小説『未完結作品のオリキャラがリリカルな世界に転生しちまったよ・・・』
作者:DFGNEXT()

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今回はほぼアニメどおり
強いていえば叱られているのはティアナじゃなくてスバルなことくらい

ではどうぞ!!


第一章「Cross of StrikerS」

第十七話「旅立ちの夜」


「・・・どうやら・・・模擬戦はここまでのようですね・・・。なのはさんの勝ちで・・・。」

そう呟いてフォルは目の前の光景を見る。
そこにはすでに粉塵は収まり、ファントム・ブレイザーを防ぐなのはの姿があった。

「・・・・・・・・・。」

そのファントム・ブレイザーを打ったティアナは身動き一つしていなかった。

「・・・まずいな・・・。」

そういってフォルはテレポートを使用しティアナに近づく
その瞬間ティアナの体は倒れようとするが、フォルが支える。

「・・・よかった・・・気絶しているだけみたいだ・・・。」

「・・・ねぇフォルくん・・・これはいったい・・・?」

「あとで説明します・・・。まずは医務室に連れて行かないと。
 それじゃあ、なのはさんは仲間の無茶を止めようとしなかった
 スバルさんに説教でもしててください。」

そういうとフォルはテレポートを使いシャマルの医務室へ向かった・・・。


数時間後・・・。


ベッドで寝ていたティアナが目を覚ました。

「あれ?」

とりあえず起き上がりここが何処なのかを確認しようとする。

ウィイン

するとドアが開く、入ってきたのはシャマルだった。

「あら、ティアナ起きた?」

シャマルはそのままティアナの近くまで歩く。

「シャマル先生。えっと、え?」

ティアナはいまいち状況が把握できてないようだ。
それに気づいたシャマルはティアナに説明する。

「ここは医務室ね。昼間の摸擬戦で気絶しちゃったのは覚えてる?」

摸擬戦という言葉を聞き落ち込むティアナ。

かなり前に考えていた。
擬似的なリンカーコアを持った実体を持つ幻覚。
今回試してみて魔力を大幅に使ってしまい気絶したのだった。

「あの後どうなったんですか?」
「あの後は気絶したあなたをフォルがここに連れてきたの。
 伝言があって『とりあえず寝ててください。』だって。」
「そうですか・・・わかりました。」

そういってティアナは再び頭を枕につけた・・・。




訓練場のすぐ目の前になのはがいた。
その横にはフォルクローレもいる。
彼女は、シュミレーターのチェックを終えた所だった。

そしてその作業中にマルチタスクでフォルの話を聞いていたのだった。

「・・・つまり、ティアナは半ば冗談であの作戦をスバルに言って
 スバルはティアナを信じきって賛成した・・・。」

「まあそうですね。スバルさん、信じることはいいことですが
 仲間の無茶を止めるってことを覚えておいたほうがいいですね。」

「・・・そうだね・・・。」


コツコツ

話をしていると後ろから足音が聞こえる。なのはが振り返るとそこにはフェイトが居た。

「フェイトちゃん」

三人は隊舎に歩きながら向かっていた。

「さっきティアナが目を覚ましてね、スバルと一緒にオフィスに謝りに来てたよ」
「そう」
「なのはは訓練場だから、明日朝一で話したらって伝えちゃったんだけど」

フェイトがなのはの方を見つめながら言う。

「うん。ありがとう」
「スバルとティアナどんな感じだった?」

やはり気になるようだ。同じ部隊の部下でもあり弟子でもあるんだ。
これから先ずっと気まずい関係は嫌であろう。

「ティアナはともかく、スバルまだはちょっとご機嫌斜めだったかな」

「でもごめんね、監督不行き届きで、フェイトちゃんや
 ライトニングの二人まで巻き込んじゃって。それにフォルも・・・。」

「俺は構いませんが・・・。それよりも二人にちゃんと話したほうがいいと思いますけど?」

「・・・うん・・・そうだね・・・。」

「ティアナさんはともかくスバルさんは今ほとんど情報がないんです。
 話し合わなきゃわからないっていうのは昔のあなたの言葉だったそうじゃないですか。」

「どこでそれを?」

「となりにいるフェイトさんからですよ。あとはやてさんから八年前のことも・・・。」

その言葉を聴き、なのはは驚く。
となりにいるフェイトは若干気まずそうだ。
だがなのははすぐに落ち着いた表情になる。

「・・・そう・・・フォルも知っちゃったんだ・・・。」

「そうですね。(本当は知った後にはやてさんに聞いたんだけどね・・・。)」

「とりあえず・・・ ウーウーウーウー !!?」


機動六課にアラートがなり響いた。
そのすぐ後に、隊長陣は通信室に集まり、ロングアーチスタッフの報告を聞いていた。

「航空二型四機編隊が三隊、十二機編隊が一隊」
「発見時から変わらず、それぞれ別の定演軌道で旋回しています」
「場所は何にもない海上、レリックの反応もなければ、付近には海上施設も船もない」

はやてが今までの報告を頭でまとめていく。

「まるで撃ち落としに来いと言っているような」

隣に居るグリフィスが呟く。確かにそう思わない方が逆に変だ。
はやてもそれに納得する。そして、少し離れた場所に居るフェイトに意見を聞く。

「犯人がスカリエッティならこちらの動きとか航空戦力を探りたいんだと思う」

フェイトが自分の意見を言う。なかなかの説得力だ。

「この状況ならこっちは超長距離攻撃を放り込めば済む訳やし」
「一撃でクリアですよ〜」

超長距離攻撃・・・はやてが得意とする魔法だ。もしこの作戦で行くとしたら、
間違いなく部隊長のはやてが出撃することになるだろう。

「うん。でもだからこそ、奥の手は見せない方がいいかなって」

再び自分の意見を言うフェイト。

「まー実際この程度のことで隊長達のリミッタ―解除って訳にもいかへんしな。高町教導官はどうやろう?」

はやてが、色々悩みながらもなのはに聞く。
たくさんの意見を出し合うだけで、かなり作戦内容が変わったり、
決まったりすることがある。なるべく多くの人に聞くのは良いことだ。
行き過ぎることは逆に良くないが・・・。

「こっちの戦力調査が目的なら、なるべく新しい情報を出さずに今までと同じやり方でかたずけちゃう、かな」

なのはの意見を聞き、はやてとグリフィスは互いを見て頷きあった。

「それで行こう」



スバル、ティアナ、エリオ、キャロは隊長達の見送りをしていた。
今回のガジェットは航空型で、陸戦魔導士の四人は出てもしかたないからだ。
フォルに関しては表面上は部外者だ・・・。。

「今回は空戦だから出撃は私とフェイト隊長ヴィータ副隊長の三人」
「みんなはロビーで出動待機ね」

なのはとフェイトが今回の戦いの内容とFW陣への指示をだす。

「そっちの指揮はシグナムだ。留守を頼んだぞ」

ヴィータがいい顔で四人に言う。信頼している証拠だ。

「「「はい」」」
「はい」

スバル、エリオ、キャロの返事の少し後にティアナも返事をする。

「ああ、それからティアナ。ティアナは出動待機から外れとこうか」

「そのほうがいいな、そうしとけ」

ヴィータもなのはの命令に上乗せする言葉を言う。

「今夜は体調も魔力もベストじゃないだろうし・・・。」

「わかりました・・・。」

ティアナは覇気はないが、納得はしている。
むしろスバルのほうが少々納得してないようだった。

(あぁ見てらんねぇ・・・。いいか、うん。あの鉄屑ども一つ残らず砕き潰す!!)

そうフォルが思った瞬間・・・。

『これは!?』

「どうしたの!?」

『ガジェット編隊が・・・全機消滅しました・・・。』

「それって逃げたってこと・・・?」

『いえ、急にガジェット達が爆発しました。』

「どういうこと・・・?」

「部外者の俺が言うのもなんですが、消滅したなら出動は取り消しでは?」

「・・・・・・そうだね・・・・・・・・・。ロングアーチは引き続き調査をしてもらえますか?」

『了解や。あとフォルくん本部からの通達や。こっちまで来てくれへんか?』

「了解しました。それでは皆さんまた」

そういうとフォルはテレポートではやての元へ向かった。

その場に残る隊長陣とフォアード陣。
始めに口を開いたのはティアナだった。

「・・・なのは・・・できれば聞かせてもらえませんか・・・?
 八年前になのはさんに何があったのか・・・。」

「!??なんでティアナがそれを!?」

「いえ、フォルが・・・悩んでいた私に・・・。
 ただ詳しくは本人に聞いてくれと言われたので・・・。」

「・・・はぁさっきのフォルくんの言葉はそういう意味だったの・・・。
 わかったよ。ティアナ、ゆっくりお話しよう。八年前のことも
 ティアナの思いも、私の教導の意味も、お互い全部話し合おう。」

「はい!!」

「それじゃあここにいる全員はロビーに集まって・・・。
 そこにいるシャーリーも・・・。」

「あれ?気づかれちゃいました?」

「まあね。とりあえずシャーリーも一緒にお願い。」

「はい!!」

そんな話が行われた後
その場にいた全員がロビーへと向かった・・・。


―部隊長室


「で?ホンマはあのガジェット破壊したのフォルくんやろ?」

「ははは、そうですよ。あいつらの中にバリアを展開して破壊したんです。」

「ホンマに規格外やな・・・。」

「こっちの常識でCMSを語らないほうがいいですよ。
 CMSの魔法はこっちとは意味が違いますから。

 守るための力ではなく・・・。

 護るための・・・救うための・・・
 助けるための・・・与えるための・・・

 そして・・・。

 すべてを破壊するための力です。」

「正直最後以外はこっちでも通用するような気もするけど?」

「まあ想造主の考え方は特殊ですから・・・。
 それよりも例の件は・・・?」

「あぁ大丈夫や。三提督の協力もあって
 レジアス中将にも近づけるで・・・。」

「スパイですね。いわば」

「まあそうやな・・・先に言っとくけど別にこっちのことをかばう必要はあらへんからな。
 こっちであったことは正直に話といてな・・・。」

「了解しました。じゃあ俺は帰りますよ。また明日会いましょ。はやて部隊長・・・。」

「また明日な・・・。」


―六課ロビー

「まあ、前置きは後にして私の教導の意味を教えるね

 昔の私はね、本当に普通の女の子で魔法なんて知りもしなかったし、
 戦いなんてしたりもしなかった。、友達と一緒に学校に行って、
 家族と一緒に幸せに暮らして、そういう一生を送るはずだったんだ。

 だけど、事件が起こったの。魔法学校に通っている訳でもなければ、
 特別なスキルがあった訳でもない。偶然の出会いで魔法を得て、
 たまたま魔力値が多かっただけだった。
 その時はまだ九歳で、魔法と出会ってからわずか数カ月で、命がけの実践を繰り返した。」

その時の映像が流れる。映像の内容は、小さい頃のなのはとフェイトが戦っていた。

「これ・・・。」
「フェイトさん?」

四人は二人が戦っているのを見て、思わず目を開く。

「私は当時、家族環境が複雑だったんだ。それであるロストロギアをめぐって、私となのはは敵同士だった」
「この事件の中心人物はテスタロッサの母、その名を取ってプレシア・テスタロッサ事件、
 あるいはジュエルシード事件と呼ばれている」

流れている映像には、なのはが集束魔法を使った砲撃をしていた。

「集束砲?こんな大きな」
「九歳の女の子が・・・」

エリオとスバルはそれぞれ驚きの声と、少し悲しい声を上げる。
自ら選んだ戦いではないのに、これ程無茶をしている映像を見ているので、
自然とそういう声が出てしまったのだろう。

「ただでさえ、大威力砲撃は体に負担がかかるのに・・・」

「その後もな・・・さほど時も置かず、戦いが始まった」

今度の映像は、ヴィータがなのはを襲っている。

「私達が深くかかわった、闇の書事件」

そして、なのはが負けたこと、それに打ち勝つための当時まだ安全せいの危ういカートリッジシステムの使用、
そして自身の限界を超えるエクセリオンモードの使用、それらを説明していった。

「誰かを救いたかったから。自分の思いを通すための無茶を、
 私はしてしまった。そんなことをしていたら当然、体に負担が生じない訳がなかった」

「事故が起こったのは、入局二年目の冬。異世界での捜査任務の帰り、
 ヴィータや部隊の仲間達と一緒に出かけた場所・・・不意に現れた未確認体。
 いつものなのはなら、なんの問題もなく味方を守って落とせるはずだった相手。
 だけど、溜まっていたいた疲労、続けてきた無茶がなのはの動きを・・・

 ほんのわずかだけど鈍らせた・・・・・・・・・・・・。」

「その結果が・・・これ」

シャマルがリモコンを押すと、モニターの映像が変わった。
映っていたのは、全身包帯に巻かれたなのはだった。

「「「あぁ!」」」

その姿を見て思わず声を上げてしまう、四人。

「なのはは、無茶して迷惑かけてごめんなさいって、ずっと言って・・・私の前でも笑っていた」

フェイトは顔をうつ向かせる。

「私は、もう飛べなくなるかもとか、立って歩くことさえ出来なくなるかも、
 って聞かされて凄く絶望し、臨んだ。もう一度・・・・・・。
 もう一度だけ皆と一緒に飛ぶチャンスを下さいって、天に祈ったの・・・。」

なのはのリハビリの様子が流れる。話の通り、立って歩くことさえ難しいようだ。

「幸いにも元通りとは行かないけど・・・この通り五体満足には戻れたの・・・。」

そういうなのはの顔は少し沈んでいた・・・。

「まあ、今の前は反省しているようだから多くは言わない。

 ランスター・・・無茶をしても、命をかけても譲れぬ戦いの場は確かにある。
 だがお前がミスショットをしたあの場面は自分の仲間の安全や命をかけてでも、
 どうしても撃たなければならない状況だったか?」

その声を聞いて目を開き、あのときのことを思い出すティアナ。

そうだった・・・あのときのはわたしがすぐ打つ必要性があったわけではなかった。
ただ単に・・・自分の自己満足のためだけだった・・・。

沈黙が流れる。

「ティアナ・・・とスバル、少し私とお散歩しよっか?」

なのはがいつもの口調でティアナに言った。

「「はい」」

なのはとティアナとスバルは訓練場の前まで来た。二人は海岸の所で座っていた。
エリオ、キャロ、シャーリーも気になったのかその後ろの茂みに隠れて見ていた。

「「すいませんでした」」

ティアナとスバルが謝る。

「じゃあ分かってくれた所で、少し叱っとこうかな。

 まずティアナ・・・反省してたからってそんな危険なことを試すようなことは言っちゃだめだよ」

「はい・・・。」

「スバルもティアナが本気であんなことしようとしているなら
 絶対に止めなきゃだめだよ。信じることも大切だけど
 仲間に無茶させたら元も子もないよ。」

「すみませんでした・・・。」

スバルが謝った後
なのはとティアナは顔を見合わせる。

「エリオはスピード、キャロは優しい支援魔法、スバルはクロスレンジの爆発力、
 三人を指揮するティアナは射撃と幻術で仲間を守って、知恵と勇気でどんな状況でも切り抜ける。
 そんなチームが理想形でゆっくりだけどその形に近づいて行ってる」

 一番魅力的な所をないがしろにして、慌てて他の所をやろうとするから、
 だから危なっかしくなっちゃうんだよ、て、教えたかったんだけど」

「はい・・・・・・・・・。」

そのことを聞いて再び落ち込むティアナ。

「でもティアナが考えたこと間違いじゃないんだよ」

そう言ってなのはは隣に置いてある、クロスミラージュを持ちシステムのロックを一部解除した。

「命令してみてモード2って」

クロスミラージュをティアナに渡す。

「モード、2」

ティアナは昨日のことを思い出しながら呟くと、
クロスミラージュの形が僅かに変わり、銃口から魔力刃が出た。

「あれ?あんまり驚かないんだね。」

となりにいるスバルは驚いているが・・・。

「あ、はい、実は昨日フォルに説得されたときにすでに見ていて・・・。」

「・・・デバイスマスター権限でも解除できないはずだったけど・・・?」

その言葉を聴いて心のうちで苦笑するティアナと
苦笑するシャーリー。彼女はフォルも六課メンバーと知っていて
フォワード陣のデバイス調整を手伝ってもらっていた。

「まあそれはあとでいいか・・・。
 私はクロスもロングももう少ししたら教えようと思ってた。
 だけど、出動は今にでもあるかもしれないでしょ。
 だから、今使いこなせている武器をもっともっと確実な物にしてあげたかった。

 だけど・・・私の教導地味だからあんまり成果が出てないような気がして苦しかったんだよね。ごめんね」

その言葉を聞いてティアナはなのはを見上げる。
そこには、いつもの優しいなのはの顔があった。
ティアナはなのはにいう。

「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」

ティアナは何度も何度もなのはに謝った。
横でスバルがきちんと反省をしていた・・・。


次の日・・・


「さぁ〜て今日も訓練に行くか・・・。」

そう言うとフォルはテレポートをして六課の訓練場に向かった


―六課訓練場


「おはようございます。皆さん」

「あ、おはようフォル」

スバルがそういう・・・。

「一昨日はありがとうね。」

「いえいえ、おそらくなのはさんからの言葉のほうがきっと説得力がありましたよ。
 現に今のあなた方の顔は生き生きとしてますよ。」

「ふふ、ありがと」

「はい、さて、訓練を始めましょう。」

「そうね。」




「・・・あぁそういえば・・・。」

そういうとフォルは歩きながらポケットから緑色の六角形の宝玉を取り出す。
それは鈍く輝いていた。

「昨日帰りに拾ったはいいが・・・ロストロギアだったらどうしようか・・・。」

そんなことを考えつつも彼の頭は別のことを考えはじめた・・・。

(もしもこれがジュエルシードとかみたいに願いをかなえるやつだったらなぁ・・・。
 紫電一閃マスターしたいし、もっとデバイスの知識ほしいし・・・あと・・・)

しかしその考えは途中でさえぎられた。

突如として持っていたその宝玉が輝き始める。

「へ?」

その言葉とともにフォルの周りが緑色の光で包まれる。

「「!!?フォル!!??」」

前を先行していた二人が気づき振り向くと
輝きは徐々に収まっていった・・・。


輝きが収まると・・・。

「フォル!!大丈夫!!??」

フォルクローレがその場に倒れていた・・・。
緑色の宝玉は再び鈍い光を放つだけになった・・・。




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