小説『未完結作品のオリキャラがリリカルな世界に転生しちまったよ・・・』
作者:DFGNEXT()

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第五話です。

CMS本編でも書かれていないのでわからない人が多いと思いますが、
ジーン・ジェームズ・ウォーカーは日本にひとりでよく行っていて
そのときに天照寺拳法に出会い正統後継者の座を手に入れました。

彼は近距離戦ではかなりの強さを誇ります。

では本編どうぞ

序章 終わりと始まりと

第五話「入学と改良と」


St.ヒルデ魔法学院に入学した。

アインハルトとは同じクラスだった。
格闘技をお互いやっていることもあり、よく話をしている。
ちなみに自分がやっているのは前世でジーンに教えてもらった拳法。

その名も「天照寺流拳法」
体の中の気や魔力を制御し、体の適材適所に送ることで
疲労を最小限に抑え、標的のみに確実にダメージを与える。とのことだ。
ジーンはその拳法の14代目正統後継者にて免許皆伝の権利を持つ人物でもある。

この拳法は免許皆伝の権利を持つ者のみが教えることが可能で、
そのなかで優秀だと権利者が思った人にのみ後継者としての座を渡すことが出来る。
だから俺は教わることは出来るが、教えることは出来ないという立場にあるわけだ。

長い歴史を持つのでもはや拳法ですらない技もあるが・・・。

アインハルトはカイザーアーツってのの使い手・・・というよりも正統後継者とのことだ。
最初は何のことかと思っていたが・・・。

最近覇王イングヴァルトの子孫だって話を聞いた。

覇王イングヴァルトこと「クラウス・G・S・イングヴァルト」

「シュトゥラの覇王」とも呼ばれ、物語でも英傑として現れる古代ベルカの王。
かつてオリヴィエに敗戦している。外見は若く凛々しい青年。
聖王オリヴィエと仲が良かったらしく
クラウスの回顧録の写本では姉弟のように育ったとなっている

こういう本などで手に入れた覇王について知ってることを話したら、
少々驚かれた。まあそりゃ聖王家ならともかく覇王や冥王を知っている人はかなりめずらしいよな。

どうやらカイザーアーツっていうのは覇王流のことらしい。
真正古流ベルカの格闘武術覇王流(カイザーアーツ)・・・。
バトルマニアの血が騒ぐ・・・。

放課後や休日はよく試合もする。結構いい勝負である。
天照寺流と覇王流の勝負は結構楽しい。

あっテレポートは使ってないぞ。さすがにあれを使ったらインチキだからな。
でもアインハルトはこれを使っても勝ってきそうな気がして仕方がないなぁw


おっとちなみに二ヶ月前に見事デバイスマイスターの資格を手に入れたぞ。
最年少記録付きだし、やっぱうれしいな。

そして貯金もたまってるし・・・。

「これよりお前ら二人の改造手術を開始する!」

(いぇええい!って、ゑ・・・?)
(改造ってどういうことだよ!?)
二つのガジェットが驚き聞き返す。

「簡単に言えばお前らをガジェットからデバイスに変えるってことさ。俺はこっちの魔法も使うからな。」
そういうとフォルは設計図の画面を出す。

「GEARに関しては弄る気はない。だけどカムフラージュのためにデバイス用のAIを入れる。
 バリアジャケットも設定しなきゃいけないしな。」

(なら俺たちもこっちの魔法について憶えなきゃな。)
(バリアジャケットはあっちの戦闘服と同じデザインでいいんじゃないの?)

「その予定だがな・・・。ただ別の問題がある。ほら俺の今の年齢は6歳・・・
 体格的には戦闘にはかなり不利だ。」

(それで?)
ストゥルーダが聞く。

「解決策として、肉体を18くらいにする変身魔法を使う。
 ただそれをセットアップ時に自動的にするか
 それともいちいち発動するか、それについて今悩んでいてな・・・・・・」

(なるへそ。お前は5歳からずっと戦っているからな。どんな体でも戦える。
 だから有利とはいえ、わざわざ不慣れな状態をデフォルトにするかどうか悩んでいるんだな。
)
(それだったらいちいち発動するほうがいい。
 体格の小ささも戦闘に有利に働かせることも可能だからな。
)

「はは、やっぱりお前らに話して正解だったぜ。そうだなそのほうがいい」
そういうとフォルはデバイス製作用の機材を取り出す。

「それではこれより・・・改造スタート!」
そういうとフォルは器具を上に上げる。


3時間後・・・。


「よし!改造完了!さてデバイス側のセットアップをするか。」
そういうとフォルはマスター認証の準備を始める・・・。

「マスター認証、フォルクローレ・シュテンゲル」

彼の足元にミッドチルダ式の黒に近い灰色の魔法陣が展開する。

「術式はミッドチルダ・・・。」

魔力の流れが一定方向に向かう。

「愛機(デバイス)に個体名称を登録・・・・・・・・・
 愛称(ファミリーネーム)は『ストゥルーダ』、『リガルーダ』
 正式名称もともに『ストゥルーダ』、『リガルーダ』」

魔方陣の輝きが終わる。

「ストゥルーダ、バリアジャケットを展開!」

(合点!!初めてだけどやっちゃるぜ!)

丈の短い和風の衣装の上に陣羽織のようなものを羽織った状態で構築される。
腰の部分にはカードリッジなども入れられるようなポケットがある。

「リガルーダ!18歳の肉体への変身」

(OK!)

いきなり地面が遠くなる。久々の感覚に一瞬ふらつくが、すぐに持ち直す。
いろいろな魔法、天照寺拳法を試す。

特に問題はなさそうだ・・・な・・・。

「これからもよろしくな。二人とも!」

(ああ!)
(がんばるよ!)

前世から続く絆は新たな肉体になっても続く・・・。




-8-
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