小説『魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜(現在多忙の為更新停止中)』
作者:クリス()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

第5話『新たな友達!!青い髪の女の子』

〜なのは〜

今日から私は小学3年生なの

いつも通り通学バスに乗ってアリサちゃんとすずかちゃんと一緒に学校に向かったの


クラス分けを見てみると今年もアリサちゃんとすずかちゃんと同じクラスで嬉しかったの

でも『霧島白亜』と言う名前を見て溜息を吐いたの


「はぁ〜アリサちゃんとすずかちゃんと同じクラスのは嬉しいけどまたアイツも一緒のクラスなの……」

「私もなのはちゃんとアリサちゃんと同じで嬉しいけどアノ人もまた同じクラスなんだ……」

「もー何でアイツまでまた同じクラスなのよ!!」


すずかちゃんとアリサちゃんもクラス分けの貼り紙の『霧島白亜』の名前を見て文句を言っていたの

私たちは割り当てられたクラスに入ると去年同じクラスだった子や初めて見る子など様々だった


みんな先生が来るまでは自由にしていて

友達同士で談笑している子や一人で読書をしている子や……

私は教室内の人たちを眺めていると

教室の一番奥の席で顔を伏せている青い髪の子を見た時

何故か私はやけにその子の事が気になったの

(寝ているのかな?)

私がそう考えていると

「どうしたのよなのは?」

アリサちゃんが声を掛けてきたの

「ううん。何でもないの」

私はそう言って空いてる席に座りアリサちゃんとすずかちゃんとお話を始めたの


「おはよ。なのはにすずかにアリサ」


2人と楽しくお話しをしていたら聞きたくない声が聞こえてきたの

アリサちゃんとすずかちゃんの方を見ると凄く苦い顔をしていたの

多分他の人から見たら私も同じような顔をしていると思うの


「今年も同じクラスだし去年以上に仲良くしような」


私はどうやってこの状況を切り抜けようかと

アリサちゃんとすずかちゃんに視線を送ったその時

教室のドアが開いて

このクラスの担任だろうと思う20代前半ぐらいの男の先生が入ってきたの

先生は来てすぐに席に座ってない子を注意して座らせたの

私たちの近くには空いてる席が無かったから

渋々アイツは離れた席に座ったの


その後

先生は自分の自己紹介をして

次に入り口側の前の人から順に自己紹介をするように言ったの

私やすずかちゃんやアリサちゃんも元気よく自己紹介をしたの

そしてアイツの自己紹介の番が来たの……


「俺は霧島白亜だ(ニコッ)」

何かを企んでいるような黒い笑顔に何人かの女子が嫌そうな顔をしたの


「知ってる奴もいると思うが俺は常にアリサと同じで学年上位の成績だ」


アリサちゃんがかなり嫌そうな顔になったの


「運動も得意ですずかと並ぶぐらいだ」


すずかちゃんはアイツを睨んでいたの


「あぁ後このクラスの男子に言っておく!!

なのは・すずか・アリサは俺の彼女だから手を出したら許さねぇぞ!!」


(!?)


何を言ってるのコイツは!!

私が内心で叫んでいると

さらにコイツは


「まぁ他の女の子たちもその内俺の彼女にしてやるぜ」


何か言ってやろうと思ったら


既にア リサちゃんが


「何言ってるのよアンタ!!

私たちも他の子たちも迷惑だからそんなこと言わないでよ!!」


アイツに向かって文句を言ってくれていたの

でもアイツは


「ははは。ヤキモチかアリサ(ニヤッ)

大丈夫さ

何人彼女が出来ようとお前の事を捨てたり何かしないから安心しろよ」(ニコッ)


アリサちゃんの怒りが限界に達したのか

アリサちゃんは色々と文句を言ってるのだけど

アイツは全て


「相変わらずアリサはツンデレだなぁ」


で済ましていたの


教室内が騒がしくなり今まで傍観していた先生がSTOPを掛けて

この場はとりあえず収まったの

そして順に次の人が自己紹介を始めていったの……


自己紹介も進んでいき最後にあの青い髪の子の番 になったの

あの子は席から立ち上がり


「不知火ツバサ……」


と名前を言って

(ツバサちゃんって言うんだ…友達になれないかなぁ?)

と思っていると

ツバサちゃんは名前を言っただけで席に座っちゃったの

すると先生が


「不知火もう少し趣味とか特技とか何か言えないか?」


と言うとツバサちゃんは

もう一度立ち上がって


「趣味…読書…特技…ない…」


とだけ言って席に座ったの


(あまり喋るのが苦手な子なのかな?)


と私が思っていると先生が


「よしっでは全員の自己紹介が終わった所で席替えをするぞ」


と言って

先生は事前に作っていたのであろうクジの入った箱を取り出した

黒板に席ごとの番号を書 いて引いた人から順に席を移動するみたいだ

移動した席に座っている人が次にクジを引いていくという感じで席替えが行われていった


私の席にクジを引いた子がやってきたので

私は席を立ってその子に席を譲り

先生の作ったクジの箱の所へ行きクジを引いたの

私が引いた番号は教室の窓側から2番目の1番後ろ…

ツバサちゃんの隣だった

でもまだツバサちゃんが席替えをしてない事を思い出して

まだ話さないでいたら

私の後の子が最初にクジを引いた子の席に行って

次にクジを引く人がいなくなったの


すると先生が


「よしっクジを引いてない奴は今の席のままだ」


と言ったの

だからツバサちゃんはこの席のままってっことなの

私はすぐにツバサちゃんの方を向いて


「えーと不知火ツバサちゃんだったかな?私高町なのはっていうの。よろしくなの」


これからよろしくっと挨拶をしたの

するとツバサちゃんは無表情ながらも


「ん。よろしく」


と返事をしてくれたの



今日は授業もなくこれで帰宅となるのだけど

私は隣にいるツバサちゃんと色々とお話しをしたの

私がツバサちゃんとお話をしていると


「なのはーそろそろ帰るわよ」


アリサちゃんとすずかちゃんがやってきたの


「あれ?なのはちゃんその子は?」


とすずかちゃんが聞いてきたので


「新しく出来た友達なの!!」


と私は言ったの

するとアリサちゃんとすずかちゃんが


「じゃー私たちとも友達 ね。私はアリサ・バニングス。アリサでいいわ」

「私は月村すずかだよ。すずかって呼んでね」


自己紹介をして……


「あぁー!!私も『なのは』って呼んで欲しいの!!」


そう言えばまだ何て呼んだら良いかとか言ってなかったので

慌てて私も『なのは』って呼んでってお願いをしたの

その後ツバサちゃんも自己紹介をして


「私…不知火ツバサ……ツバサでいい……」


心の中では既に呼んでいたけどツバサちゃんって呼んで良いと言ったの


「オッケーツバサね。これかろよろしく」

「ツバサちゃんよろしくね」

「ツバサちゃんよろしくなの」

「よろしく…」


みんなでこれからよろしくって笑っていたら…(ツバサは無表情)


「よぉなのはにすずかにアリサ。まだ帰らないのか?」


アイツがやってきたの……


「ん?その子は……」


そしてアイツがツバサちゃんを見た瞬間アリサちゃんが

すぐにツバサちゃんの腕をとって


「みんな帰るわよ!!ほらっツバサも!!」


と言ったの

私とすずかちゃんもすぐに席から立ち上がり逃げるように走って教室から出たの

後ろから何か言ってるけど当然無視したの



学校から出て少し行った所でアリサちゃんたちが何か話してたけど

私は体力切れで『ぜぇぜぇー』と肩で息をしていたの

私が回復した頃

アリサちゃん達は楽しそうにお話をしていたの

ツバサちゃんは無表情だけど……



私は息を整えてから

「今からみんなで翠屋にこない?ツバサちゃんにも紹介したいの」

私はみんなを翠屋に誘ったの


「私はいい わよ。行きましょう」

「私もいいよ。ツバサちゃんも行こうよ」

「わかった…私も…行く……」


アリサちゃんすずかちゃんツバサちゃんと

順に来てくれると言ってくれた

(よかった…ツバサちゃんも来てくれるの)

私は内心ホッとして皆を連れて翠屋へと向かったの……



作者コメ
どもクリスです

次回は翠屋で話の予定です

次回『昨日ぶりの翠屋と少女の過去」

-7-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える




キャラクタースリーブコレクション 魔法少女リリカルなのはViVid 「ヴィータ」
新品 \2180
中古 \
(参考価格:\699)