小説『オシリスの天空竜になって魔法少女リリカルなのはの世界に転生しちゃいました』
作者:神夜 晶(のんびりだらだら晶の小説日記)

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『第2話』


光が止み眼を開けると其処は膨大に広がる光の海の宇宙でした!
宇宙ってこんなに綺麗だったんですね
あれ? 目の前に宇宙船がありますね?
向こうからは神力で見えないと思うんですが……大丈夫ですよね?


「此処は……宇宙?」


『そうですよ!綺麗ですよね♪』


「ええ!とても綺麗ね……」


「んっ……」


『あ、起きるみたいですよ』


「アリシア!」


「ママ……?」


「ええ、そうよ!」


「どうしてママが天国に?」


「此処は天国じゃないわ……宇宙よ!」


「宇宙!? 空気なくて死んじゃうよ!」


「そういえば、空気ないのに私達大丈夫ね……」


『それは私に触れているからですよ』


「誰? 何処に居るの?」


「下よ!私達が座っている、この下に居る子が話しかけて居るわ」


「下……?」


アリシアちゃんが私を見てきます!
ドキドキしますね……


「え? 竜? 始めて見た!」


『ふふ……怖くはないのですか?』


「うん、カッコいいと思うよ!」


「そうね、私達を救ってくれた子を怖がる事をしないわ」


『有り難うございます……所で目の前の宇宙船が何か分かりますか?』


「宇宙船? あれは……アースラよ!」


「『アースラ?』」


「ええ、時空管理局の船よ」


「前にママが勤めてた所だね!」


「ええ、そうよ……」


『時空管理局……分からないですね』


「そうなの? 結構有名な組織なのだけれど……」


『そうなんですか……』


「所で……何で向こうは私達に話しかけて来ないのかしら?」


『それは私に触れてるからですよ〜』


「貴女に触れると宇宙でも平気の上に見えなくなるのね」


『はい、私は神力で自分の姿を隠してるんですよ!
だから私に触れてる、お二人は人には見えないんですよ〜』


「凄〜い!」


「そうね!」


『そろそろ、地球に行きましょうか!』


「「ええ(うん)!」」


「グォォォォォォォォォ!!(地球へレッツゴー)」


私は自分の大きな身体を動かして地球へ真っ直ぐ飛びます
勿論地球より小さい姿で行きます
神力で大きさを変えれますけど……
最大で地球が豆粒みたいに見える程大きくなれます!
なりませんよ……?


「此処が地球……」


「そうよ、アリシア!」


『あれは……』


「「どうしたの?」」


『アリシアさんと瓜二つの子が居ます』


「私と?」


「フェイト……」


「『フェイト?』」


「ええ、実は……」


女性は私とアリシアさんに今までに起きた事を話しました
う〜ん……アリシアさんを生き返したいが為に
危険なロストロギア? を集めたみたいですね
集めてアルハザードと呼ばれる所に行って
アリシアさんを蘇らせる術を探そうとしたみたいです
私が来た事によって計画が台無しになりましたね……


「そんな事ないわよ?」


『あれ? 私口に出しましたっけ?』


「出してないわよ? 只……そんな気がしただけよ」


『そうですか……あの子達に声を掛けてみますか?』


「ええ、覚悟を決めましょう……アリシアは大丈夫?」


「うん、私もママと一緒に行くよ!」


『でわ、向かいますね』


「「うん(ええ)!」」


「グガァァァァァァァァァ!!」


私は叫びながらフェイトさんの所に行きます
途中で忘れずに結界を張ります!


「「「「「結界!?」」」」」


驚いてますね……
私が自分で神力を解かない限り見えないのですが
どうしましょうかね?
聞いてみましょうか!


『神力を解いて姿を現しますけど……どうしますか?』


「そうね……お願いするわ!」


「うん、お願い!」


『分かりました……』


私は身体中に流していた神力を止めます
すると……


「「「「「竜!?」」」」」


5人は私を見て武器を構えます
少し寂しいですね……


「フェイト!」


「母さん!?」


「「プレシア!?」」


「どうして此処に……」


「虚数空間に落ちたんじゃ……」


「そうね……確かに私は落ちたわ
でも、この竜が私を虚数空間から連れ出してくれたわ!」


「「「「「この竜が?」」」」」


『初めまして、皆さん!オシリスの天空竜と言います』


「「「「「喋った!?」」」」」


『私は神でもあり竜でもあります!
ですので喋っても不思議じゃないんですよ〜』


「神でもあり竜でもある……」


「どうして此処まで接近されて来て分からなかったのかな?」


「「「「(コクコク)」」」」


『それは私が神力で自らの身体を覆って姿を隠してるからです
ですので、こんな至近距離まで近づいても分からなかった訳です!』


「ふむふむ……」


「フェイト、今までごめんなさいね……」


「ううん、母さんが生きてくれてただけで良いの……」


「フェイト……紹介したい子が居るわ」


「紹介したい子?」


「ええ、アリシア!」


「うん!」


「貴女は、確か死んでた筈じゃ……」


「うん!でも、あの竜さんが生き返してくれたんだよ〜
後は全部ママから聞いたよ? ママと一緒に居てくれて有り難うね!」


「うん……!」


「あの竜は死んだ者も生き返すのか……」


「あ、それなら……リニスを生き返してもらえないかい!?」


『リニス?』


「あぁ……私達の育ての親でプレシアの使い魔だったんだけど
フェイトを育てるという役目を終えて消えたんだ……
もし、可能ならリニスを蘇らせておくれ!」


『既に体の失われた者の蘇生は無理かもしれませんが……
それでも良いですか?』


「可能性があるなら頼むよ!」


「私からも、お願いするわ……」


「お願いします……リニスを生き返して下さい!」


『こんなに頼まれたら断る訳にはいきませんね……
分かりました、やってみましょう!』


「「有り難う!」」


『いえいえ〜でわ、やってみますよ!
皆さん耳を押さえて下さい、大声を上げますので!』


『うん(ええ)!』


私は思いっ切り息を吸って地球に呼び掛けます
力を貸してくれる様に……


「グガァァァァァァァァァ(地球さん……私に力を貸して下さい)!!」


『……誰……か……』


「グァァァァァ(何か聞こえます)!」


『……フェ……イ……ト……
……ア……ル……フ……』


「グォォォォォォォォォォォ(これは、リニスさんの声)!?」


私は声のした方へと眼に神力を宿して目視します!
すると其処には光を纏って倒れている女性が居ます
これは……もうすぐ魔力が尽きて消える寸前ですね
まだ間に合いますね!


『……消……え……た……く……な……い』


「グァァァァァァァァァァァァ(必ず助けます……死なせたりしません)!!」


「「「リニスが居たの!?」」」


『はい、今から助けに行きますので……
此処で待ってて下さい』


「「「必ず連れて帰って来て!」」」


『はい!』


私はリニスさんの元へと急ぎます
待ってて下さいね!

-5-
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