小説『魔法先生ネギま ロマンのために』
作者:TomomonD()

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第四十話 協力する者達


Side クロラージュ

一十…じゃなくて、スクナのデコピンでエヴァの力が戻ったことは明らかだった。

京都のときのような魔力の高ぶりを感じる。

「…はぁ」

「あれ? ここは“フハハ、これでこそ闇の福音だ!!”とか言って胸を張るところじゃないのか?」

「デコピンで解除されてもな……」

ま、まあこれで本当に戦える人が四人になった。


さて、スクナが言うには壁があるらしいな。

魔法障壁のことなのだろうか?

とにかくそれを突破できればダメージを与えられるはずだ。

「気になっているんだが、スクナ君だけで倒すことは出来ないのかい? 先ほどの一撃をあんなにたやすく跳ね返しているんだ、私たちの力が必要なのかい?」

そういえばそうだな。

あの一撃をあっさりと跳ね返すなんて……。

放っておいても、なんとか…

「ひつよう。あれ、本気でけった」

「「「なぁっ!」」」

あの間の抜けた声で本気かよ!

「わかりにくいぞキサマ!」

「まったくだ。正直、神だから桁違いに強いのかと思っただろう!」

「一歩間違えば一十君の身体が危なかったのか」

「へいきだと思った」

「「「危険だろ!!!」」」

ああ、一十百とは別の方向に大変だ。

いっそ、乗っ取るならもっと常識的な神のほうが良かった。


「キサマら……この場で消してやる!!」

吹き飛ばされた転生者が戻ってきたな。

あからさまに怒ってるな…。

次からの攻撃はまさに一撃必殺になるだろうな。

「で、一…じゃなかったスクナ。策はあるのか?」

「柵はない。囲うひつようが無い」

「「「その柵じゃない!!!」」」

もうだめだ。

勝てる気がしない。

どうしてこの神はこうなんだ…。

「消えろ屑ども」

ギャグのようなことをしているうちに転生者から今までの倍はあろうかと思えるほどの一撃が放たれようとしていた。

「お、おいおいおい。あんなのどうするんだよ!」

「考える暇があるなら可能な限り魔法を打ち込め! リク・ラク ラ・ラック ライラック 来たれ氷精 闇の精 闇に従え 吹雪け 常闇の氷雪 闇の吹雪!」

「確かにそちらのほうが簡単そうだね。 キラリりゅうせいぐん」

まあ、そうだな、よし!

「コル・コスト・ラス・ラージュ・エスタルロージェス 来れ火精 焔の精 炎よ渦巻いて 焼き払え 爆炎の都 火の爆風!!」

黒い吹雪と爆炎の渦と輝く星々が混ざり合い巨大な渦となって転生者に向かっていった。

同時に転生者の魔力と気の混合弾が放たれた。

巨大な力の塊と力の塊は中央でぶつかり合いそして……

「バカな、こっちは三人がかりだぞ!」

転生者の混合弾がこっちの魔力の渦を砕いて向かってきた。

これほどまでの実力差があるのか。

直撃する…

「たぁ、てぁ」

そこにスクナの当身と手刀が入り混合弾が二つに割れ直撃を回避できた。

「さ、サンキュー。正直死ぬかと思った」

「次はむり。手がいたい」

「おいいいい!! 痛いくらいなら何とかしろ!」

「それは一十君の身体に影響が出てしまうんじゃないのかい?」

「スクナ、次からはもっと頑丈な身体か、壊してもいい身体を選べ」

エヴァ、頑丈はともかく壊してもいいのは無いだろ?

「この身体は壊さない。それに…」

スクナが何か言おうとしたとき細かい気弾の嵐が降り注いだ。

どうやら転生者が放ったものらしい。

だが、今までのに比べると随分と威力が低い。

魔法障壁に力を入れればノーダメージですむくらいだ。

「いきなり転生者の攻撃の質が落ちたな。ガス欠か?」

「あれだけの魔力と気を使う奴がこんなに速くガス欠になるものか」

「まあ、これはチャンスだ! そろそろ、秘策をつかうときがきた!」

「秘策……。そんなものがあるのかい?」

「おいおい、俺にはここで生きていくためのかけがえの無い目標があるだろ?」

「ロマン……かい?」

「そうだ! 今回のロマンは……結果的に戦力が増えそうだ」

そういって一枚の仮契約カードを出す。

「聞こえるか。出番だ! ネギ君と小太郎君を巻き込んでもいいから、一撃であの悪魔を叩き落してくれ!」


「いま、聞こえてはいけないセリフが聞こえたが…」

「気のせいだエヴァンジェリン。稀によくある空耳だ」

「なるほど、あれは壊れてもいい身体か」

「「それは違う」」



Side 夕映

≪聞こえるか。出番だ! ネギ君と小太郎君を巻き込んでもいいから、一撃であの悪魔を叩き落してくれ!≫


……二人を巻き込んでしまうのはどうかと思うですけど。

今は水のドームのようなものの中に入れられて動けないです。

まあ、たぶん適度な魔法を使えば出られると思うのですが……。

その、入浴中だったものなので服を着ていないのが問題です。

水のカーテンがあって見えにくくなっているので少し待っていましたが、まさか自力脱出をして尚且つネギ先生とあの小太郎とか言う少年が苦戦している悪魔を一撃で倒せと…

「私をなんだと思ってるですか、クロロさんは」

「ど、どうしたの?」

「いえ、クロロさんから念話がきたので…」

≪そうだった、アスナの胸のペンダントをとってから悪魔に魔法を使ってくれ。そうしないと、面倒なことになるから。じゃ、任せたぞ、我が弟子!≫

「任せたといわれても……、はぁ。仕方ないですね」

たぶんクロロさんはこうなる事がわかっていたと思うです。

だからこの指輪型魔力媒体を私にくれたのだと思うですよ。

「これが三割のロマンですか」

「ユエちゃん、平気?」

まき絵さんに心配されてしまったです。

そもそも、まき絵さんは裏のことについて知らないはずです。

ここで私が魔法を使っては……

≪わすれたけど、魔法関係者…つまり裏のほうを知らない人材がいても大丈夫だぞ。後でどうにかするから≫

随分と適当ですね……。

≪それと…≫

まだあるですか?

注文の多い…

≪ケガをするなよ。それが一番大事だ、夕映≫

……/////

「ど、どうしたのユエちゃん。急に赤くなって…」

「ききき、気にしなくていいいです! ちょっと、やる気が出ただけですよ!」

「大方クロージュに何か言われたんだろ? アイツも罪作りというか何と言うか…」


とにかく、この水牢を破りアスナさんの胸にかかっている瓶のようなペンダントを取って、そしてあのヘルマンと名乗った悪魔を一撃の下に沈める。

反復完了ですね。

この一連の動作に三十秒もいりません。

「皆さん、動かないでくださいね」

「え?」

「はぁ〜。私たちの被害が少ないようにやれよ」

「わかってるですよ」

右手をグッと握り魔力を込め、そして…

「魔法の射手 雷の5矢!!」

放たれる雷の矢。

少し気になったのは、水牢に雷では皆さんが感電してしまうということくらいでしたが…。

どうやらその心配は無いようですね。

私の放った矢が水牢に当たると、水牢は弾けとび一瞬で外に出れました。

私たちを水牢に入れた半透明の少女…いえ生物が驚いているですけど、そんなことはどうでもいいです。

水牢が弾けると同時に走り出しアスナさんのところまで行きます。

「ユエちゃん!」

「これですね!」

アスナさんの胸にかかっている瓶を引き千切るようにはずしました。

ここまで五秒もかかりません。

あとは、一撃の下にあの悪魔を沈めればいいだけです。

「ネギ先生、と小太郎とか言う少年避けるですよ! 魔法の射手 旋回・雷の6矢!」

今度の矢は特殊です。

無詠唱で撃てる物の中ではかなり有効なものだと私は思うです。

放たれた矢は直進するだけに見えます。

そして…

「無詠唱かね。だが遅いよ」

そう、“避ける”ではなく“かわす”方が多いのです。

この矢は、速度を変えずに曲がります。

確実に相手に当てるために追尾ではなく旋回する。

追尾では多少矢の速度が落ちてしまいますから。

「なに! くっ…」

ヘルマンと呼ばれる悪魔に雷の矢が当たり動きが止まったですね。

……畳み掛けるですよ!

「雷の斧!」

「何! 無詠唱でぐぁぁぁ…」

「追撃、雷の斧!!」

「に、二連撃がぁぁぁ…」

「連撃、雷の斧!!!」

「ば、ばかなぁがあぁぁぁああ!!」

では……息を吸い込んで…。

「雷の斧!雷の斧!魔法の射手 雷の3矢!雷の斧!雷の斧!!雷の…」

≪もうやめてー、ヘルマン卿のライフはゼロよ!!≫

そういえば一撃で倒す予定だったですね……。

仕方ないです……。

「フォア・ゾ・クラティカ・ソクラティカ 来れ雷精 風の精 雷を纏いて 吹きすさべ 南洋の嵐 雷の暴風!!」

渾身の雷の暴風を叩き込みました。

これで一撃で沈めたことにしてもらいましょうか。


「夕映さん、怖い……」

「ごめんなさい、もう大口叩いたりはしませんから…(ガクガク」

ネギ先生と小太郎と言う少年が震えながらこちらを見ていたです。



Side クロラージュ

……夕映。

その、悪魔とはいえ手加減をしてやればいいのに…。

今のは見ててひどかったなぁ。


さてと…

「能力発動 綾瀬夕映!」

仮契約カードからアーティファクトを呼び出す。

たぶん仮契約カードのコピーは大浴場に置いてきただろうから、俺がアーティファクトを発動させる。

夕映のアーティファクトは白いローブだったから、服を渡す代わりとしても丁度いいからな。

「あ、ありがとうです」

「まあ、もう少し協力してほしいからな。さすがに裸…ってわけにはいかないだろ」

「……見たですか?」

「……イエ」

「目を見て話すですよ」

「ミテイマセンヨ、ハハハ……」

「帰ったら少し話しが…いえOHANASHIがあるですよ」

……目の前の転生者よりよっぽど夕映の方が怖い。

「これで五人か」

「げんかい。かえる」

「「「「はい?」」」」

振り返ると一十百の身体から青白い光が消え、瞳に光が戻っていた。

「あふぇ……、あれ?」

「一十……か?」

「はい。え〜と……」

あのバカ神め!

もっと役に立つことをしてから帰れよ!

エヴァの封印を限定的に解いただけしかやってないだろ!

これで戦えるのが四人に戻った。

「どうするですか?」

「あの化け物じみた奴をどうやって倒すつもりだ?」

「俺に言われてもね〜。まあ、スクナが壁があるっていってたからそれを壊せばダメージは入るんじゃないのか?」

まあ、壊す方法が無いんだけど…。

「壁…ってあの魔法陣の書かれた障壁ですか?」

「なぜ見え……一十その目」

一十百の瞳にはスクナの青い光が灯っていた。

完全に消えたわけじゃないのか?

「う〜ん、視界がぼやけます」

「いや、そのままでいい! その障壁に書かれた魔法陣……どういうものかわかるか?」

「おいおい、エヴァ。一十百に魔法のことは……」


「えと、基礎障壁陣が三層、対衝撃陣が二層、対魔法陣が二層、それが複雑に重なっていて……。え〜と、基礎魔法陣の上端の一部と対魔法陣の中央の術式を壊せば魔法陣内を巡っている魔力同士内部で反発が起きて、一時的に対衝撃陣と対魔法陣が使用不能に……なるはずです」


「「「「…………」」」」

「あ、あれ? やっぱり、何か違いましたか?」

「……一十、いつからそういうことがわかるようになった?」

「部活で習いました。基礎的なことならわかるんですけど…」

「今のって基礎的なことなのかい?」

「まあ基礎的なことだ。ただ、魔法陣の層数と魔法陣内の魔力の流れは……少し」

珍しくエヴァが言いよどんでる。

「ま、まあ考えてみればチャチャゼロと契約するときにオリジナルの魔法陣を書いて成功してたし、それに知識が加わったとするとこんな感じになるんじゃないか?」

「そうだな、深くは考えないようにしよう。一十だからな」

「そうだね一十君だからね」

「十百さんですからね」

「ふぇぇぇ、なんだかへんなキャラ付けになってませんか?」

((((気付いていないかったのか!))))

いま、ここにいる四人が同じことを考えた気がする。

一十百はキョトンとしてるし……。

まあいいか。

「それで、エヴァ。今言った通りでいいのか?」

「わからん。少なくとも私には見えんからな」

「一十百、どのあたりだ?」

「えと……、丁度あの人の真上と、正面……首の辺りです」

よし!

「正面は俺が狙う、上のほうは任せた!」

「ほぼ同時に魔法が当たれば大丈夫なはずです」

「まあ、多少の誤差は許されるはずだ! いくぞ!」

「させるかぁ!!」

転生者の魔力が膨れ上がり、気と混ざる。

「砕けろ、雑兵ども!!」

そして放たれる。

今度はスクナの力もない。

とめられるのか!


と言うか…

「退避すればいいじゃん!」

「言わずともそうしろ!」

ズドンとすさまじい音と共に石の床に大穴が開いた。

今さっきまで俺がいたところだ。

「あ、アブね〜……」

「うかつに攻撃できないね。どうする?」

そうだな……って、エヴァがいない!

「エヴァがいないんだが…」

「どこを見ている、上だ!」

俺が見上げると、腕組みをしたエヴァがふわりと浮かんでいた。

「リク・ラク ラ・ラック ライラック 来れ氷精 爆ぜよ風精 弾けよ凍れる息吹!! 氷爆!!」

エヴァが腕を振り下ろすと、転生者の目の前に氷塊が現れ爆発した。

かなりの威力のはずなんだけど、まったくと言って転生者には届いていない。

一十百の言う魔法陣の書かれた障壁のせいなんだろう。

「あれ? エヴァさんの魔法が当たったとき、あの人の障壁が変に動いた気がします」

じっと、転生者を見ながら一十百がそう言った。

「変に動いた?」

「あ、はい。こう、エヴァさんの魔法に対して過剰なくらい障壁……えと、魔法陣を重ねて守ったような感じだったんです」

「エヴァの魔法の威力を読み違えたんじゃないのか?」

「そうなのかも知れないんですけど……、う〜ん……」

なにやら一十百に考えがあるみたいだな。

少なくとも魔法陣のことに関しては俺よりもずっと知ってるみたいだし……。

てか、魔法使いとしてそのくらい知っておかなくちゃいけないのか?

まあ、それはそのうち学習するとして…

「何か作戦でもひらめいたのか?」

「ふぇっ……。そ、そうですね、もしかすればもっと簡単に魔法陣の障壁を崩せるかも…」

「どうするですか?」

「えと、とにかく正面から強い魔法を撃ってください! 魔法陣の層がうまく重なれば……上手くいくと思います」

なるほど、わかりやすいな。

「よし! 任せろ、一十百! コル・コスト・ラス・ラージュ・エスタルロージェス 来れ火精 焔の精 炎よ渦巻いて 焼き払え 爆炎の都 火の爆風!!」

「合わせるですね! フォア・ゾ・クラティカ・ソクラティカ 来れ雷精 風の精 雷を纏いて 吹きすさべ 南洋の嵐 雷の暴風!!」

炎と雷の竜巻が混ざり合い転生者へと向かっていった。

かなり強力なはずなんだが……

「これでも届かないのか!」

転生者の前で巨大な竜巻が弾けていった。

そこまで強力な障壁なのか……。

「やっぱり! ならこれで、えい!」

横にいた一十百が思いっきり何かを投げた。

その何かは黒い光を放ちながら転生者への一直線に向かっていった。

「一十百、何を投げたんだ?」

「妖刀ひなです!」

「刀は投げるものではないですよ!」

「そうなんですけど……、うまくいくはずです!」

妖刀ひなは転生者の障壁に弾かれると思っていた。

けれど……

「えっ?」

「刺さった……のか?」

「はい!」

まるで空中に浮いているように転生者の少し前でピタリと止まっていた。

どうやら障壁に突き刺さったらしいけど…

「どうして弾かれなかったんだ?」

「物理的な攻撃を防げる魔法陣は基礎魔法陣と対衝撃陣の二つです。それ以外の対魔法陣は物理的な力には弱いんです。そこに向けて妖刀ひなを投げたんです」

「わかったような、わからないような……」

もっと魔法のことを勉強しよう……。

うん、そうしよう。

「これで対魔法陣の障壁が崩れました! 魔法が通ります! エヴァさん、離お姉ちゃんお願い!」

「言われなくても!」

「よくやったぞ一十!」

空中にいるエヴァの魔力が上がった。

大掛かりな魔法が来る!

「先に撃たせてもらうよ。 かんけつせん!」

人里が転生者の足元を指差したかと思うと、そこから勢いよく熱湯が噴出した。

転生者を巻き込んで巨大な水柱を作り上げる。

「ぐぁぁぁ……」

初めて転生者に一撃入れた!

これはいける!

「ほう、間欠泉か。丁度いい! リク・ラク ラ・ラック ライラック 契約に従い 我に従え 氷の女王 来れ とこしえのやみ! えいえんのひょうが!!」

湧き上がった間欠泉がそのまま氷の柱になる。

どうやら、威力を抑えてくれてるみたいだな。

ここで150フィートを完全凍結させられても困る。

「全ての 命ある者に 等しき死を 其は 安らぎ也 おわるせかい!」

パチンと指を鳴らすと凍りついた間欠泉にひびが入り粉々になった。

これが、おわるせかい……か。

さすがエヴァだな。


「これで奴も息絶えたはずだ」

「さすがに粉々になれば復活も出来ないだろう」

「……あ」

なにやら一十百が思い出したように周りを見ているな。

「どうした一十」

「妖刀ひな、エヴァさんの魔法に巻き込まれちゃったなぁ…と思いまして」

「あ……いや、すまない」

「ふぇっ? 別に大丈夫ですよ、たぶんですけど」

まあ、粉々だろうな……ん?

「一十百、あれって…妖刀ひなの柄じゃないか?」

「え? あっ!」

妖刀ひなは柄の部分しか残っていなかった。

周りに細かい黒い破片があるけど、たぶん刀身だったものだろう。

「よかったぁ、柄があれば作り直せそうです」

「…いや、直せないとおもうですけど」


まあ、とにかく……

「全員無事で何よりだ!」

「そうだな。さて戻るとするか」

「はい」


こうして俺たちは無事悪魔襲来を切り抜けることができた。

-42-
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魔法先生ネギま!佐々木まき絵/塗装済み完成品フィギュア
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