小説『鬼畜の宴』
作者:ウィンダム()

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既に広域カルトの警察浸透が指摘されて久しい。
X氏の指摘通り、巡査長だの巡査だの一平卒に留まっているとは到底考えらない。
  
  かなり高位の階級にまで浸透してきていると診た方が妥当でしょう。
  では具体的にどの階級にまで浸透しているのか?
  警視であれば、警察本部の参事官、中小規模警察署の署長、県警察本部の課長など 
  その他:副署長・次席、警察本部の管理官、調査官、警察署の刑事官、地域官などとある通り、警察署長クラスになる。
  つまり警察署が広域カルト組織のメンバーによってその指揮権が掌握されてしまうわけです。
  ということはその地域一帯に関する警察権力の行使が可能となってしまう。
  警視正はどうでしょうか? 
  この場合、警察庁理事官、警視庁課長、県警察本部の部長級、大規模警察署の署長級とあるように、
  大規模警察署の署長クラスです。
  そして警視監ともなれば、警察庁次長、警察庁各局長、警視庁副総監、管区警察局長、
  道・府・大規模県警察本部長、警察大学校長などとあるように道府県の警察をの指揮権を掌握するポジションです。
  もし、広域カルト組織のメンバーがこの階級にあるならば、北海道や各県警察の指揮権を掌握してしまうことになる。
  たとえば神奈川県警察署の署長が実は広域カルト組織のメンバーであるということになり、
  カルトの警察署長によって神奈川県全体の警察を動かせることになるわけです。
  こうして考えれば警察組織へのカルトの浸透がいかに問題かがわかるでしょう。
  にも拘らず、この国のマスコミはこの問題に何も触れない。
  マスコミが触れなければ殆どの国民大衆は何も知らないまま危うい事態が静かに進行していくことになる。
  そしてこうした図式から、警察庁の生活安全局を頂点とする隷下の各生活安全課というものを考えた場合、
  集団ストーカーが警察とカルトの合作と言うことになってくる。
  少なくともそうした事態を放置していれば、これはカルトの浸透を許した警察の問題でもあります。
  こうして観ていくと、広域カルトは『警察権力』を使って自分たちの悪事を暴く者や、
  反社会的体質を批判したり糾弾する者を『気に食わない相手』として弾圧する下地が整いつつあると言えるわけです。
  集団ストーカーはターゲットを巧妙に『防犯上の要警戒対象人物』にしてあげていくノウハウがあるわけだから、
  こうした策謀的な手口でいつでも『邪魔な人間』を『犯罪者』に仕立て上げ警察権力で逮捕し、
  社会的抹殺を図ることができるでしょう。
  そうした考え方からいけば全ては広域カルトの仕業に思えてくるのも無理はありません。
  次に私はそれならリストラストーカーはどう説明するか?
  と尋ねたところ、

   『そんなのきっとその会社にいる広域カルト組織メンバーの仕業だろう』

  なるほど、それならリストラでも広域カルトでもない、まってく心当たりのない場合はどう説明する?

   『どこかで、広域カルトに嫌われたんだろう』

  ならば海外のギャングストーカーはどう説明するか? 
  と訊くと、
 
   『そんなの簡単さ、広域カルトは海外組織を持っているじゃないか、そいつらがやってるんだ』

  しかし、海外のギャングストーカーが広域カルトの仕業と見做すならば、
  その時点で日本と言う国家による諸外国に対する『侵犯』とみなされてしまう。
  海外のギャングストーカーも国内の集団ストーカー同様に警察車両が付け回すわけです。
  ならば広域カルトは外国政府の指揮下にある警察まで動かしているという説明になってくる。
  そんなことはありえない話です。
  もしそうだとすれば、そうしたあり方を外国政府が黙って観ているはずがない。
  日本による一種の間接侵略と見做され大変な国際問題になってしまう。
  その大学生はそうした理解ができないらしく自分が何を言っているのかさえ、よくわかっていないようでしたよ。
  さらにその学生さんに、ガスライティングをどう説明する?
  と訊くと、

   『広域カルトが編み出したんだ』

  と言う。
  そこで語源に触れると、

   『そんなこと問題になんの関係もない』

  と思考停止になる。
  ともかく、自分の組み立てた集団ストーカー世界観に、少しでもそぐわないものは片っ端から虚偽と決めつけ、
  碌に考えようともせず、こうした異なる見解を口にするものは全て『工作員』のレッテルを張り付けてくる。
  こうした手合いは問題を引っ掻き回して混乱させていくだけですね。

とため息交じりに話す。
どこの世界にもそうした手合いはいるものだ。
自分の知識不足や浅はかな思考を棚に上げて自分の世界観だけが正しいと信じこんでいく。
そしてこのような思考態度がカルトとなにも変わらないことに気が付かない。

  なんども言いますが、いろいろな情報や様々な角度から集団ストーカーを捉えるとき、
  『集団ストーカー=広域カルト組織』という図式では到底説明しきれなくなってくる。
  正しくは、広域カルト組織は集団ストーカーというジグゾーパズルの全体像を構成する一部であるということです。
  つまりこれを数式表現すると、

    集団ストーカー=F(X、Y、Z)

  という多元関数となる。
  決して、

    集団ストーカー=F(X) X=広域カルト組織

  という単純な関数などではないのです。


    集団ストーカー=F(X、Y、Z、U、V、W)

            X=権力 Y=警察 Z=外国 U=広域カルト

  とならざるを得ないのです。

  なるほど、集団ストーカーは構造的な権力犯罪、ということでしょうね。

  その通りです。


  ところで、集団ストーカーには広域カルトの他に何が関わっていると思いますか?


私の問いにX氏は語りだす。

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