小説『とある絶望の幻想現実』
作者:コンダクター()

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神裂の襲撃後、当麻と冬風は二人でしゃべっていた。

「なぁ、お前って本当はどうやったんだ?」
「何がだ?当麻。」
「俺に回復魔法?だっけ?使ったの、お前の能力でも俺の幻想殺しは駄目って前言ってただろ?あん時は何かあるんだろうと思って黙ってたが……」
「あぁ、あれはな、お前が戦闘してるのが分かって、相手が神裂って分かったから、俺が口上始めたら自動的に回復魔法が使えるような術式と俺がお前に触ったときにオートで発動する空間凍結魔法創って、俺に俺の能力で、幻想殺し宿すだろ?その瞬間に俺の能力全部消えるし、お前の幻想殺しと俺の幻想殺しで、相殺しあった空間に最初の魔術が反応したってわけ。」

冬風がここまで言うと、当麻はポカンッとして

「大変なんだな。」
「その能力を永遠に消せたらいいのに」
「それができたら俺は不幸じゃないだろうな」
「だな。」

二人で笑いあう。すると、後ろから不意に声が掛けられた。

「お兄ちゃん!こんな遅くまで超何やってるんですか!?」
「ゲッ!最愛」
「おう、最愛じゃねぇか」
「超こんばんはです上条さん、お兄ちゃん!超早く帰りますよ!ご飯冷めちゃったじゃないですか!」

最愛が不機嫌な表情で言う。冬風はバツの悪そうな顔して帰る。

「天下の冬風さんも妹の前では駄目駄目ですか?」
「当麻あまりふざけたこと言ってると拳銃で撃つぞ。」

当麻の冷やかしにリアル殺気で返す冬風。当麻は身を危険を感じたのか

「申し訳ありません。私目が悪うございました。」
「分かればよろしい。少しだけ軽くしよう。さて、ギロチンがあったことにして…」
「いやいやいやいや!ギロチンは処刑ですが!?」
「馬鹿野郎!死なないように拳銃50発と、ギロチンの即死だったら、ギロチンだろ!」
「どの道死ぬじゃねぇかぁぁぁぁぁ!」

二人の簡易漫才をニコニコ顔で見る最愛。それぞれの家に帰り、夜は更けていった。






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次の日の朝

「お兄ちゃん!超起きてください!」
「はいはい起きますよ。」

ファ〜っと伸びをしながら起きる冬風。

「さて、今日お前どこ行くんだ?」
「今日は超学校に行ってきます。なんか超補習組の指導しろとか言われて……あのハゲオヤジ超殺してやりましょうか」
「やめなさい」

マジな殺気を放つ最愛を冬風が止める

「お兄ちゃんは?またLEVEL5の人たちか上条さんと一緒ですか?」
「残念、今日は何も無いから、ぶらつくつもりだよ」
「超警備員に連行されないでくださいよ」
「分かってるっての」








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時刻は午前10:38:29。

「お前を逮捕するジャン。」
「なんで、ちょっと騒いだくらいで、警備員なんですか!黄泉川先生!普通風紀委員ですよね!?」
「お前は風紀委員から手に負えないから騒いだときは出てくれと依頼されてるジャン」
「俺今回何もしてねぇ!!!」
「明らかに過剰防衛ジャン。177支部で反省文書くジャン」
「嫌だ!あそこには魔人が何人も居るんだ!お願いします先生!ここで書かせてください!!!」
「重症で運ばれたのが五人ぐらいだったらここでも良かったけど、流石に47人は無理ジャン」

そして、護送車に乗せられる冬風。

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「連れて行くジャン」
「はい!」

そして、走り出す護送車、何故こうなったのかを数分前の黄泉川に話してもらおう

「暁冬風、お前を襲い掛かってきた不良47人への過剰防衛で逮捕するジャン。」

冬風は甘いものを食べながら歩いていたときに襲い掛かってきた不良をむかついてぶちのめしてしまったのであった。







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「しっかり書きなさい。」
「もう嫌だ!」
「白井さん立ち帰ってくるわよ?」
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

全力でペンを進める冬風しかし、時は許してくれなかった。

「ただいま帰りました〜」

っと、元気な初春の声が聞こえる。冬風は絶望した表情になる

「固法様。帰して下さい。」
「書き終わるまで無理ね。」
「ちきしょぉぉぉぉ!」

冬風はテーブルに突っ伏す。そして、何時もの超電磁砲組が入ってくる。

「うわぁ、また大変な数。」
「今回は誰ってまたあんた?」
「毎回何やってるんですか冬風さん。」
「今度は逃げないでくださいまし」

今回、涙子も加わった超電磁砲組は、またかなりの数の始末書を書いている冬風に呆れている。

「あぁ!もう!面倒だ!こうなったら、この山全部ライターで焼いて」
「それをしたらこれ2倍になりますよ?」
「もういい!それやって逃げる!」
「黒子、没収」
「はいお姉様」

そして、シュンっと冬風の手元からライターが消える。そして、ペンを手に持ち、山をなくしていく。数分後には、最後の一枚になっていた。

「やっと終わった」
「お疲れ様。」

そういって、冬風の隣に美琴がコーヒーが置く。

「サンキュー。」

そういって、コーヒーを一気飲みする冬風。

「それ飲んだから私と勝負しなさい」
「嫌だ」
「何で即答なのよ!」
「俺無能力、お前最強。OK?」
「あんた普通にとんでもない能力使ってるでしょ」
「ナンノコトカナ〜」
「いいから勝負しなさいよ!あんたもあいつもまだ一回もまじめにやったことないじゃない!」
「しゃぁない。お前の必殺技で肩ぶち抜かれて終わらせよう」
「それで済ませようとする冬風さんって……」
「本当に規格外ですよね」
「ハァ、分かった明日ならいいよ。どうせ歩いてても連行されるだけだし」

冬風が渋々了承する。美琴は喜ぶがほかの面々は同じことを思っていた

『(歩いてたら連行されるって………)』
「じゃあ明日ね!」
「あぁ、俺は帰る。疲れた」

寮へと帰る冬風、しかし、今度は絡まれてまた同じところに逆戻りし、最後は黒子にテレポートで送ってもらい、その様子を最愛に見られていた為、

「警備員には連れて行かれないでって超言いましたよね」
「申し訳ありません最愛様」

当然、最愛からのお説教が待っていた。
















Remaining time of peace is the time to relief of Kinsho three days after the(残り時間は後3日禁書の救済までの平和な時間)

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