小説『未完結作品のオリキャラがリリカルな世界に転生しちまったよ・・・』
作者:DFGNEXT()

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今回はサウンドステージ編。
だがしかし作者は聞いたことがないです・・・。

でもフォルを地球に連れてたかったので
ネットの情報や他者様のものを参考に書いてみることにしました。

ではどうぞ!!


第一章「Cross of StrikerS」

第十話「ようこそ地球へ」


今日も六課でシグナム師匠と稽古をしていた。
他にも六課のメンバーの個別訓練に参加させてもらった。
ちなみにライトニングのほうである。

そういうことをしていると、六課にロストロギアを探すという依頼が来た。
しかもそこは管理外世界らしい。

「ふ〜ん、一応俺も行くのか・・・。場所は・・・ずいぶんと懐かしい名前だな」

データを見て俺は少し笑みを浮かべる。
そうかあそこか・・・。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

準備をして屋上へリポートに向かうと、そこには前線メンバーの全員、
それにシャマルさんとリインさんもいた。

「あれ?あんたも一緒に行くの?」

ティアナさんがそう言う。
まあ確かにそう思われるよな。

「はい、俺もこれに参加するよう命令されてます」

「そう、わかったわ」

ティアナさんがそういった後はやてさんが話し始める。

「部隊はグリフィス君が指揮を取って、ザフィーラがしっかり留守を守ってくれる」

「詳細不明とはいえ、ロストロギア相手だし、主要メンバーは全員で出撃って事で」

「主要メンバー+フォル君だけどね」

「それにしても行き先が、何とも懐かしい場所じゃないか」

「行き先、どこなんですか?」

「第九十七管理外世界、現地惑星名称、地球」

その言葉に、フォワード陣は全員声を上げる。

「その星の、小さな島国の海鳴市。ロストロギアはそこに出現したそうや」

はやてさんがそういう。

「地球って、フェイトさんが昔住んでた・・・」

「うん、私とはやて隊長はそこの生まれ」

「そうや」

なのはさんとはやてさんがそう答える。
てっきりスバルさんもそうかと思ったけど
以前聴いた話ではあくまでご先祖様がそうらしい。

「向こうに帰るの、久しぶり」

「まあ、ある程度の広域捜査になるから、司令部も必要やしな」

「つー事で出発だ準備はいいか」

「「「「「はい!」」」」」

俺とフォワードメンバーが元気よくそう返事をする。

「では、出発♪」

こうして俺は故郷と同じ名前、地球へと向かった。


「丁度この間皆の故郷の話をしたばっかりで、何か不思議なタイミングですね」

確かに・・・俺は本当のことは話してないけど。

「あっはは、ホント」

「えっと、第九十七管理外世界、文化レベルB、魔法文化無し、
 次元移動手段無し・・・って、魔法文化無いの!?」

「ないよ?うちのお父さんも魔力ゼロだし」

スバルさんがそう答える。
確かさっき言ったご先祖様の血を引くのはゲンヤさんだっけな。

「スバルさん、お母さん似なんですよね」

「うん!」

「いや、何でそんな世界からなのはさんとか八神部隊長みたいなオーバーSランク魔導師が・・・・・・」

「突然変異というか、たまたま〜な感じかな」

「あ、すみません!」

「ええよ、別に」

「私もはやて隊長も魔法と出会ったのは偶然だしね」

「なあ?」

「「「「へ〜」」」」

フォワード陣が驚いてるな。
まあ俺は知ってるけど・・・。

そこにシャマルさんがやってきた。
リインさんに洋服を渡す。

ん?フォワード陣がなんかざわついてるな。

「どうかしました?」

「何か、普通の人のサイズだなって」

あぁそういうこと。
俺はデバイスマイスターとして見せてもらってるから知ってるけど。

「あ、フォワード陣には見せた事無かったですね」

「「「「?????」」」」

フォワード陣は首を傾げている。

「システムスイッチ。アウトフレームフルサイズ!」

「「「「あああっ!?」」」」

リインさんの言葉と共に、リインさんの身体は
9歳児と同じくらいの大きさになった。

「向こうの世界には、リインサイズの人間も、ふわふわ飛んでる人間もいねーからな」

「・・・あの、一応ミッドにもいないと思います」

そういや古代ベルカのユニゾンデバイスくらいしかいないか。
文献でしか聞いたことないけど。

「リイン曹長、そのサイズでいた方が便利じゃないですか?」

「こっちの姿は、燃費と魔力効率があまり良くないですよ〜。
 コンパクトサイズで飛んでる方が楽ちんなんです」

確かにこの状態はなんとも非効率だ。
俺もシャーリーさんやアテンザさんと一緒に考えてはいるが
設備的に後3、4年は良くするにはかかりそうだ。

さて皆がそんな会話をしていると・・・。

「八神部隊長、そろそろ」

「うん。ほんならなのは隊長、フェイト隊長、私と副隊長はちょう寄るところがあるから」

「うん。先に現地入りしとくね」

「「「「「お疲れ様です」」」」」



「はい、到着です!」

本部の転送ポートを抜けるとそこはまるで湖のコテージだ。
いや実際そうなんだろうけど。

それにしても・・・違う世界なんだけど。
空気がなんか懐かしいな・・・。

「はあ・・・・・・・・・」

「ここが・・・・・・」

「なのはさん達の・・・・・・」

「故郷・・・・・・」

「そうだよ」

「うふふ、ミッドとほとんど変わらないでしょ?」

言われたスバルさん達は周囲を見回し、

「空は青いし、太陽も一つだし……」

「山と、水と、自然の匂いもそっくりです!」

「湖、綺麗です」

「うん」

「というか・・・ここは具体的にはどこでしょう?何か、湖畔のコテージって感じですが」

「現地の住人の方がお持ちの別荘なんです。捜査員待機所としての使用を、快く許諾していただけたですよ」

マジか!こんなの帰る金持ちの知り合いが!?
・・・やばい前世の堅児の家思い出しちまったよ・・・。
あの家亡くなった父親が有名な人でかなりの豪邸だったからな

「現地の方・・・」

スバルさん達が不思議に思っていると、遠くから自動車が走ってきた。

「自動車?こっちの世界にもあるんだ」

ここを石器時代か何かと勘違いしてませんか?
大抵の世界に自動車はありますよ。

車が止まり、ドアが開くと、中から短髪で金髪の人物が出てきた。

「なのはっ!フェイトっ!」

「アリサちゃん!」

「アリサ」

なのはさんとフェイトさんがアリサさんと握手をする。

「何よもう。ご無沙汰だったじゃない」

「あはは、ゴメンゴメン」

「色々忙しくて」

「あたしだって忙しいわよ?大学生なんだから」

「アリサさん!こんにちはです!」

「リイン、久しぶり!」

「はいですぅ〜♪」

「紹介するね。私となのは、はやての友達で、幼馴染」

「アリサ・バニングスです。よろしく」

「「「「「よろしくお願いします!」」」」」

「うん。あ、そういえばはやて達は?」

「別行動です。違う転送ポートから来るはずですので」

「多分、すずかのところに」


三人称Side


そちらは猫屋敷と言っても過言ではない程の猫が飼われている屋敷。
大勢の猫がニャーニャー鳴いていた。
そんな中、光と共にはやて達が現れた。

「ん〜?あ、ごめんな、にゃんこ達〜」

「猫ちゃん。お久しぶり」

はやて達が猫と挨拶をしていると、

「はやてちゃ〜ん!」

遠くから一人の女性の声が聞こえてきた。

「すずかちゃん!」

紫色の長い髪。
月村すずかがはやて達のところに近づいてきた。

「久しぶりや。すずかちゃん、元気やったか?」

「うん、元気元気!」

「いつもメールありがとうな、あとにゃんこ達の写真も」

「ううん。はやてちゃんこそ、ありがとう。いつも気をつかってくれて」

「あ〜もう、そんなん。お家の庭を転送先に使わせてもらってるんやし」

会話を終えるとすずかはヴォルケンリッター達の方を見る。

「皆さんも、久しぶりです」

「ご無沙汰しています」

「お久しぶりです」

ヴィータもこの時ばかりは丁寧な言葉遣いだ。

「すずかちゃん。ますます美人さんに♪」

「あはは、ありがとうございます。・・・・・・お仕事だからあまりゆっくりはできないんだよね」

「ん〜、そうなんよ。まあ、無くし物探しなんやけどね」

「頑張って。時間あるようならご飯とか、一緒に食べよ?」

「ふっ、きっと」

「車を使うよね?今ガレージから出してくるから」

「あ、私も一緒に行く。ほんなら皆」

「おう。いってらっしゃい」

「入り口の方に回っています」

「「は〜い」」

そうして、二人はガレージに向かった。

「今日はアリサちゃんとお出かけの約束だったから、途中まで一緒に行ってもいいかな」

「ふふっ、もちろん!」


三人称Side end


「さて、じゃあ改めて今回の任務を簡単に説明するよ」

「「「「はい!」」」」

俺達が返事を返すとなのは隊長はモニターを開いて、

「捜索地域はここ。海鳴市の市内全域。反応があったのは、ここと、ここと、ここ」

その様子を見る限り、動いているみたいだな。
規則性は見られないかな。
まるで本能に従う動物のような・・・。

「移動してますね」

「そう。誰かが持って移動してるか、独立して動いてるのかは分からないけど」

「対象ロストロギアの危険性は、今のところ確認されていない」

「仮にレリックだったとしても、この世界は魔力保有者が滅多にいないから、暴走の危険はかなり薄いね」

レリックの暴走のきっかけは魔力が関わってるからな。

もともとレリックは古代ベルカの王族のものらしい。

本来のレリックの役割は「レリックウェポン」と呼ばれる。
古代ベルカ王族血統にのみ許されたロストロギア移植による人体強化のためのパーツの一つらしい。
体内のエネルギー結晶体の力を取り出すのみならず、外部エネルギーとの連結も可能で、
聖王のゆりかごに接続された聖王の魔力量は無限に等しく、
駆動炉が動く限り聖王は倒れず、聖王が倒れない限りゆりかごは墜ちないとか

「とはいえ、やっぱり相手はロストロギア。何が起きるか分からないし、
 場所も市街地。油断せずに、しっかり捜索をしていこう」

「では、副隊長達には後で合流してもらうので」

「先行して出発しちゃおう!」

「「「「「はい!」」」」」


「じゃあ、中距離探査は、リインお願いね」

「お任せですぅ」

「クロスミラージュにも簡易版の探索魔法をセットしてあるから、
 そっちとこっちの二人ずつで少し離れて探して歩こう」

「「「「はい」」」」

「フォルくんはエリオたちのほうにお願い」

「了解です。」

俺はそう答える。

「後は、市内の各所にサーチャーとセンサーを設置。作業としてはそんな感じかな」

「「「「「はい!」」」」」

行動の内容が決まったところで、シグナム師匠が合流した。

「隊長、すまんな、遅くなった」

「シグナム。丁度始めるところですよ」

「ロングアーチも準備万端や!」

「あたしもこれから、探索と設置をしながらスターズに合流する」

「了解。ほんなら、機動六課出張任務、ロストロギア探索、任務開始や!」

「「「「「了解!」」」」」




「リイン、久しぶりの海鳴の町はどう?」

「ん〜、ふふ。やっぱり懐かしいですぅ。なのはさんは?」

「私は、懐かしいってより・・・・・・あれ、仕事中なのに帰ってきちゃったみたいな感じ」

「うふふふ、あはははっ」




「つーか、本当にミッドのちょっと田舎辺りと大差ないわね。町並みも人の服装も」

「ん〜、あたしは好きだな、こういう感じ」

「まあね。なんかのんびりしてる」

そんな会話をしていると・・・。

「あ!ティア!あれ、アイス屋さんかな?」

それらしい店を見つけて、スバルの目が星になった。
よくあるあれである。

「あー、そうかも。・・・・・・って、やめなさいよ、任務中に買い食いなんて。恥ずかしい!」

「あ〜〜・・・・・・・・・」

途端に絶望の表情を浮かべたスバルだった。
そんなスバルをティアナは引っ張っていった。

「おう、なのは隊長。あたしはロングアーチからの直接指示で動いてっからな。上空からのセンサー散布だ」

「了解。お願いね、ヴィータ副隊長」

「平気だ。リインはなのはを手伝ってやんな。お前の探査魔法は優秀だからな」

「はいですぅ、ヴィータ副隊長」

「じゃあ、また後で」

「おう」



「サーチャー、動作確認。順調です」

「ん。これなら夜までには結構進むなぁ」

「はい」



場所は変わって車の中。
アリサとすずかは話をしていた。

「なのは達、相変わらず頑張ってるみたいね」

「うん。晩御飯は私達で用意してあげよう。折角コテージなんだし、バーベキューとかいいよね」

「いいわね。なのはの生徒達、沢山食べそうだったし。たっぷり買出し行っとこうか!」

「うん!」



「すーー、はーー・・・。」

俺は深呼吸をした。

(空気が変わらないからか、いろいろと沸き立つものがあるな・・・。)

俺はそう思いながらエリオとキャロちゃんの仕事を手伝った。
また後で懐かしむとしよう・・・。




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