小説『俺はとんでもない人に好きになられたかもしれない!』
作者:72マヨ()

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7話「コノ美少女ガ彼ヲ通シテ見ルモノハ彼ニトッテハ失礼デシカナイ」



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翼「丞サイドに戻ります」
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「血の繋がった兄妹って、だってこんな美少女の兄貴がこれって…」


「なに言ってるんだよ。俺は1年の時モテてただろーが」



そう言うと江島が眼鏡を外す。



「た、確かに目元はそっくりだ」


「…うん…。これで兄妹と言われたら納得するしかない」



みんな口々にそう言った。




俺もその事には納得だ。


でも、


「なぁ、江島。こいつが、俺と父さんを重ねてるってどういうことだ?」


「……はぁ。そこから聞いてたのか。お前」


「あぁ。ちょっとこいつが口調荒くなり始めてから聞いてたよ」




俺がそう言うと、江島はそのまま俯いてしまった。


考えてるんだろう。
俺に話すべきことなのか。



「いや、俺に話すべきじゃないと思ってることなら話さなくてもいいけどな」


俺がそう言うと江島は顔を上げて

「いや、俺が悩んでるのは、丞に言うべきか言わざるべきかじゃない」

「…えっ?」

「俺が悩んでるのは、丞がこの話を聞いて正気で居られるか居られないかだ」

「は?」


俺が正気で居られないかも知れない?


「あいつとお前を重ねるのは身内にはとっても分かる。でも、今話しても、丞に失礼なだけだ」

「…」


どんな人だったんだよ。父さん。





「兄ちゃんそれはヒドイ」

「そういう身内だろ。だからばあさんだってお前をよそにやったんだ」




は?



「よそ?」



「…あぁ。俺の父さんは、上園明(かみぞのあきら)って言う」




上園…


こいつは、咲間だし、江島も甲斐田だ。




「明が居なくなってから、ばあちゃんが親権を握ったけど、俺たちが上園家にいちゃかわいそうだって」

「だから、私は咲間家の、兄ちゃんは甲斐田家の養子になった」


養子…。



「そう。養子に出さなきゃ俺たちが生きてけないようなことを明はしたんだ」





それが、明。

それが、こいつが俺と重ねる人物。






「江島。俺に明の話を聞かせてくれないか?」






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翼「はい。こんにちわ!」
丞「ちわ」
江「今日はどうしたんだよ」
翼「実は…」
魁「大変だー!俺たちの出てるこの小説、閲覧数が5000を超えたらしいぜ!」

真「この駄作でよくもまぁ…」
翼「恐いわ!っていうか、魁人!人の台詞とらないでよ!」
魁「あっ、ゴメン」




丞「あっ、そういうえばさ、この物語ってコメディじゃなかった?」
翼「そうだけど…」
丞「今回の話にコメディ要素入ってか?」
翼「あっ…、うーん。しいて言えば、江島がイケメン」
江「おいおい、なんでそこコメディ?おかしいだろ!」


翼「ま、これからまたコメディチックになるからさ!」
江「なんでこんなことになったんだよ」
丞「そうだよね。このページだけ見たら人間ドラマっぽいよ?」
翼「しょうがないじゃん!江島が勝手にカミングアウトしたから!」
真「えっ、翼も知らなかったわけ?」
翼「俺が知るわけないじゃん!」


真・江「…………」


江「それは申し訳ない。物語引っかき回してすんません」




翼「いや、それは別にいいんだ。というか、明が何をしたか俺にも教えてよ。俺も書けないし」
江「それも知らないのかよ!!!!!!!!」



翼「とまぁ、キャラも作者もグチャグチャな物語ですがこれからもよろしくお願いしますね!」





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