小説『鬼畜の宴』
作者:ウィンダム()

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笑いながらX氏は続ける。

  『ガスライティング』が法的に規制できないなら、
  その手口を余すところなく暴き天下に晒したとしても法的に規制できないわけです。
  このことから『ガスライティング』は、

    ★『ガスライティング』の手口は安心してその悉くを暴いて天下に晒すことができる

    ★『ガスライティング』の手口暴露は誰にも規制できない

  わけです。
  実際私は今までそうしてきたしこれからもそうし続けていきますよ。
  集団ストーカーの鬼畜どもは、こうして自分たちの手口の悉くが暴かれ晒されていくことを、
  指をくわえて見ているしかないわけですよ。

私は感心しながらX氏の話を聞き続ける。
どうやら『ガスライティング』は両刃の剣のようだ。
『ガスライティング』は、それを仕掛ける者を規制できないと同時にその手口を暴いて世間に晒す者を規制できない。

しかし、まだ問題は残る。
それはあからさまに集団ストーカーの嫌疑をかけられている団体についてだ。
このような団体はいくつかあるが、その中でも某会に対する嫌疑は群を抜いている。

  なるほど、Xさんのお話から『ガスライティング』に限界があり、
  そして両刃の剣となりうることも判りました。
  しかし、ネット上に溢れる集団ストーカー情報、特にその嫌疑をかけられている団体、
  例えば某会などがその典型的な例ですが、こうした集団ストーカーの嫌疑をかけられた団体が、
  名誉棄損等の法的な手段で訴えてきた場合についてはどうでしょう?

するとX氏はまたもニヤリと笑い、

  その場合ですか?
  たぶん、というより100%の確率で法的手段で訴えてはこないでしょうね。

  ほう・・・、それはなぜ?

  先にもご説明しましたが、もし、そう、例えば某会が集団ストーカーの嫌疑に対して、
  法的手段に訴えた場合、その時は集団ストーカーを示す音声・映像等が証拠として
  法廷の場に山と積まれていく。 
  そして『集団ストーカー』という文言と、それらに関する質疑が裁判記録に残されることになります。
  つまり公的な記録として『集団ストーカー』に関する一切が公文書に残されていく。
  もし、集団ストーカー嫌疑に対して訴訟をお越しそれが名誉棄損に当たるならば、
  少なくともそれを持って裁判所は集団ストーカーを認知することになっていく。
  裁判所が集団ストーカーを認知すれば、今度はザル法『ストーカー行為等の規制等に関する法律』が、
  実態にそぐわないものとして見直しを迫られることになる。
  また、裁判所が集団ストーカーを認知しないまでも、
  言葉としての『集団ストーカー』を認知することになる。
  となれば社会に対する『集団ストーカー』への認知へとつながっていく。
  どっちに転んだとしても『集団ストーカー』というものが表に出てこざるを得なくなるわけです。
  こんなことは集団ストーカーを『妄想の産物』にしておきたい者にとっては避けたいことでしょう。
  となれば取る手は一つ・・・。

  ふむ、それは?

X氏はニヤリと笑

  完全なる無視黙殺による沈黙です。

  ふふん、なるほど。

X氏の説明に一理ある。
ネット上に溢れる露骨な集団ストーカー嫌疑に対して、嫌疑をかけられた側はウンでもなければスンでもない。
完全なる無視黙殺による沈黙状態の不可解さは、これが理由かもしれない。
普段、何かと言えば訴訟を起こす某会も、それが集団ストーカー疑惑になると完全なるダンマリ状態だ。
何を言われようが書かれようが反論ひとつしてこない。
言われっぱなし書かれっぱなしのままダンマリを決め込んでいる在り方はどう説明すればいいのか?
集団ストーカー疑惑に対して迂闊に法的手段を取れば『藪蛇』になるからだろうか?

  確かにXさんのご指摘通り、ネット上で指摘される数々の集団ストーカー疑惑に関して、
  その嫌疑をかけられた団体がとるダンマリ姿勢はどこか不自然ですね。

  その通り、これは不自然なあり方です。
  これは集団ストーカーがその存在を国民大衆の耳目に知られてはならないためだからでしょう、
  でなければ、このような不自然な沈黙は起こりえない。
  また、テレビも新聞も週刊誌も、およそ全てのマスコミ関係が一切触れない、
  警察も白書に集団ストーカー被害を載せることはない。
  こうした沈黙から集団ストーカーが『権力』から守られ秘匿された犯罪組織であることを
  物語ることになります。
  たぶん、この国では『ガスライティング』を犯罪手口として司法は認知しないでしょう。
  ということは今後も『ガスライティング』を使った組織的人権侵害の被害が続いていくことになる。
  ですが、それは同時にこれからも『ガスライティング』の手口を暴きその悉くを天下に晒し、
  多くの国民大衆の耳目に知られるところにしてしまっても、『誰』からも文句は言われないわけです。
  私はこれからも堂々と『ガスライティング』をひとつの犯罪手口として、
  そのやり口を天下に晒し続けていきますよ。

私はX氏の話から、どうやらX氏は確信者的なスタンスでいることが判ってくる。

  さて、今までの話を整理すると集団ストーカーには限界があり、それは、

    ★集団ストーカーは個人を攻撃できても組織を攻撃できない

    ★『ガスライティング』はそれを知らない者に最大の破壊的効果をもたらす。

    ★『ガスライティング』はその手口を知られてしまうと効果は撃滅する。

    ★『ガスライティング』が規制できないなら、その手口暴露も規制できない

  ということです。
  『ガスライティング』の破壊的効果を無力化するためにはその手口の悉くを暴いて天下に晒すことです。
  そこで、今からこの『ガスライティング』を応用したものと言える、
  派生的な手口の数々を説明していきます。
  連中の手口は片っ端から暴いて天下に晒す。
  そうすれば連中は既に知れ渡った手口を使っていくしかなくなるわけですから。
  それは連中自らが手口の実在を実証させていくようなものてす。

X氏は『ガスライティング』の派生的な手口に関して説明していく。

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