小説『鬼畜の宴』
作者:ウィンダム()

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X氏は語り出す。

  今からお話しすることは、以前私が会った或る被害者の体験です。
  仮にその人をQさんとしておきますが、Qさんの場合も例によって例のごとく、
  その始まりは周囲の態度変化から始まりす。
  で、この態度変化についてはネット上の集団ストーカー工作員あたりが、
  口をそろえたようにこぞって

     『それは妄想だ、統合失調の始まりだ、さっさと病院へいけ!』

  と嘲笑してきます。
  まぁ、こういった妨害はさておき、周囲の態度変化については、
  その裏で行われる『風評流布』で説明できることです。
  実際に多くの被害者がこうした自分に対する『悪い噂』『聞くに堪えない噂』が流れているということを
  教えられたりしています。
  問題はこの『噂』について。
  どのような『噂』が流布されるかは直接耳にしないとなんとも言えませんが、しかし、
  この『噂』が流布される場所を考えると、それは『近隣』であり『職場』なわけです。
  そしてその態度を変化を見せるのもこうした『近隣』や『職場』の人、つまり『大人』なわけです。
  こうした周囲の『大人』はそれなりに社会経験も積んでいるわけですし、
  常識的なことだけではなく世の中の実態や裏面もある程度は知っている。
  ようするに自分で思考し判断できるわけです。
  が、こういう『大人』がいとも簡単に或る『噂』で感化されていく。
  それが証拠に周囲の態度変化をよく考えれば、それは『鵜の目鷹の目』のような態度、
  余所余所しい態度、『疑惑の目』で見るような態度、さらには『反感』や『敵意』といった
  態度すら見せる。
  これらは明らかに『周囲の大人』たちが流布される『噂』を真に受けているからこそ
  見せる態度と言えます。
  すると次のことが見えてきます。

  (1)周囲に流布される『噂』は、その内容が真実味を持った巧妙な捏造内容となっていること。

  (2)『噂の流布』は『或る巧妙な方法』で行われるということです。

  つまり簡単に言えば、周囲の態度変化は『噂を使った感化洗脳』であるということです。

私はX氏の話にいたく感心する。
なるほど、周囲の態度変化が一種の感化洗脳の結果であり、そしてそれは『噂』を持って行われる・・・か。
あの女医に聞かせたらどう反論するだろうか?
こんなとを考えているとX氏はショルダーバックからファイルを取り出しテーブルに置く。

  このファイルには、『噂』が『心理戦』の技法であることを示す文書があります。
  どうぞ、ご覧になってください。

私は興味を感じるとそのファイルを手にする。
すると米軍マニュアル『FM−33−1−1』という文字が目に入る。

  ほほう・・・、米軍のマニュアルね、どこで入手しましたか?

するとX氏は、或る特集記事の切り抜きだという。
私はさっそく目を通すと、記事は軍事関連の専門誌からのコピーであることが判った。

資料を一読した私は感心する、なるほど、確かに『噂』は心理戦の一環として利用されるらしい。

  で、この米軍マニュアル『FM−33−1−1』を一読されて、
  なぜこれが集団ストーカーの『噂』と関係があると考えますか?

X氏はニコリと笑みを浮かべながら丁重な説明をしていく。

  『噂』というものが『心理戦』のひとつとして確立されているならば、
  当然そのノウハウも確立されていることになります。
  現にこの資料が示す通り、『噂』を効果的に流布するための基本的なテクニックが示されています。
  効果的に流布するとは要するに周囲の人々に或る噂を信じ込ませていく吹聴の方法というこです。
  資料にはこう書かれています。
  噂には三つの要素があり、それは、

   (1)噂の発信言

   (2)噂そのもの

   (3)噂の受信者

  であり、この三つの要素を考慮して『噂』を流布するとされています。
  そしてそれぞれ三つの要素を、


   (1)噂の発信源
     心理戦対象者に影響力と信用のある人物が噂の発信源でなければならない。

   (2)噂そのもの
     噂の内容が信頼できるものでなければならない

   (3)噂の受信者
     噂を聞いた人はそれを他人に伝える伝達者になる。
     噂は聞いた人がすぐに記憶できるぐらいに短いものでなければならない。

  と説明されています。
  ここでちょっと頭を切り替えてみます。

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