小説『異世界旅行券が当たったのでISの世界行ってきます』
作者:読む短刀()

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第19話 クラス対抗戦1



修司Side
一夏と鈴が喧嘩してから数週間が経ち、クラス対抗戦当日となった。
あれから鈴は練習に参加しなかった。
だが、原作みたいな喧嘩第二ラウンドは発生しなかった。
クラス対抗戦、俺と一夏の相手は予想通りと言うか、当然と言うか、鈴と天音である。
「そろそろ時間だが、緊張してないだろうな、一夏。」
「ああ、大丈夫だ。」
「そうか。…それじゃあ、試合前に最終確認だ。一夏、お前の役目は?」
「俺は天音さんをシュウに任せて、鈴と戦うのが仕事、だろ。」
「そうだ。お前は鈴と戦っていればいい。天音は俺が倒す。」
天音の機体は不明だが、一夏がやるには危険だろうからな。
「ああ、わかった。…ところで、箒達は?」
「あいつらなら、もう管制室にいる。」
「そうか。」
「尾上、織斑。時間だ。」
「わかりました。」
俺は鳴神を展開して発進体制に入る。
「尾上修司、鳴神、駆け抜ける!!」
俺はアリーナに飛び出した。
「織斑。」
「はい。織斑一夏、白式、行くぜ!!」




俺がアリーナに出て直ぐに一夏も続いて出てきた。
「鈴と天音さんは?」
「まだだ。そのうち…おっ、出てきた。」
向かいのピットから甲龍を纏った鈴が出てき、それに続いて天音がISを纏った状態で…。
「フリーダム!?」
俺は天音の纏ったISを見て驚いた。何故ならそれは「ガンダムSeedシリーズ」に出てくる「フリーダムガンダム」のISバージョンだからだ。
『そう。これが私に神がくれた専用機、フリーダム。』
天音が俺にプライベートチャネルで話し掛けてきた。
『まさか、ガンダムをサイズを小さくしてISにするなんてな。』
『驚いた?』
『まあな、天音の見た目からISも可愛らしいやつだと思ってたからな。』
『そんなこと言っても、手加減はしないからね。』
『上等…てか、顔少し赤いぞ。どうした?』
『な、何でもないよ!』
プライベートチャネル切られた。…もしかして、怒らせた?
『何やってんのよ、あんたは。』
『うお!?』
今度は鈴がプライベートチャネルで話し掛けてきた。若干驚いた。
『なによ、その反応。あたしに話し掛けられるのはそんなに嫌なわけ?』
『いや、ちげーよ。ただ天音とのプライベートチャネルが終わって直ぐにお前からプライベートチャネルがきたから驚いただけだよ。』
『修司。』
『何だよ、鈴。』
『あんた美羽に何言ったのよ。』
『何言ったって、天音のISについて少し話しただけだが?』
『ふーん。』
なんだよ、その納得してない顔。
『まあ、いいわ。さっき一夏と賭けをしたわ。』
『賭け?』
『この試合、一夏達が勝ったら約束の本当の意味を教えて。あたし達が勝ったら一夏があたしの言うことを何でも1つ聞く。って賭けよ。』
『一夏は了承したのか?』
『二つ返事でOKしたわ。』
『そうか。』
『そ、だから。』
鈴がプライベートチャネルから、オープンチャネルに切り替えた。
「アンタ達覚悟はあるかしら?」
「そっちこそ、負ける覚悟出来てるんだろうな?」
「「ハッ!上等!ぶっ飛ばす!」」
………
「「ハモるなよ(んじゃないわよ!)!」」
「2人共、仲良いな。」
『それでは、只今より、1年クラス対抗戦、第1試合、1組「尾上修司・織斑一夏」ペア対2組「凰鈴音・天音美羽」ペアの試合を開始します!!』
戦いの幕が開いた。

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