小説『オシリスの天空竜になって魔法少女リリカルなのはの世界に転生しちゃいました』
作者:神夜 晶(のんびりだらだら晶の小説日記)

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『アクセス数10万突破記念〜IFストーリー〜“ハイスクールD×D(3)』


「グガァァァァ(出れましたー)!」


此処は何処でしょうか?
今は夜中みたいですね


「うぉ! 部長、あの竜見てくださいよ!」


「今の神力は、この竜からね?
それにしても、どうやってこの町に来たのかしら……」


「そうですわね、いきなり現れましたものね」


「凄いな〜」


「(コク)」


あの人達は私が見えるのでしょうか?
神力で隠してるのですが……
ちょっと聞いてみましょう!


「グォォォォォォォ(あの〜)!」


「あの竜、俺達に向かって叫んでます?」


「そうね、敵意は感じないけど……
何か訴えてる感じね」


「何を仰ってるのでしょうか?」


「う〜ん、何だろうね?」


「(じ〜)」


やっぱり人間体にならないと駄目みたいですね〜
なりましょうか!
カッ!キィィィィィン……


『うっ……眩しい!?』


「ふ〜……初めまして」


『竜が女の子になった!?』


「そんなに驚かなくて良いんじゃないですか?
というか、私は男の子です!」


「これが流行の男の娘ってやつか……」


「確かに可愛いわね」


「妹に欲しいくらいですわ!」


「うん、可愛いね」


「(じ〜)」


「えっと、あの……そんなに見つめられると恥ずかしいのですが〜///」


「「「(可愛い!)」」」


「何で君は、この町に来れたのかな?」


「次元の狭間を適当に破ったら、此処に出たんです!」


「何ですって!?」


「部長知ってるんですか?」


「ええ、次元の狭間には『真なる赤龍神帝(アポカリュプス・ドラゴン)』と呼ばれる
伝説の龍が居るの……その龍は世界最強と言われているわ」


「もしかして、その龍と戦ったんですの?」


「いえ、グレートレッドさんとは友達です!」


「友達でも凄いと思うよ?」


『うんうん』


「それに戦ったとしても勝つ自信はありますよ!」


「え?」


「私は竜神なので竜の神なんです!」


私はえっへんと腰に手を当てて胸を張ります
チラッと皆さんの表情を見てみると


「貴方……本当に竜神なの?」


「はい、竜であり神でもあります!」


「俺達、凄い子に会っちゃっいました……?」


「凄い所じゃないわよ……」


「そうですわね、とても凄い事ですね!」


「そう言えば……皆さんは何をしていたんですか?」


『あ……』


「?」


「皆、戻るわよ!」


『はい!』


何処かに行く様なので私も付いて行きます!
どうしてそんなに急ぐのでしょうか?
って……人が死んでます!(しかも二人)


「待たせたわね、堕天使!」


「待ってないわよ……」


生きてましたね……
あの人は堕天使さんですか!
一度で良いので見てみたかったんですよね〜♪


「取り敢えず、死になさい!」


赤い髪の人が黒い球体を放ちました
殺したら駄目です!
私は堕天使さんの人の前に立って手と頭と背中だけ竜の部分を出します
つまり竜人化でしょうか?
私は手に神力を溜めて爪で球体を引き裂きます
キィィィィン!
引き裂いたら空中で無くなりました


「凄いですわね」


「ええ……って何で邪魔するのよ!」


「例え、この人にどんな理由があれ
私の前で殺すのは駄目です!」


「そいつは自分自身の理由で色々な人を捨て駒にした奴だぞ?」


「それでもです!それでも生きて罪を償ってもらいます」


「アンタ、一体何者……?」


「私は……『オシリスの天空竜』と言います
竜であり神でもあります♪」


「何ですって……?」


堕天使さんは弱々しそうに驚いてます
さてと……


「取り敢えず、この人が何をしたか鮮明に教えてください!」


私は皆さんに事情を聞きました
ふむふむ……
この人は死んでしまったアーシアさんという方の神器を抜いたそうです
その所為でアーシアさんが死んだと……
もし、同じ神器を入れても生き返らないそうです
仕方ありませんね……


「それじゃ、貴方が持つ神器を抜きましょうか」


「いや!これは私のよ!」


「元々はアーシアさんのでしょう? 返さないと駄目です!」


私は思いっ切り堕天使さんの、お腹を目掛けて手を振り下ろします
そして、お腹にある神器を取り出します


「止めて、お願い……」


泣きながら頼んできますが無視します
例え神でも其処まで許す積りは、ありません!


「はい、出ましたよ〜」


「有り難う!」


「いえいえ、さてと……」


「もう良いわ……早く殺して」


「言ったでしょう? 生きて罪を償ってもらうと!」


「何をするの?」


「取り敢えず、貴方を人間にします!」


「いや!人間になるくらいなら、死んだ方がマシよ!」


そう言って光の矢を出して自分自身の胸に刺そうとしてます
私は光の矢を手で掴み砕きます
そして、遂に私は切れました……


「この愚か者が……何故自ら命を絶とうとする!?
世界には生きられない者も居るのだぞ!」


「え、えっと……」


「何故、生きようとしない!
生きて堕天使総督に会おうとしないのだ!」


「どんなに頑張っても無理なのよ……」


「だから、我は諦めるなと言ってるんだ!」


我は堕天使の首を掴み持ち上げます
死なない程度に加減をして


「くっ……」


「死ぬ気でやれば会えるかもしれないだろう?
何故やらない!」


「それは……」


「人間でも死ぬ気でやればホームレスから大富豪にだってなれるのだぞ!?」


「確かになれるわね」


「相当な死ぬ気でやらないとなれないな……」


「何故、貴様は死ぬ気でやらない? 答えろ!
一つ忠告しておくが……自らの手を汚したくないなどと言うなよ?
言ったら貴様に地獄を見せる……」


「……」


「まさか、当たりか?」


「ええ……」


「一回死んで来い」


「嫌ぁぁぁ!?」


我は堕天使の目を見て幻覚を掛ける
精神が死ぬ程の幻覚を見せる
何を見せたか? フフフ……秘密だ


「えっと……殺したの?」


「ん? 精神は死んだぞ」


「ふ〜ん……って殺したの!?」


「あぁ、こいつは一回死んだ方が良い
死とはどういうものなのかを見た方が良い」


「そう……」


我は堕天使に死の幻覚を見せた
果たして、どんな変化が訪れるか見物だな♪

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魔法少女リリカルなのはtype (タイプ) 2012 AUTUMN 2012年 10月号 [雑誌]
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