小説『ハイスクールD×D 世界に終末を与えた者』
作者:arisu()

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第五話 イカレ神父、登場!



ドライグを話せるようにしてから数日後の放課後、俺は久しぶりにオカ研に顔を出すために来ていた。



パンッ!



乾いた音が聞こえたので中に入ると、リアスが一誠の頬をビンタしていた。



「今後、教会には絶対近づいては駄目よ。わかったわね、イッセー」



「それと、教会の関係者や悪魔祓い(エクソシスト)とは仇敵同士なんだからかかわっては駄目よ。いいこと?」



「は、はい」



「イッセー今度は何をやらかしたんだ?教会にでも遊びに行ったのか?」



「えぇ、そうよ。ところで、リンはいつからいたの?」



「イッセーがビンタくらうあたりかな?」



「あらあら、リン君こんにちは」



朱乃がいつのまにか後ろに立っていた。



「こんにちは、朱乃さん」



「部長、大公からはぐれ悪魔の討伐が来てますは」







とある廃屋



「イッセー、これから悪魔の戦い方を教えてあげる」



廃屋の前でリアスがイッセーに話していた。



今回の討伐ははぐれ悪魔三体、確か名前はバイザー、ランド、パーピルだったかな〜すぐに終わらせてもいいんだけどね、イッセーに教えるために俺は見学だな。



「不味そうな臭いがするぞ?でも美味そうな臭いもするぞ?甘いのかな?苦いのかな?」

 
 
 「血が欲しいぞ」



 「私と戦え・・・キーヒヒヒヒヒ」



 「これはまた、図体のでかい悪魔ですね?そんなこと言っていると私がお相手しよう。
 リアス、こっちの二つは任せろ」



 急に、話し方が変わった?それに、なんだか恐怖を感じるは。



 「えぇ、わかったわ。私たちは、バイザーをやるわ」



 



 廃屋の別の場所



 「君たちには、消えてもらうよ?」



 「その程度の魔力で、何ができる?小僧」



 「力量差のわからん奴に用はないよ?」



 ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!



 地響きのような轟音があたりからしはじめた。ビシビシと音を立てながら床や窓ガラスが欠けていく。



 「な、なんだこの魔力量は!?魔王の魔力を優に超えているではないか!?」



 「消えてくれ・・・」



 低い声で言った瞬間燐龍の足元から影が浮かび上がり龍を形作っていく。



 「喰われろ・・・」



 「「や、やめてくれれれーーーーーーー」」



 龍の影が二人を丸呑みにした。



 

 「こっちは終わったけど?」



 「あら、こっちも今終わったとこよ」



 俺は、はぐれ悪魔を倒してリアスたちの元へ戻ってきていた。





 自宅



 今は、はぐれ悪魔討伐を終えて自宅に帰って来て居るのだが・・・



 「あの〜、朱乃さん。何故俺に付いてきたんですか?」



 「私、燐龍君を初めて見たときから気になってましたの」



 「ふむふむ。それで、どうしてうちに付いてきたんですか?」



 「リアスに行ったら『リンの監視もかねて同居してはどうかしら?』って言ったから、同居させてください」



 「なるほどな。まあ、いいけど俺眷属と別で暮らしてるから一人なんだけど・・・それでも大丈夫かい?」



 そう、俺ら煌桜眷属は皆バラバラで暮らしているのだ。



 「かまいませんわ」



 なんだか喜んで見えるな〜〜〜



 その後、晩御飯を食って、風呂入って寝た。





翌日は部活にもいかず家に帰り寝ていたら夜に朱乃に起こされた。



理由はイッセーが依頼先ではぐれ悪魔祓いと接触したらしい。



よく巻き込まれるな。



「じゃあ、先にイッセーのとこ行ってくるは」



「えぇ、よろしくお願いしますわ」





イッセーが依頼で来ているはずの家の前に俺はいる。



「やあやあ、はぐれ悪魔祓いさん。楽しもうじゃないか!」



「あんたなんなんですか!このクソ悪魔君の仲間か何かですか?あなたも一緒にお陀仏
してくださいよ!」



パンパンッ!



「話してる最中に撃ってんじゃねーぞ!?あぁん!?」

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