小説『魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜(現在多忙の為更新停止中)』
作者:クリス()

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第19話『携帯買いました』
〜ツバサ〜

今日は携帯電話を買いに行くため

お昼前過ぎにテスタロッサ家へと向かった

テスタロッサ家には既になのはが来ていたので

さっそく携帯電話を買いに昨日行ったデパートへと向う事にした

アルフは今日もお留守番だ


デパートへ行く道程で

「ねぇ〜ツバサ〜おはなししよ〜よ〜」

昨日と同じようにアリシアが

ボクの腕を掴んで体を揺すっていた

また念話で昨日と同じことを言おうとしたら

「駄目だよ姉さんツバサを困らせたら」

「お話なら私がしてあげるの」

フェイトとなのはがやってきて

アリシアを引き剥がしてくれた

そしてアリシアはなのはと楽しそうに話しながら歩いて行った

それを追いかけながらボクはフェイトと話した

「ありがと……」

「うぅんいいよ。さっきは姉さんがごめんね」

「大丈夫……」

「ツバサって学校でもその喋り方なの?」

「そう……」

「念話だったらどうなのかな?」

「……」

(普通に話すよ?)

「!? そ、そうなんだ」

(何か重要な事があったら念話でよろしくねー)

(う、うん。わかったよ)

その後もフェイトと色々話していると

昨日のデパートが見えてきた


デパートの入ったボク達は

昨日とは違いなのはの先導ではなく

「こっち……」

昨日のデパートの中にある案内板を

瞬間記憶で覚えていたので

ボクが前に出て案内している


直ぐに携帯ショップに着いて携帯を選んでいると

「なのはにツバサじゃない」

「こんにちわ。なのはちゃんツバサちゃん」

アリサとすずかが現れた

「アリサちゃんにすずかちゃん」

「………」ペコリ…

なのはは少し驚いていて

ボクは軽く会釈した

「なのはちゃん携帯買い換えるの?」

すずかのがなのはに問うと

「違うよ。今日はツバサちゃんのと…
あっそうだ紹介するね
この前話したフェイトちゃんとアリシアちゃんなの」

なのははフェイトとアリシアを見ながら言うと

「フェイト・テスタロッサです…」

「わたしはアリシア・テスタロッサだよー」

フェイトとアリシアが自己紹介をした

そして

「それでコッチが友達のアリサちゃんとすずかちゃんなの」

次はアリサとすずかを紹介すると

「アリサ・バニングスよ」

「月村すずかだよ。よろしくね」

アリサとすずかも自己紹介をした

ボクはそのやりとりをボー眺めていたら

何故か皆がコッチを向いた

「なに……?」

ボクが首を傾げて聞くと

「えっと…ツバサもアリサとすずかと友達なんだよね?」

「そうだよ…?」

ボクが『それがどうしたの?』って感じで返事すると

「それでフェイトちゃんとアリシアちゃんとも友達なんだよね?」

「うん……」

すずかの問いに答えたら

「じゃーツバサももっと会話に参加しなさいよ」

「そーだよツバサ。もっとおはなししよ?」

アリサとアリシアがそう言ってきたので

なのはに視線をやると

「ツバサちゃんもお話しするの」

笑顔でそう言われた…

「わかった……」

そしてボクも会話に加わって少しお話しをした

その間プレシアさんや周りの人が

微笑ましそうに見ていたのは無視する事にした


その後

ボクとフェイトとアリシアが携帯を買うと聞いて

すずかとアリサも選ぶのを手伝うと言ってくれた


店内に入ると

「なんだか色々あるね」

「どれにしよーかなー」

フェイトとアリシアは色々な携帯があって悩んでいるようだ

「最近は性能なんて似たような物だし見た目で選べばいいんじゃない?」

アリサは見た目でと

「でも、少しの性能差が大切だよ」

すずかは性能が大事だと

「カメラとかが綺麗だと色々使えて楽しいの」

なのははカメラの性能が良いと楽しいと

3人の意見が出揃った所で

「色とデザインが大事でしょ?」

「操作性も大事だよ」

「画質が悪いと綺麗に撮れないの」


ボク達を置いといて携帯談義を始め

「えっと……」

「どれにしよーかなー」

フェイトとアリシアはそれを見てどうしようか悩んでいた

「これにする……」

ボクはとりあえず見た目も良く性能も良さそうなのを選んだ

「ツバサちゃんはそれに決めたの?」

するとすずかが聞いてきたので

「うん……」

そう答えると

「へぇ薄い青に赤のラインね。デザインもいいんじゃない?」

「カメラの性能も良さそうなの」

アリサとなのはがそう言ってきて

「私も同じのにしようかな?」

「わたしもー」

フェイトとアリシアは同じのを買うと言った

「じゃーフェイトちゃんのはコレがいいの」

するとなのはがボクの奴の色違いをフェイトに渡した

「黒に黄色のラインってフェイトにはピッタリね」

アリサがそう言った理由は

今日のフェイトの服が黒だったからだ

「じゃーわたしはこれー」

「アリシアちゃんは白に黄色のラインのだね」

アリシアもボク達と同じ奴の色違いを選んで

「買ってくる……」

「あっ私も行ってくるよ」

「わたしもー」

ボクは自分で

フェイトとアリシアはプレシアさんに買って貰った

ついでにプレシアさんも購入していたみたいで色は黒だった


まぁそんな感じで携帯を購入して

今はなのは達と番号やアドレスを交換している

赤外線を使って交換が完了すると

ボクの携帯が鳴って

見てみるとなのはからだった

『ちゃんと届いたかな?』

ボクは直ぐに返事を打って返信した

フェイトとアリシアにはアリサとすずかがメールをしていて

フェイトとアリシアは手こずりながらも返信していた

プレシアさんは説明書をパラパラとめくったあと

「これぐらいなら改造出来そうね……」

何か言ってたけど聞かなかった事にする


ボクがプレシアさんを見てそう思っていると

「えっと…ツバサちゃんこのメール……」

なのはが困った顔をして言って来た

「どうしたのよなのは」

「どうしたの?なのはちゃん」

それを見たアリサとすずかがなのはに近づいて

なのはの携帯に表示されているメールを見たら

直ぐにこっちに来て

「これツバサが打ったの?」

なのはの携帯画面をボクに見せてきた

それを見てみると

『なのは〜届いたよ〜(^o^)ノシ
初メールだね(=^ω^=)
これからも宜しく(*゚▽゚)つ旦~~』

「そう…だよ……?」

ボクはそれを見て『それがどうしたの?』って感じで言うと

アリサは自分の携帯を取り出してメールを打ち始めた

するとボクの携帯が鳴って見てみると

『いつもの感じと全然違うじゃない!!』

当然のようにアリサからだった

ボクは返信の文を打って送ると

アリサの携帯が鳴ってアリサは直ぐにメールを見ていた

ボクが送ったメールの内容は

『ぉお!!(゚ロ゚屮)屮
アリサも初メールだね♪(* ̄ー ̄)v
あと別にいつも通りだよ(・_・?)』

そして

「何でメールだとこんなに感じになるのよ!!」

「周りに…迷惑……」

今ボク達はまだデパートの中なので

アリサの声を聞いて

『クスクス』笑ってる人や

『うるさいなぁ』と顔をしかめている人がいた

アリサはそれを見て

恥ずかしそうに顔を赤らめていた

「アリサちゃん何てメール来たの?」

すずかがアリサにボクからのメールの内容を聞くと

アリサは携帯を開いてすずかに渡した

それを見たすずかは

「えっと…私も後でメールするね?」

ボクにそう言って来たので

「うん……」

ボクは返事をした


その後アリサとすずかと別れて

テスタロッサ家へと帰宅して

皆で携帯電話の操作方法を覚えたり

カメラ機能で写真を撮ったりとかしていた

お留守番していたアルフが

フェイト達の携帯を羨ましそうに見ていたのは

気にしない方がいいだろう


そうやっているとなのはが携帯を開いて

「ツバサちゃんコレなんだけど…」

そう言ってボクに見せてきた

それは最初になのはに送ったメールだった

「ん?これがどうしたの?」

ボクが聞いてみると

「えっと…外での雰囲気と違うなぁ…って…」

なのはは困った顔をしながら言って来た

「んー。まぁメールなら普段通りで良いかなぁって」

ボクがそう言うと

「じゃー電話はどうなのかな?」

話しを聞いていたのかフェイトが質問してきた

「電話は外と同じ感じになるかな」

「そーなんだ、じゃーわたしツバサにいっぱいメールするー」

フェイトに答えるとアリシアがそう言って来たので

「うんいいよ。返せる時は直ぐに返信するよ」

ボクがそう言うとアリシアは嬉しそうにしていた


いつの間にか結構時間が経っていたみたいで

外を見ると少し暗くなっていた

「それじゃーそろそろ帰るよ」

「フェイトちゃんアリシアちゃん。また明日学校でなの」

「うんツバサになのは。また明日」

「じゃーねーツバサになのはー」

「また気軽に来ておくれよ」

「明日からフェイトとアリシアの事、宜しく頼むわ」

テスタロッサ家の面々と別れの挨拶を済まして

なのはは翠屋の方に行くみたいだったから

なのはと共に家へと帰った


家の前でなのはと別れて家に入ると

「ツバサおかえりなさい」

玄関でネオが出迎えをしてくれた

そしてボクはネオに

「今日携帯を買ったんだ」

そう言って携帯をネオに見せると

「なので私も買って来ました」

ネオはそう言って

ボクの携帯の色違いで黄緑に銀のラインが入った携帯を見せてきた

「えっと…そーなんだぁ…じゃ番号とアドレス交換しようか」

ボクはそう言ってネオとアドレスを交換した


その後

ご飯を食べてお風呂に入って寝る前に携帯を見てみると

新着メールが5件あった


?なのは
『今日は楽しかったの
明日からフェイトちゃんとアリシアちゃんが
学校に来るから楽しみなの
それじゃあまた明日学校でなの』


『ボクも楽しかったよ(*´∇`*)
フェイトとアリシアが同じクラスになると良いね
じゃあまた明日学校でヾ(・o・*)
お( ̄o ̄) や( ̄O ̄) す( ̄。 ̄) みぃ( ̄ー ̄)ノ”』


?すずか
『ツバサちゃんこんばんわ
明日からフェイトちゃんとアリシアちゃんも
学校に来るんだよね?
一緒のクラスになれたらいいね』


『すずかこんばんわ(^▽^)/
フェイトとアリシアは明日から来るよ
出来たら同じクラスが良いね(・-・*)
まぁそれは明日のお楽しみだね♪
それじゃーボクは寝るよ
すずかおやすみ(=^o^)ノ』


?アリサ
『ツバサ今日のはどう言う事か説明しなさい』


『何のことやら(A゚∇゚)
説明も何もいつも通りだよ?
まぁまた明日学校でね(´ヘ`;)
アリサおやすみ(*´▽`*)』


?フェイト
『メール送ってみたよ
ちゃんと届いてるかな?』


『ちゃんと届いてるよ♪
フェイトは頭良いから
直ぐに使いこなせると思うよ☆彡
明日から学校だからって
緊張して寝不足とかにならないよう
気を付けてね(=v=)
それじゃーまた明日学校で
フェイトおやすみ(・_・)ゞ』


?アリシア
『つばさめーるしてみたよ
けいたいっていろいろできてたのしいね
あしからがっこうだから
きょうははやくねるね
おやすみー』


『アリシアおやすみー
ってかアリシア変換機能使おうね
ひらがなばっかだと読みにくいから
(´Д`)』


ボクは来ていたメール全てに返信して今日は寝た


朝起きて携帯を見てみると

また7件メールが来ていた
?なのは
『うん
おやすみなの』

?すずか
『ツバサちゃんおやすみ』

???アリサ
『ちょっとどう言う事なのよツバサ!!』

『無視するんじゃないわよ!!』

『もう寝ちゃったみたいね…
明日詳しく聞かせてもらうからね!!』

?フェイト
『確かに少し緊張してるけど
私もそろそろ寝るから大丈夫だよ
ツバサおやすみ』

?アリシア
『お早う翼
チャンと変換昨日使って
メールして見たよ』

とりあえず昨日の返信のは無視して
アリシアにだけは

『アリシアおはよー
変換した漢字が間違ってるよー
まぁまだコッチの勉強が
あんまり出来てないから
しょうがないね(´・`)
学校でいっぱい勉強して
使いこなせるようになってね
それじゃーまた学校で』


ボクはアリシアにメールを返信してから

顔を洗って制服に着替えて朝ごはんを食べて

学校へと向かうバス停へと向かった


ちなみにフェイトとアリシアは

何か色々あるみたいで

ボク達より早くに学校に行っている


バス停で待っていると

バスがやってきてそれに乗ると

いつも通り一番後ろの座席に

なのはとアリサとすずかがいて

手招きしていたので

ボクもいつも通りみんなの所へ行き

空けてくれたスペースに座った


そして

「さぁツバサ説明しなさい」

隣のアリサがそう言ってきたので

「何が…?」

そう答えると

「だーかーらー何でメールだと
何かこういつもと違った雰囲気なのよ!!」

「気分…?」

ボクが答えるとアリサは溜息を吐いて黙った

「そー言えばツバサちゃん
メールだと一人称が『ボク』になってたよ?
普段は『私』だったのに」

すずかがそう言って来たので

「なんとなく……」

とりあえず適当に答えて時間を潰していた


しばらくすると学校に着いて

フェイトとアリシアが同じクラスだと願って

教室へと向かった………


作者コメ

クリスでっす。

何か今回はあんまりアイデアが浮かばなかった…

ってか今回の話の必要性が……

『日曜日にボクとフェイトとアリシアは携帯を買った』

何かこれだけで良かったような……

まぁいいかw書いちゃったしw


文章の長さが全く一定しないなぁと思う今日この頃

とりあえず少しずつイベントを消化して行きます。

次回はフェイトとアリシアが学校に入学する話しです。

ちなみに銀髪君はまだアースラにいますw

次回『フェイトとアリシア初めての学校』

-21-
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