小説『魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜(現在多忙の為更新停止中)』
作者:クリス()

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第20話『フェイトとアリシア初めての学校』

管理局との問題も解決?して月曜日になった

今ツバサたちのクラスでは

「転入生が2人今日から通うことになった」

先生のこの発言で大いに賑わっていた

すると1人の生徒が質問した

「転入生は男の子ですか?女の子ですか?」

それを聞いた先生は

「2人共女の子で双子の姉妹だ」

クラス全員に聞こえるように答え

それを聞くと生徒達は『ガヤガヤ』と話し出した

「どんな子達だろ?」

「可愛い子達かな?」

「ふたごぉ…はぁ…はぁ…」

「友達になれるかな?」

そんな中

ツバサとなのはとすずかとアリサは

今日転入して来る2人を既に知っている為か

静かに入口の扉を眺め

自分達の教室にあの2人が入って来るのを

ワクワクしながら待っていた

ツバサだけは普段通りの無表情でだが


そして先生が廊下にいる2人を呼んだ

「テスタロッサ姉妹入って来てくれ」

すると

「「はい!!」」

はっきりとした返事をして

教室の扉を開いて2人の女の子が入って来た


1人は金髪ツインテールの女の子で

緊張しているのか動きが少し硬く

不安そうな顔をしていた


もう1人は金髪ストレートの女の子で

此方は全く緊張などしていなさそうな

明るい笑顔を浮かべていた


そしてさすがは双子と言うべきか

2人は髪型以外では見分けがつかないぐらいだった


それもそのはず

2人は実際は双子ではなく

片方はクローン……

オリジナルの遺伝子から造られた

人工生命体なのだから当然だった


しかし


このクラスでそれを知っているのは

高町なのは・不知火ツバサの2人だけだ


霧島白亜は原作知識で知っていたのだが

一昨日に管理局と共にツバサ達と会合した時に

テスタロッサ家についての話しを聞いたため

自分がこの世界に来たせいで起こった

イレギュラーだと信じてしまったから

フェイトの事をプレシアの本当の娘だと思っている


アリシアについては

ルナ(ツバサ)が復活させたと事を知っているので

フェイトと実際は双子では無いと言う事は知っている


先日友達になったアリサとすずかは

まだこの2人がそのような存在だと言う事も

前からの友達の不知火ツバサと高町なのは

それにいつも絡んでくるあの霧島白亜も含め

5人が魔導師だと言う事も知らなかったりする



そして2人の少女が自己紹介を始めた

「わたしはアリシア・テスタロッサっていいまーす
みんなーこれからよろしくー」

金髪ストレートの少女はアリシアと名乗った

その喋り方は子供っぽく明るく楽しそうだった


「わ、私はフェイト・テスタロッサと言います
よ、宜しくお願いします//」

金髪ツインテールの少女はフェイトと名乗り

その喋り方はオドオドしく

余り人前で話した事が無いのか緊張しているようだ

そして少し恥ずかしがっているのか顔が少し赤かった


2人が自己紹介をすると

「それじゃ席は……」

そう言って先生は教室を見渡して

「空いてる席が無いだと…」

先生がそう言うと

「「えっ!?」」

フェイトとアリシアは驚いて先生の方を見た

「ははっ冗談だ冗談
ただお前達の机と椅子の準備を忘れてたんだ
誰か空き教室から机と椅子を持って来てくれないか?」

先生は冗談だと言った後

生徒たちに2人の机と椅子を準備してくれと言うと

男子生徒達が立ち上がり誰が持ってくるかで口論しだした


男1「先生!!テスタロッサ姉妹の机と椅子は僕が持って来ます」

男2「いや、その役目はこの俺が!!」

男3「君達は何を言ってるんだ雑用は僕の仕事だろ?」

男2「お前いつも雑用系サボってるじゃねーか」

男4「ここは机運びのプロの俺っちに任せるッス」

男2「机運びのプロって何だよ!!」

男5「皆に重労働をさせたくないんだ!!だから俺が行くよ!!」

男6「ここで俺がやらねきゃ誰がやるんだ!!」

男7「男6君!!ここは僕が食い止める!!先に行って!!」

男6「男7!?っく…必ず追いついて来いよ!!」

男2「って男6!!抜け駆けすんなよ!!」

男6「離せ男2!!俺が行かなきゃ誰が行くってんだ!!」

男8「ふっ…お前ら俺の存在を忘れてないか?」

男2「お、男8……」

男3「くっ…君が残ってましたか…」

男4「おいら達で争ってる場合じゃなさそうッスね…」

男5「ここは協定を結ばねぇか?」

男4「そうッスね…まずは男8を倒してからッス!!」

男7「僕が動きを止めるからその隙にお願い」

男6「おいっ男7!!1人で突っ込むな」

男8「ふっ甘いわ」

男7「ぅわぁー!!」

男6「男7ぁぁぁー!!」

男3「落ち着くんだ男6!!今の君じゃ無理だ」

男6「くそ…俺に力が無いせいで男7が……」

男8「お前達がどんなに足掻こうと俺には勝てぬわ」

男3「確かに僕たち1人1人じゃ君には勝て無いだろうね…」

男4「でも…おいら達には仲間がいるッス!!」

男5「1人で無理なら力を合わせれ良いだけだ!!」

男6「おまえら……何をして……」

男3「肉体を生命エネルギーに変換……」

男4「受け取るッス男6!!おいら達の力を!!」

男5「俺達の命…無駄にするんじゃねーぞ!!」

男8「なにぃ!?自分達の命と引き換えに男6に力を与えただと!?」

男6「ありがとう……お前らの命、確かに受け取った!!」

男8「な、何だ!?この力は…!?」

男6「男8……てめぇだけは絶対に許さねぇぞ!!」

『ガラッ』(ドアが開く音)

「持ってきた……」

「先生持ってきたの」

この喧騒の間に

ツバサとなのはが机と椅子を持ってきた


なのはは椅子を2脚重ねて持って来て

ツバサは1つを両手で持ってもう1つは頭に乗せて持ってきた


男1〜8「あっ…」

教室に入ってきた2人を見て

男1「あ〜先に行かれちゃった…」

男2「男8の出るタイミングが遅すぎたか?」

男3「いやあれぐらいで丁度いいだろ」

男4「それより男7のやられる件が要らなかったんじゃないッスかね?」

男8「いや、あれは俺の強さを出す為に必要だろ」

男5「くそー今度は俺が男8の役になってやる」

男4「でも主人公ポジションは男6ッスよ?」

男6「でも今回みたいに中断されたら微妙なんだよなぁ」

男2「あ〜確かにそうだね」

男1「ってか次は俺も役欲しいぜ…」

男6「えっ!?お前参加したかったの?」

男3「では次の打ち合わせの時に君も参加したらどうだい?」

男1「マジ!?是非参加させて下さい!!」

男7「あ〜…殴られるふりするの大変だから次は違うのやりたいな…」

男8「じゃー次俺がその役やるわ」

男3「いや次は僕がやろう」

男4「いやいや俺っちがやるッス」

男5「何言ってんだ!!ここは俺が!!」

男6「何言ってんだ俺に任せとけって」

男1「いや俺が」

男2「俺もやりたい!!」

男7「えっ!?……じゃ僕ももう一度やってみたいなぁって」

男1〜6・8「どーぞ、どーぞ」

男7「何でだよ!!」


男子生徒達は反省?しながら自分の席に戻った


そして

「お、おぉありがとな高町に不知火」

先生は持って来てくれた2人に礼を言い

「どこ…置く……?」

ツバサが先生に聞くと

「テスタロッサ姉妹は視力は良いか?」

「え…?あっはい」

「わたしもしりょくいいよー」

先生はテスタロッサ姉妹に視力の確認して

「それじゃー高町、不知火
お前らの席の後ろに運んでくれ」

先生がそう言うと

なのはとツバサは椅子と机を運んだ

「それじゃーテスタロッサ姉妹は
あそこの席に着いてくれ」

「「はい」」

先生に言われて

アリシアがツバサの後ろの席に

フェイトがなのはの後ろの席に着いて

「それじゃー1時間目の授業を始めるぞ……」

授業が始まった…


授業が終わって休み時間

フェイトとアリシアの周りには

クラスの生徒の大半が寄ってきて

「2人って外国から来たの?」

「彼氏いるの?」

「スリーサイズ教えて下さい!!」

「何か特技とかある?」

「私料理得意何だけど2人はどう?」

「何でこの時期に転校してきたの?」

「前はどこに通ってたの?」

「好きな男性のタイプは?」

「僕の事どう思いますか?」


質問攻めに遭っている2人を見かねて

「アンタ達!!フェイトもアリシアも困ってるじゃない
質問は1人1つで順番によ!!」

アリサがフェイトとアリシアを連れて教室の前に行き

生徒達の質問を順に捌いて行った


その光景は休み時間のたびに行われた


そしてお昼休み

ツバサ、なのは、すずか、アリサ、フェイト、アリシアの6人は

屋上でお弁当を食べていた


フェイトとアリシアは

初めての授業+休み時間毎の質問攻めで

疲れた表情をしていた


「おつかれ……」

ツバサがそう言うと

「確かに大変そうだったの」

なのはが続き

「授業大丈夫そう?」

すずかが言って

「わからない所があったら聞きなさい私達が教えてあげるわ」

アリサが締めた

「ありがとう。まだ何とか大丈夫だよ」

「こくごとかよくわからなかったけどね」

フェイトとアリシアが答えると

「今週末勉強会でもやりましょうか」

「そうだね。みんなでやれば楽しく勉強も出来るし」

「私も手伝うの!!」

「私も……」

それを聞いたフェイトとアリシアは

「わーいみんなとあそべるー」

「ねえさん//勉強会だよ//えっと…みんなありがとう」

アリシアは楽しみだとはしゃいで

そんなアリシアを見て恥ずかしそうにしながらも

フェイトはお礼を言っていた

「それじゃ誰の家でやる?」

アリサがみんなに聞くと

「ツバサのいえがいぃー」

アリシアが速攻で答えて

「えっと…ツバサ大丈夫?」

フェイトがツバサに聞いてみると

「大丈夫……」

ツバサがOKを出したので

「それじゃ今週の土曜日はツバサの家で勉強会よ」

アリサが締めてお昼休みは終わって行った…


そして午後の授業も終わって

学校の帰りに

みんなで翠屋に行きケーキを食べた


アリシアは翠屋のケーキが気に入ったようで

凄くはしゃいでいた


その後は店内で色々とお話しして

アリサとすずかはアリサの迎えの車で帰って行き

なのはは翠屋でお手伝いをするとの事で

ツバサとフェイトとアリシアの3人で一緒に帰った

だけどツバサの家は翠屋から徒歩30秒ぐらいなので

直ぐに別れる事になるのだけど

アリシアが

「ツバサのいえによっていい?」

そうツバサに言い

「いいよ……」

ツバサもそれを了承し

「私もいいかな?」

「うん……」

こうしてフェイトとアリシアはツバサの家へと入って行った……


家に入ると当然のようにネオがいて

「ツバサおかえりなさい」

「うん。ただいま」

「おじゃましまーす」

「えっと…お邪魔します…」

「フェイト様にアリシア様ですね。お久しぶりです」

「「様(さま)!?」」

「ネオ何故に様付け?」

「まぁ私はデバイスですし魔導師の方には様を付けた方が良いかと
あと様付けで呼んだ時の慌てぶりを見る為ですね」

「なるほど後半のが本音だね」

「さすがツバサ。その通りです」

「あの…様付けはヤメて欲しいかなぁ…って…」

「わたしはさまづけでもいいけどねー」

そうこう言いながらリビングへと向かって行った


ツバサとフェイトとアリシアがリビングで談笑していると

ふいにアリシアが

「ねぇツバサ。わたしのデバイスどれぐらいでできそう?」

ツバサに製作を頼んでいた

自分のデバイスの進行状況を聞いてきた

「んー明後日には試作品が完成するかな?
そこからはアリシアに使って貰いながら微調整していくから
完全に完成するのは来週ぐらいかな?」

ツバサがアリシアに現状を説明すると

「あれ?ツバサって0からデバイス造ってたよね?」

フェイトが質問してきて

「ん?そうだけどどうしたの?」

何故フェイトがそんな質問をしてきたのかがわからなくて

ツバサはフェイトに聞き返した

「姉さんがデバイスの作製お願いしてから
まだ1週間ぐらいしか経ってないのになぁって」

「あ〜そう言う事か
前からデバイス作製は何度かしてたから
別に0からの作製でも大体これぐらいの期間あれば余裕で造れるよ
頑張ればもっと早く造る事も出来るし」

フェイトの疑問にツバサはそう答えた


その後は遅くならない内に

フェイトとアリシアは自分の家へと帰って行った……



作者コメ
クリスでーす。

………うん。

何か執筆が進まないな……

そして無駄に遊び過ぎた……

まぁ少しずつやって行きます。


次回は授業風景とアリシアのデバイスの試運転かな?



それではまた次回更新をお待ち下さい

次回『アリシアのデバイス』

-22-
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