小説『魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜(現在多忙の為更新停止中)』
作者:クリス()

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第22話『アリシアVS青眼の白龍』

〜ツバサ〜

今、ボクとテスタロッサ家の面々は

アリシアのデバイスの調整及び魔法の練習の為

管理外世界の無人世界に来ている


ここは荒野が広がっていて

所々に岩山があった

そしてボク達は岩山の1つの上にいた

それは形で言うなら台形で

地上から20mぐらいの高さの所だった


「よしっ到着したね」

ボクがみんなに言うと

「何も無い所ね」

「クンクン…生き物の臭いもしないねぇ」

「姉さん大丈夫?」

「まだ…むり……」

多分みんなもこの世界を把握したと思うので

「じゃーまずは魔法を使って見ようか?」

ボクがアリシアにそう言うと

「わたしまだうごけない……」

アリシアがまだ動けないと言うので

「アテネ、調整を兼ねた魔法の練習するから
魔力負荷を一時的に解除してあげて」

ボクはアリシアのデバイスであるアテネに言うと

【わかった……】

アテネはアリシアに掛かっていた魔力負荷が解除した

アリシアは軽くなった体に喜んでいたけど

「あっ練習兼調整が終わったらまた掛けて貰うからね」

ボクの一言で撃沈した


まぁそれは置いといて

「じゃーアリシアまずはセットアップしてみて」

「うんわかった。いくよアテネ!!セットアップ!!」

するとアリシアは光に包まれて

光が納まった時には白を基調とし所々に赤の模様で飾られたローブ

簡単に言ったらFF(フェイナルファンタジー)の白魔導師の服装だ

そして手には杖が握られていた

この杖は持ち手が服と同じように白をベースに赤の模様があり

先の方に黄色い宝石…アテネのコアが付いていて

コアを囲むように6つ西洋槍の先ような物が等間隔にあった


「それじゃーまずは射撃魔法からやってみようか

アテネは射撃魔法とバインド系の魔法に特化してるからね」

セットアップが完了したアリシアにそう言うと


「うん。アテネ!!フォトンランサー!!」

アリシアはフェイトがよく使う魔法である

フォトンランサーを使おうとした

アリシア自体がフェイトと同じで

雷(電気)への変換資質がある為可能なんだろう

【フォトンランサー展開……】

すると

アリシアのデバイスであるアテネもそれを了承し

アリシアの周囲に100以上もの魔力スフィアが展開された


「え…?なにこれ…?」

アリシアは自分で魔法を発動したのだが

細かい所はアテネがやっていた為

フォトンランサーのスフィアの数に驚いていた

「展開力が私の数倍はある……」

フェイトは初めて魔法を使うアリシアが

自分と同じ魔法なのに

自分よりも格段に展開力が高い魔法を見て

少し落ち込んでいた

プレシアとアルフは唖然とその光景を見るだけだった

「それじゃ発射してみようか」

「う、うん…えーと…ファイアー」

アリシアが展開したスフィアい攻撃の指令を出し

【ファイア……】

アテネが処理して実行すると

100以上あるスフィアから雷の槍を各3発放ち

空を黄色に染めた

「うん。まぁまぁだね
もう少し威力を上げれるように調整した方がいいかな?」

【展開力の上昇希望……】

「りょーかい
じゃー威力と展開力に改善の余地あり…っと」

ボクは今の魔法を見て

威力が大体フェイトのと同じぐらいだったので

もう少し強い方がいいかなぁと思い口にすると

アテネが今の展開力じゃ満足出来なかったのか

展開力の向上を希望したので

ボクは改善点の一つとして記憶しといた


ボクとアテネがそう会話していると

「いや今ので充分じゃないかい?」

「あれだけで私もう姉さんに勝てない気がするんだけど…」

「どう造ったらそんなデバイスが出来るのよ…」

「あのかずをせいぎょできるきがしないんだけど…」


テスタロッサ家の面々が何か言ってるけど

それは置いといて


「とりあえずマルチタスクの訓練をして
いつかは全てを制御出来るように頑張ろうか
じゃ他の魔法も使って見よう」

その後はフェイトにも手伝って貰って調整を続けた


「ちょっと!?回避出来る所がな……!!」

最初にやったのと同じような射撃魔法の大量展開でフェイトが堕ちた

すぐに回復魔法を使用したので問題なし


「何このバインド!?壊れないんだけど!?」

バインドの性能実験でフェイトを捕獲

どうやらフェイトじゃ壊せないレベルみたいだ

「え……それってなのはの魔法じゃ……」

そしてこれがアテネの必殺技

大量に展開した魔力スフィアを1点に集めて放つ収束魔法だ

だが正確には収束しきれてなくて

膨大な数の射撃用のスフィアが集まってるだけで

合体して1つの魔法になったわけではない


まぁ今のフェイトみたいに

バインドで捕獲されて動けない状態でこれを受けたら

大体1000HITぐらいするだろう


そして当然のようにこれを受けたフェイトは気絶していた

だけどバインドはそのままなので空中に縛られた状態のままだ

まぁその後に回復魔法を使用したので問題なし


そんな感じで魔法の練習をしていったんだけど

「………」

フェイトが何故かイジけてしまったので

ボクがアリシアの相手をすることになった


ボクは飛んでアリシアと相対する位置で空中に停滞して

「んじゃ訓練Aタイプでディスクセットアップっと」

ボクはディスクを展開してカードを5枚引いた

「んでドロー!!」

そしてさらに1枚カードを引いた後

「古(いにしえ)のルール発動!!

手札から青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)を特殊召喚!!」

古のルールを使ってブルーアイズを召喚した


古(いにしえ)のルールの効果
手札からレベル5以上の通常モンスター1体を特殊召喚する。
この作品でも同じ扱い

青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)
高い攻撃力を誇る伝説のドラゴン。
どんな相手でも粉砕する、その破壊力は計り知れない。
攻撃名は「滅びの爆裂疾風弾(バーストストリーム)」


ボクがブルーアイズを召喚すると

「あんなドラゴン見たこと無いわね?」

「ってドラゴンとか危険じゃないのかい!?」

「ドラゴン…初めてみた…」

「えっと…わたしがあれとたたかうの…?」

みんなの意見に対して

「これはボクの魔法で生み出した
非生物体だから見た事が無いのは当然だよ
そして自立行動型だけどボクの言う事は聞くから危険も無い
さぁアリシア頑張ってみよう」

ボクはそう言ってプレシアさん達の所へ戻り観戦モードに入った

少し離れた所の岩の上にアリシアは立っていて

そこから数百メートル離れた所にブルーアイズがいる


ブルーアイズが尻尾を振ると近くの岩山が砕け散り

それを見たアリシアは不安そうにこっちを見たので

(^^)b

笑顔でサムズアップを決めたら

少し落ち込んだ後、決意の籠った表情をして

デバイスをブルーアイズの方に向け

「いくよアテネ!!フォトンランサー展開!!ファイア!!」

【了解…ランサーセット……ファイア……】

そしてアリシアの攻撃が始まった

アリシアの周りには100以上のスフィアが展開され

一斉に雷の槍のようなのを放った

そしてそれは全てブルーアイズの元に向かっていった


しかし


『グオォォオ!!』


ブルーアイズの咆哮によって全て掻き消されてしまった

そしてブルーアイズは翼を広げて飛翔し

アリシアの元へと高速で接近した


「え!?ちょっ!?アテネ!!バインドお願い!!」

【了解……】

アリシアは自分の攻撃が掻き消された事と

その後に此方に向かって飛んできていることに驚き

すぐにアテネにバインドで動きを止めるようにお願いした


すると

アリシアの場所へと飛んでいたブルーアイズの

両手足と首と体と尻尾に黄色い円状のバインドが現れて

その動きを止めた

しかし

ブルーアイズは腕を振るって右腕のバインドを破壊した


慌てたアリシアは直ぐに数百はあろう魔力スフィアを展開して

それを1点にまとめていき

「アテネ!!これで決めるよ!!ライトニング……」

その間にブルーアイズは

自身を縛るバインドのほとんどを破壊して

残るは体を止めている部分だけだった

「ブレイカー!!」

【ライトニング・ブレイカー……】

そしてアリシアは

先ほどフェイトを気絶させた魔法を放った

それと同時にブルーアイズは最後のバインドを破壊して

迫ってくるアリシアのブレイカーに対して口から光線を放った

「あーこれは勝負決まったな〜」

「え?どういうこと?」

ボクの呟いた言葉に反応したフェイトが聞いてきたので

「アリシアのブレイカーは正確には収束魔法じゃなくて……」

フェイトに説明している間に

アリシアとブルーアイズの攻撃はぶつかり合って

小規模な爆発を何度もしながら

アリシアの魔法をブルーアイズの攻撃が貫いていった

「小さなスフィアが大量に集まってるだけだから
高威力の攻撃との打ち合いになったら簡単に負けるんだよねー」

ボクがそう言った時にはアリシアはブルーアイズの攻撃にのまれていて

その余波でボク達の付近にも突風が吹き荒れた


そして爆心地ではアリシアが目を回して倒れていた

「まぁ大体データも取れたし今日は終わりかな」

ボクがそう言っていると

「えっと…アリシアは大丈夫なのかしら?」

プレシアさんがアリシアは無事かと聞いてきたので

「ボクの召喚したモンスターの攻撃は
全て非殺傷に設定してるから大丈夫ですよ」

ボクがプレシアさんに説明している間に

フェイトが飛んでアリシアを救出しに向かったんだけど

ディスクを戻すのを忘れていた為

まだ残っていたブルーアイズに叩き落されていた……

「あー忘れてたなぁ…ディスク解除」

ボクがそう言うと

ボクの手に装着されていたディスクが

待機状態の腕輪に戻って

まだ暴れていたブルーアイズは消えていった


そしてアルフがフェイトとアリシアを救出して来たので

ボクが回復して2人は目覚めた

「ちょっとツバサーあんなのかてないよ!!」

「…………」

アリシアはブルーアイズの強さに文句を言い

フェイトは多分アリシアを救出しに行ったのに

簡単に落とされてしまった事に対して落ち込んでいた

「まぁボクも勝てるとは思って無かったからね
今回は勝敗じゃなくてデバイスの調整がメインだったから
アリシアが全力で戦えるのを召喚したんだ」

(正確には初期手札にブルーアイズぐらいしか
アリシアの相手出来そうなのが居なかったんだよね)

ボクは内心そんな事を思いながら

「それじゃデータの収集も出来たし帰ろっか」

そう言って皆を集めて

プレシア家へと転移して戻った


その後アリシアからアテネを受け取って

ボクは自分の家の地下の開発室に転移した

「で、アテネのマスターであるアリシアはどうだった?」

【魔力高…才能有…でもまだまだ……】

「うん。まぁそんな感じだね」

【身体能力高い…近接武器所望……】

「りょーかい。別フォルムで実装しとくよ」

【感謝……】

「じゃーこれからもアリシアを宜しくね」

【わかった……】

ボクはアテネとそんな会話をしながら

アテネを改造していった……


そして2日後の朝

いつも通り学校に行くバスを待っている時に

アリシアにアテネを渡した

「調整出来た……」

するとアリシアは嬉しそうにアテネを受け取り

「ありがとーツバサ」

ボクにお礼を言って頭に付けようとした

「あっ姉さん待って!!」

するとフェイトがアテネを装着するのを

止めようとしたのだけれどそれは間に合わず

アリシアは頭にアテネを装着して

「〜〜〜〜!!」

前回と同じように座り込んでしまった

「姉さん大丈夫?」

フェイトが聞いてみると

「わすれてたぁ…からだがおもいぃ……」

アリシアは苦しそうな顔をしていた


その後は前回と同じように

フェイトが肩を貸してバスに乗り込み

アリシアは1日中ぐったりしていた


そして放課後に

なのは、すずか、アリサ、フェイト、アリシア、ボクで

明日の勉強会について話し合い

時間とかを決めて帰宅した……



作者コメ

クリスです……

とりあえずアリシアの話でしたっと

次回は勉強会です
多分短い気がします

次回『勉強会』

もぅサブタイトル考え付かないから適当ですw

誰か考えてくれないかなぁ……(笑)

と言うわけで

何話のサブタイトルを『 』変えてみてはどうですか?

見たいなの募集〜

-24-
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