『第6話』
カラン!カラン!
お店の扉を開けると音が鳴りました
「いらっしゃいませ……ってなのはじゃない!」
「お母さん、ただいま〜!」
なのはちゃんのお母さん綺麗ですね〜
子供産んでるのに凄いですね……
プレシアさんもでしたね!
「お帰り、なのは!所で後ろの人達は?」
「この子が前に行ってた友達なの!」
「あらあら、初めまして!なのはの母で桃子と言います宜しくね?」
「は、はい……フェイト・テスタロッサです!宜しくお願いします」
「ご丁寧にどうも♪」
「そして此方がフェイトちゃんのママだよ〜」
「初めまして、プレシア・テスタロッサです……宜しくお願いします!」
「初めまして!家の子がお世話になってます……高町桃子です、宜しくお願いしますね!」
「そして、この子が……」
「この子が?」
「男の娘だよ!」
「何ですって……? こんな可愛い娘が男の子……」
「?」
私の事を言ってるんでしょうか?
どう見ても私を見てますね……
「貴方……お店で働く気はない?」
「今日はケーキを食べに来たんです(ぶー)!」
何故私が働かなくてはいけないんですか!
美味しいケーキを目の前にして我慢をするなど……言語道断です!
「そうね……食べ終わった後ならどう?」
「まぁ、それなら……」
「決まりね……それじゃ、好きなのを食べてね!」
「はい!」
私達はテーブルに着き早速注文をします!
どれ頼みましょうか〜♪
「好きなの頼んで良いのよ?」
「本当ですか!? 有り難うございます(えへへ〜♪)!」
「(娘に欲しいわ……)」
「ふぇ? 何ですか〜?」
「何でもないわ」
「そうですか? ケーキ〜♪」
「そんなにケーキが楽しみなのかい?」
「はい!早く食べたいです〜♪」
「やれやれ……子供みたいだね〜
あぁ、子供だったね……」
「私ですか? そうですね……まだ15歳なので子供ですね〜」
『え!?』
「何で驚くんですか?」
「い、いや……(10歳位かと思った)」
「何だか馬鹿にされた様な……」
「ば、馬鹿にしてないさ!ねぇ、皆?」
『うんうん!』
「そうですか? なら、良いですけど……」
『ホッ……』
「ケーキ♪」
「(こうして見ると本当に私と同じ位に見えるのに
これで竜であり神でもあるんだよね……)」
「はい、お待ちどうさま」
「良い匂い〜♪ いただきます!」
「召し上がれ!」
「あ〜む(パクッ)!」
「どうかしら?」
「もきゅもきゅ……」
『(どうして音が出るの?)』
「ゴクッ!とっても美味しいです(ニコッ♪)」
「良かった♪」
「あ〜ん!もきゅもきゅ……」
「(食べる姿も可愛いの……)」
「「(可愛い……リオが欲しくなってきた……!)」」
「(私の子供が増えそうね……リオなら大歓迎ね♪)」
「(なのは、負けちゃ駄目よ!)」
「「「(修羅場だ……)」」」
フェイト、アリシア&なのはの対決が始まろうとしていた……
その隣のリオはというと……
「もきゅもきゅ……幸せ〜♪」
幸せそうに食べていた……
果たして超鈍感のリオは気付くのだろうか?