小説『IS〜インフィニットストラトス―ディケイドの力を宿す者 ―』
作者:黒猫(にじファン)

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前書き

黒猫です

とまぁ、皆さん簪回どんだけ楽しみにしてくれてんですか?(笑)


まぁ、俺も簪が一番好きなんで嬉しいですけどね^^


さてと、じゃあウィザードいつ出そう!!


正直、話のネタがヤバイので出そうと思うんですけど


楯無→簪→ウィザードで行くのか、楯無→簪→〜〜〜→ウィザードがいいのか……


できれば、昨日に引き続き回答お願いします


あと、できるだけ毎日投稿を心がけて頑張ってますので応援よろしくお願いします


それでは、楯無回どうぞ!





本編


こんにちは、神谷だよ


なんか、楯無さんに生徒会室に呼ばれました


また、変なことされねぇだろうな……


小さくため息を吐いて歩いているともうそこは生徒会室


「着いたか」


ノックをすると


「入っていいわよ〜」


「失礼しま〜す」


相変わらず重々しい扉を開ける


馬鹿でかいテーブルの玉座に楯無さんは座っていた


「こんちは」


「はい、こんにちは」


俺が挨拶するとにっこり笑顔で返してくれる楯無さん


「で、今日はなんの用ですか?」


この人といると絶対に面倒なことになる


さっさと用件をば


「ぶぅ。用がないと呼んじゃいけないの?」


頬を膨らませて可愛らしく呻く彼女だが……


「失礼しました」


帰ろう


絶対、面倒なことだ


「あ〜〜〜〜!!待って待って!ごめんなさい!手伝って欲しい仕事があるのよぉ!」


もう!泣きつくな〜〜!!


抱きつくな〜!


当てるな〜!


「分かりましたよ、分かりました!やりゃいいんでしょ!やりゃあ!」


もうヤダ


「ありがとう。で、今日やって欲しいのは資料の整理なのよね」


は?


「……それってまさか」


「ん。生徒会のお仕事♪」


「自分でやってくださいよ!」


もっと個人的な用かと思ったら雑用じゃねぇか!


「だって〜!簪ちゃんも虚ちゃんも本音も皆、私のミステリアス・レイディの整備行っちゃったんだも〜ん」


知らねぇよ


「しゃあないですね〜。もう〜。今日だけですよ」


「やった♪今度、何か奢るから!」


はいはい


「で、どれをやれば?」


「ん。これとこれね」


楯無さんに渡された資料は部活の部費徴収の要望と単純な生徒からの要望だ


「やりますか」


「お願いね」


早速作業へ


えっと……剣道部?


あ〜、あのなんか怖い部長の所か


あのエセ占い部長め


なになに?


『会長と神谷君はいいコンビ!だから部費ちょーだい』


はい、嫌です


むしろ、カットしてやる





新聞部


あ、黛さんとこだ


『神谷くんのスペシャルショットあげるから部費ヨロ』


うおおおおおおおおおおい!!


聞いてねぇぞ!


却下だ!却下!


勝手なことしてくれちゃってからに!


次行こう


お次は……


テニス部


おっ!セシリアが入ってるんだっけ?


ふむふむ


なるほど、ボールがね


しゃあない。ここは上げてやろう


次は……


茶道部


あ、ラウラが入ったんじゃなかったか?


しかも顧問、千冬姉だったような……


どれどれ


『着物の帯が高いので少しだけ上げていただけないでしょうか?』


文化祭では美味しいお茶もらったしな……


少しなら……


うん?記入欄にまだあるぞ?


どれどれ


『部費を上げろ   千冬』


了解です!姉上!


「士くん」


「はい」


「なんで敬礼してるの?」


「気にしないでください」






それから少しして


「終わりました」


「ありがと〜。じゃあ、あとは生徒の要望書お願い」


「は〜い」


それでは……


『図書館の本の返却が全体的に遅いです。なんとかして』


返却期限が過ぎたら、自動的に爆発


『もうちょっと休日増やして』


ゆとりリターンズ?


『宿題廃止』


「宿題廃止か……賛成」


「士くん」


「なんにもありません」


だから『殺』って書いた扇子を首元に当てないで


『同人誌出してもいいですか』


えっちぃのはダメだからね!


『人は何かを失わなければ同等の対価を得られないのでしょうか!?』


頑張れ右腕!


ってかさ……


生徒会のやることじゃないだろ……最後の方とか要望とか関係ないし






さらに、一時間後


「終わりました〜」


「ご苦労様〜。紅茶淹れたわよ〜」


おっ!ありがてー


「……美味いです」


「そう?良かったわ」


微笑む楯無さん


「んじゃま、帰りますか……」


「もう?」


「実は、箒とセシリアに飯誘われてるんですよ」


「ふ〜ん。行ってらっしゃい」


あれ?何か、いじけてる?


ツンってなっちゃった


首をかしげながら扉を開けようと手を伸ばすと


「ん?」


「どうしたの?」


「……ないです」


「え?」


「ドア、開かないです」


ガチャガチャ言うだけで、全く動かない


「どれどれ」


楯無さんもドアを開けようとドアノブを回すが動かない


「やっちゃったかな〜」


生徒会室は校舎3階


窓からは降りられないし、ISを使うなんてもってのほかだ


「はぁ〜。皆が帰ってくるまで待ちますか」


「うぇ!?///」


変な声を出す楯無さん


「そ、そんな……(い、今まででも十分緊張してたのに……急にこんな状況なんて……い、いやでもここはチャンスかも!)」


部屋の奥にあるソファに腰を降ろしてぐったりする


すると、楯無さんが隣に座った


「なんか、疲れました」


「あら、肩でも揉んであげましょうか?」


楯無さんが俺の後ろに素早く回りこみ肩を揉み始める


「おっ!気持ちいいです」


「そう?」


凄い楽になるのが分かる


必死にやってくれてるのも


でもさ……


「んっ……ふっん……あ……んう……っ」


あの、そんな声出さないでいただけますか?


変な気になるでしょ!


「気持ち……いいっ……かしらっ……んっ!」


おいおいおいおい


やめろやめろ


「も、もうかなり楽になったんで大丈夫です!」


これ以上はまずい!


身をよじって距離を離す


あれはヤバイな


「楯無さんもしてあげましょうか?」


「あっ、久しぶりにおねが〜い♪」


本当、この人といると年上ってのが嘘みたいなだな


「じゃあ、行きますね」


大きいソファは楯無さんが寝てもまだ余裕がある


そんなソファに横になった楯無さんの腰をゆっくり押していく


「ふぅ……相変わらず気持ちいいわね」


「そりゃ、どうもです」


肩甲骨や色んなところをくまなく丁寧に押していった


「cry……cry……のなんで?理由(わけ)を聞かせて心開いて♪

泣いてないでで笑顔見せてよハニーanytime♪

fry!fiy!away!now!!空高く自由に舞ってみて♪

今見ている景色が全てじゃないんだ♪」


小さく口ずさみながらマッサージを続ける


数分後


「寝ちゃったか……」


気づけば楯無さんが寝てしまった


「ふぅ」


隣に腰掛けて息を吐く


失礼ながら頭を撫でた


「いつも、お疲れ様です」


すると、甘えてくる子猫のように俺の脚に頬を擦り付ける


ったく、本当に


秋の日差しが室内を照らしている









後書き


あんまり楯無さん関係なかったですね


すいません


ってことで前書きでのアンケート?よろしい願いします

-95-
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