〜」


「いいえ、私ではなく本音よ」


「ちがうよ〜お姉ちゃんだよ〜」


あの……俺を助けて


















翌日

山田先生にプリントの提出をしたあと廊下を歩いていた


早くお昼食べたいな〜


なんて考えてると



ドンッ!



誰かとぶつかった


俺はよろける程度だったが相手はそうもいかなくて弾かれるようになってしまう


「きゃっ……いたい……」


「うわっすみません!!よそ見してた!大丈夫ですか?」


「う…うん…あ、つ、つか、さ…?」


ん?この声は……


「って簪か!ごめんな、大丈夫?」


「う……うん。だいじょぶ」


「それなら良かった。ホント、ゴメンな……ところで、簪はこれからお昼なのか?」


良く見れば手には弁当箱のようなものが……


「う……うん……つ、つかさっ、も……?」


「ああ。教室戻ってどうにかしようかなって思ってたけど、簪は?」


「えっと……今日は天気も良いし……、て、テラスでおべんと……」


「そういやそうだな。外か、気持ちよさそうだな」


たしかに暖かいにはいるな今日は……


「う、うんっ……気持ちいいと、思う……」


簪もこう言ってるし……よしっ!


「よしっ!俺も簪と一緒にテラスで食うか」



簪「……!」


パァァと花が咲いたよう笑顔を見せる簪


可愛い……


「すまん、先に席取って置いてもらえるか?俺購買でパン買ってくる」


「わかった……!」



簪side-



「(どうしよう……士と、ご飯……食べれれば良いな、なんて思ってたけど…ほんとに、適うなんて……)」

「(やっぱり、今日は……運が向いてるのかな……疑って、ごめんなさい、TVガイドの今日の運勢……)」


テラスのベンチで士を待っている簪は気が気でなかった


暖かい日差しは私には暑いくらい


「つかさ、まだかな……」


ついソワソワしてしまう



「待たせたな」


そのとき、彼の声がした


「お、おかえり……なさい……///」


新婚さん、みたい……///








士side-


「ははは。なんだか照れくさいな」


簪にお帰りなさいとか……俺、もう死んでもいい



「……全然、照れくさそうじゃない……」


「ん?なんか言った?」



「……なにも」


あれ?ツーンってなっちゃった


なんでだ?


「それにしてもさ、それ、簪が作ったのか?」


簪のふともものあたりに置かれた弁当をマジマシと見てしまう



「……う、うん……あの、そんなに見られると、恥ずかしい……」


うわ〜可愛い//



「いやいや、凄いって。前に本で見たんだけどな、盛り付けってやっぱり性格でちゃうんだって」



「……そう、かな……」



「ああ。簪の弁当、すごくキッチリキレイに作ってるからさ。やっぱり女の子なんだなぁ」



「……なんだか、失礼なこと言われてる気がする……」


プクーと頬を膨らませる簪


可愛すぎるんだけど……


「そんなつもりはないって!女の子らしくって、可愛いなってさ」


「……はぅ……///」













「あ、そうそう。簪」


「……どうしたの?」


購買のパンをかじりながら簪に呼びかける


簪は卵焼きを飲み込んでから応えてくれた


「秋休みあるだろう?」


「うん」


「お前ん家行くから」


「ふぇ!?」


ま、そうなるわな


「いや〜楯無さんに誘われちってな……」


「そう、なの……」


「うん。本音ちゃんと虚さんもいて楽しくなりそうだなって」


俺がまたもパンをかじると


「こ、これは……挑戦……?……っ!受けて、立つ」


簪は何かを決意しました


はて?

















後書きというなのコント「結婚式のスピーチ」


セシリア「どうも〜」

鈴「どうも〜。よろしくお願いします」


「あ、燐酸」


「もうそれはいいわよ!」


「今度、祖国の学校でお世話になった友人が結婚しますの」


「へぇ〜」


「わたくし、友人代表のスピーチを任されまして……えっ?」


「なんも言ってないわよ!」


「それを、書いてきたので聞いていただいてもよろしいでしょうか……はぁ!?」


「だから、なんも言ってないわよ!……まぁ、私も友人代表のスピーチ何回か聞いたことあるから聞いててあげるわ」


「本当ですか?では、読みますわね」ゴホン


「うん」


「ええ、このようなおめでたい日に全裸でお許しください……わたくしは」


「ちょっと待ちなさい!」


「なんですか?」


「なんですかじゃないわよ!なんでアンタ裸なの?」


「いや、だからサプライズですわ」


「友人代表が裸のサプライズなんてないわよ!」


「ふふっ、それ本気で言ってますの?」


「本気よっ!冠婚葬祭、舐めんな!」


「分かりましたわ!下は履きます」


「上を着なさい。アンタは……」


「キャサリンさん、ジェームズさん結婚おめでとう」


「いいじゃない」


「馴れない呼び方だとスピーチがうまくいきそうにないのでいつもの呼び方で呼んでもいいかしら?」


「あ、そっちの方が気楽でいいわよね」


「キャサリン、そしてアンパンマン」


「どんな顔してんのよ!……え?なに、ほっぺ赤くなってんの?」


「いや、かじられてますの」


「そっからきてるの!?」


「本日は晴天に恵まれ、足元の悪い中」


「どっちなのよ!……それは当日考えなさい」


「わかりましたわ……わたくしが新郎新婦に出会ったのは今日が初めてではありません」


「当たり前よ!アンタ友人代表でしょうが!」


「中学生の頃、お弁当を忘れたわたくしにそっとパンをくれたこと」


「優しいわねキャサリン」


「体育の時間、体操着を忘れたわたくしにそっとパンをくれたこと」


「何に使ったのよ!体育の時間パン、何に使ったのよ!」


「そして高校に入りわたくしとキャサリンは出会いました」


「出会ってなかったの!?」


「はい」


「じゃあ誰よ!ちょいちょいパンくれてた人は!」


「それはサラですわ」


「サラなの!?そこはカットよカット!」


「高校ではソフトボール部でピッチャーだったキャサリン」


「へぇ〜」


「当時あんなにコントロールがよかったのに、男性のストライクゾーンは広めですわね」


「やかましわ!そんなこと言ったらドン引きよ新郎側」


「これからお二人は人生のパートタイマーとして―――」


「パートナーでしょう!なんで一緒にいる時間、自給発生するのよ!」


「え〜結婚には大事な袋が108つあります」


「多すぎるわ!3つでしょう!……108つは煩悩の数よ」


「あ、3つですか……え〜まず、給料袋」


「そうそう」


「次に、堪忍袋」


「うん」


「そして……コブクロ?」


「お袋」


「あ、お袋……まぁ、なんとなく二人で支えあって―――」


「なんとなくってなによ!」


「遅くなりましたが、只今ご紹介いただきましたセシリア・オルコットと申します」


「遅すぎるわ!もういいぜ」ペシッ


「「どうも、ありがとうございました〜」」ペコッ

-62-
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IS <インフィニット・ストラトス> 第1巻 [Blu-ray]
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