小説『ボーンシルヴィアの罪』
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独立歩兵大隊『最後の罪人?ウルティモ・クリミナル?。
大隊長はドレーク=アルフレッド=アイゼンハワー。つまり、僕だ。

白兵戦、銃撃戦、隠密行動、防衛戦、殲滅戦。あらゆる戦闘行動に精通し、殊『戦闘』という分野において異常な程特化した大隊。それが『最後の罪人?ウルティモ・クリミナル?だ。

その強大な戦闘力はそれぞれの分野に特化したプロフェッショナル達が数多く在籍する事に起因する。
『最後の罪人?ウルティモ・クリミナル?の将校達は皆、大隊を根幹から支えるプロフェッショナル達だ。

僕は『最後の罪人?ウルティモ・クリミナル?の駐屯地にアルボラを選んだ。
 

アルボラは王都カサンドラの西方に位置し、大隊が駐屯するまでは広大な原風景が広がる寒村で、特産品は農産物という特に特徴のない村だった。しかし、大隊が駐屯してからは村の様子は見事に様変わりした。
 
アルボラに滞在する兵士達のための商店や娯楽施設、酒場が次々とオープンし、特に特徴のない寒村に活気が生まれた。また、アルボラで商売をするために数多くの商人たちがアルボラに移住する事で人口も爆発的に増加。また、兵士達を専門に相手をする売春婦たちも数多くアルボラに移住した事で原風景が広がる寒村は活気と色気で包まれた。

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