小説『鬼畜の宴』
作者:ウィンダム()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

  ええ、ありますよ、これは過去の話ですが、ある政党の関係者、もちろんその時点においては、
  その人物は現役の議員、しかも単なる平議員などではなく、党首かそれに次ぐ高位の議員で、
  それが或る特殊な問題を解決するため暴力団の組長を紹介されたという。
  ここで問題なのは、その組長を紹介した人物がなんであるか、ということです、誰だと思います?
  信じがたいことですが、なんと元警視総監だという。
  私はこの話を聞いたとき『ヤクザ』の一掃など金輪際できっこないと確信しましたよ。
  それに、暴力団を利用しない云々のスローガンなど、その本音は、

   『ヤクザ』の利用はあくまでも特権階級に限定されたものである。
   従って、お前ら下々の国民が手を出すべきものじゃない、解ったか!

  ということなんだとね。

X氏の話は私も知っている、なるほど、こうした材料から考えるならばX氏の見解には一理あることになる。
確かに『広域カルト組織』は長年にわたって保守政党の政治的補完物となってきた一面がある。
だからこそ『広域カルト組織』は、その犯罪的体質や反社会的活動を不問にされ法人格剥奪を免れながら、
一種の『特別扱い』を受けてきたと言えよう。
また、この『広域カルト組織』と『闇社会』との関係も、こうした支配階層の補完物という図式を背景にしたとき理解しやすくなってくる。

 しかし、ここでも疑問は浮上してきます。

唐突に疑問提示するX氏に

 ん、疑問? それはどのような?

  それは集団ストーカー、つまり『ガスライティング』を駆使する破壊的ハラスメントテクニックが、
  いつごろから支配層に利用された来たのか? という疑問です。
  そしてそれは同時に『ガスライティング』なるテクニックが、『いつ』、『誰に』によって、
  日本国内に持ち込まれてきたのか?
  という疑問です。

  ははあ、すると集団ストーカー、つまり『ガスライティング』が外国から持ち込まれた、ということですか。

  その通り、これらは外国から持ち込まれたものと観てまず間違いないでしょう。
  『個人』または『組織』を通して『ガスライティング』という犯罪テクニックが国内に持ち込まれ、
  そしてそれが『支配階層の秘密の暴力装置のひとつ』として長年にわたって利用されてきた。
  ですからネット上で噴出し始めた集団ストーカー問題は、実際は何十年も前から密かに行われてきたことが、
  インターネットの普及と浸透で一気に表面化露呈したと観るべきでしょう。
  そもそも『ガスライティング』というテクニックをよくよく考えてみれば判りますが、
  こうしたテクニックは庶民を相手にするものというよりは、上層社会の『権力闘争』的な場合に利用されるもの、
  と観た方が妥当でしょう。
  いかに政敵を失脚させるか、あるいは政治生命や社会的生命を断つか、嗅ぎまわるジャーナリストをいかに始末するか。
  こうした権謀術数が渦巻く伏魔殿的な世界にこそ利用されるもののように思えます。
  ところがある時点から、このようなテクニックが一般庶民に対して使われ始めた。
  そのひとつがリストラ目的であり、いまひとつが『広域カルト組織』の組織的嫌がらせのために利用され始めた。
  特に『広域カルト組織』による野放図的な利用が多くの被害者ら発生させていった。
  そしてその被害者、私も含めて、多くの被害体験者がその手口をネット上で告発しだした・・・。
  それがネット上での集団ストーカー被害情報の氾濫ではないかと、私は観ています。
  こうして観ていくと、集団ストーカーは国民大衆の耳目から巧妙に隠蔽されてきたひとつの謀略、
あるいは陰謀と考えてもいいと思います。
  事実、権力が国民大衆の耳目から隠蔽してきた謀略的活動というものが実在しているわけです。

  それはどのような?

  その代表的な例として、アメリカで秘密裏に開発されさらに被験者を使って実験された洗脳技術である『MKウルトラ』、
  そしてFBIが開発したとされる対コミュニズム戦略の『コインテルプロ』というオベーション。
  これらはまさに権力の陰謀と言っていい。

X氏は『MKウルトラ』や『コインテルプロ』に言及していく。

-54-
Copyright ©ウィンダム All Rights Reserved 
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える