小説『未完結作品のオリキャラがリリカルな世界に転生しちまったよ・・・』
作者:DFGNEXT()

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プロローグ2です。

この回に出てくる桜井義人は以前小説家になろうに投稿していた
「CMS カオスマジックストーリー」の主人公ズの一人です。
(この作品自体は中学のころの作品なので、さがせば別サイトにおそろしく駄文であります。
 自己責任で見てください。というか完結してないです。)

彼が書いた小説のひとつが、「CMS カオスマジックストーリー NEVER ENDING SHINING」で
その世界が実際に存在することを途中で知ります。
あと勝手に神の空間とかに来てますが、彼自身の力ではなく彼の「友達」の力です。

ではどうぞ!

主人公君は物分りが常人以上という設定です。


序章 終わりと始まりと

プロローグ2「真白き世界」

気が付くと彼は真っ白な世界に立っていた。
前も後ろも・・・横も上下も真っ白な世界。
すると目の前に白いローブ着た人が立っていた。
彼は問う。

「あなたは・・・?それにここは・・・」
「ここは・・・。そうですね・・・。この世とあの世の中間・・・。
 とでも言えばいいでしょうか?ちなみに私は神です」

「神様か・・・。つまり俺は死んであの世に行くがその前に何かやるってことか?」

「半分正解ですね。ただあなたに何かしてもらうわけでは在りません。あなたには転生してもらいます。」

「転生・・・?なんで?そういうのって普通間違って死んだ人とかにやるはずじゃないの?」

彼はそう聞く。しかし返ってきた答えには疑問を抱かざるを得なかった。

「いえ、そうなんですが・・・。あなたは少し特殊なんです。
 本来はこの神の書に記されている通りに人は死にます」

「ほう・・・。それで?」

「話が早くていいのか悪いのか・・・。まあとりあえず死ぬ日は人によって決まっています。
 これは神ですら決めることも変えることもできません」

しかし・・・。と一区切りをつけ

「この書に書かれていることは変えられませんが、
 神々のミスなどによってこれよりも早く死んだり、長生きしたりは出来ます」

「ふ〜ん、まあいろいろ恐ろしい子といってたような気がするがそれは置いておいて・・・。
 特殊ってことはあれか?神のミスでも、神の書に書かれている日でもないのに俺が死んだ。
 それはかわいそう。蘇生は出来ないが別の世界に転生させてやろうと・・・でも?」

「本当に物分りが早いですね。その通りです。ただし世界は私が独断で決めますが・・・」

彼はその言葉に顔を歪ませる。

―転生か・・・。本当ならあの世でゆっくりしたいが・・・。

彼は思い出す。親友堅児が決闘を受諾する前に言った言葉を・・・。
――やるのはかまわない。それがお前を救うことになるなら。
  お前には生きてもらいたいがな・・・。ところで?お前は生きたいのか、死にたいのかどっちだ?

彼はそれに生きられるなら生きたいと答えた。
だが絶対直らないこの病があるとわかってるから最後に願いを叶えたかった。
そういうと堅児は受諾してくれた。本当は生きててほしかったんだよな・・・。

でも堅児の思いを今なら叶えることができるなら。転生もかまわないと思いはじめてた。
少し考え答えを出す。

「わかった。よろしく・・・」
「ちょっと待った」

突然彼と神以外の声が響く。その声の主を彼は知っていた。

「あなたは・・・?人間がなぜこの空間に・・・!?」

神が驚く。彼は特に驚かずに言う。

「あっ想造主」
「久しぶりだね。○○」
「あれ?知り合い?」
「あぁ俺たちの世界の・・・。神さまってわけじゃないけど・・・。名前は確か・・・」
「桜井義人だ。それよりもとんでもないことしてくれたな」

義人は顔に怒りを抱いていた。

「とんでもないこと?転生ってダメなのか・・・?」

彼は聞く。義人は答えた。

「転生がダメってわけじゃない。ただこの神がとんでもないことをしてくれた。
 本来ならお前はあそこで死なないと言ってたな。その通りだお前は本来あそこで死ななかった。
 厳密には・・・、死んでから生き返るはずだった・・・」

「!!!???馬鹿な!!神である私にも出来ないことをおぬしはできると言うのか!!?」

「俺じゃなくてそいつの知り合いの堅児。
 彼は特殊な力で自身の寿命を半分にすることで人を一人生き返らせることが出来るんだ。」

「・・・。想造主だから知ってるのはわかっていたけど・・・。
 あいつ・・・。俺をわざと殺して病とかもろもろをリセットした後
 自分の残り寿命を半分犠牲にすることで、俺を完全復活させるために決闘を受諾したのか・・・。」

彼の感情は少し複雑だ。自分のためとはいえ親友が命を削ろうとしていたからだ。

「あいつはそれを使いすぎてもう残り寿命はあと2年とちょっとしかなかった。」
「そうか・・・やっぱりあいつ・・・。もうそんなに・・・・・・」
「以前連れて行った別世界ですら二人蘇生しているからな。
 一年でお前を救えるなら安いものとでも思ってたんだろ。」

「あのぉ・・・。それで私がしでかしたことって・・・?」

完全に蚊帳の外だった神が聞く。義人は平坦に答える。

「つまり、生き返らせる予定だった○○をあんたが連れて行ったせいで歴史が変わっちまったの。
 だ か ら! もう戻せない以上責任は取ってもらう。」

「・・・・・・・・・・・・・・・すみません・・・。
 責任としてあなた方の注文を可能なものは受け付けます。」

(うわあ・・・。想造主意外と黒いw
 まあ違う世界に行ったときに自分の今まで使っていた能力が使えないってのもいやか)

「それでどのようにしましょうか?」
「まず。どの世界に連れて行かれるか教えてくれ」
「それは・・・。ごにょごにょ・・・」
「は?」
「ま・・・。魔法少女リリカルなのはの世界です」
「・・・。なにそれ?想造主知ってる?」

彼は義人の方を向き聞いた。義人が答える。
義人は想造主の名のとおり、彼や堅児がいる世界を作った人である。正確には思い描いた人物。
義人がいる世界はそのオリジナルで我々の世界同様多種多様の小説、漫画、アニメ、特撮がある。

「まああれだ。魔法を使う世界。俺たちの世界と関係はよく似ているが、やってることは別物だな」
「それで俺はどうすりゃいいの?強さとか」
「そうだな・・・。あんまりチートじみててもいやだろう。魔導師ランクSSランクでいいだろ。あとは前と同じで」
「いやそれは十分チートじみてますが・・・。
 あとすみません。前世の能力のうち「ゼロの力」は無理です。
 あとはテレポートは向こうで新たに契約したほうがよいでしょう。」

いい加減話題に入りたい神様である。

「あら、まあそれは仕方ないか。というよりこの無茶な注文が通ったことのほうがすごいや」
「あとグリーンフォースは6歳まで封印させていただきます。」

「それもいいよ。じゃあそれで。あとはないだろ?」
義人はそう言うが彼は急いで否定する。
彼は二つほど特殊な性癖がある(作ったのは当然義人)
その一つが・・・・・・

「いやいやいやいや・・・。一番重要なのが残ってるでしょうが!!俺は女性の裸体見たら吐くって設定作ったのあんたでしょうが!!」
「ああ悪い。じゃあ神様三歳まで彼の記憶は封印てことでいいか?」
「却下します。」←ヲイ!!「じゃあいいや」まてまて!!

「なんでいいんだよ!!俺瞬間記憶能力者だよ!!?」
「だっておもしろそうじゃん」
「そうですよ」
「お前ら・・・。くそおおおおおお!!!!!」
彼は二人に殴りかかろうとするが・・・。

「それではいってらっしゃい!!」
「なんじゃこりゃあああ!!!」
突然下に穴が開き、彼の意識はそこで消えた。

-3-
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