小説『To LOVEる 殺し屋で料理人な俺は頑張る!!』
作者:霊夜()

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7話目







side シルヴァ



今日は!
今日こそはお客様が着てくれるかな?と期待を胸に、今日もお店をがんばっております!
・・・それにしても、・・・一生懸命に働いてくれるイブが可愛い!!
・・・妹ではなかったら・・・プロポーズしてるかも・・・


「お兄ちゃん!、今日は天気がいいね!!」
・・・こう何気ない会話をするのが何よりも楽しい!


「ああ、・・・でも今日は昼から雨が降るらしいぞ」


「そうなんだ!」
笑顔っていいよね



カランコロ〜ン



お!、初めてのお客か!!
笑顔で笑顔で!!


「「いらっしゃいませ!」」
俺とイブは笑顔で言った
・・・でも、まだ少し硬い感じだ
たぶん、まだ心に闇が残っているんだろう
ティア・・・早く会いたい・・・そして、また3人で楽しく暮らしたい・・・
・・・まあ、今はそれよりも接客だな


「お客様、何名でしょうか?」
・・・それにしても、見たことがある人だな・・・


「・・・えっと、今日は一人できた」


「イブ、お客様を席まで案内してくれ!」


「はい!、・・・こちらです」


「ああ、ありがとう」


「それと、これがメニューです」
うん、イブもちゃんと接客できてるな!


「・・・それにしても、・・・見たことがない料理ばっかりだな・・・」
え?・・・もしかして・・・


「あ、あの、・・・すいませんが、・・・少しメニューのほうを見せていただけませんか?」


「ああ、わかった」
そういって、持っていたメニューを見せてもらった


「ありがとうございます・・・って、これ宇宙の料理だ・・・、・・・申し訳ございませんでした、・・・こちらが、地球の料理でございます」


「す、すいませんでした、・・・お兄ちゃんもごめん・・・」


「いや、大丈夫だ、・・・それにしても宇宙の料理か・・・なかなか面白い名前だったな」


「ま、まあ、初めての接客だしな、しょうがないよ、次から頼むな」


「はい、・・・ごめんなさい」


「・・・それにしても、・・・どこかであったことがありませんか」


「・・・あなたが呼んだのだろう・・・、ああ、会ったことがあるよ」


「・・・俺が呼んだ・・・?、ああ!、あった・・・じゃなくて、ありましたね!!」
そう、彼女は九条 凜だ!、一人でいるのは初めてだったから気づかなかった


「・・・やっと思い出してくれたか・・・、普通に忘れるか?」


「すいませんでした」


「いや、思い出してくれただけで嬉しいさ」
そういって、彼女はメニューを見始めた




side out



side 凜(巻き戻して)




今日は、仕事(護衛)が休みだ、
・・・いつもなら、仕事とは思っていなかったから、普通に護衛を続けているはずだが、
今日は、・・・行きたいところがあるこんな感情を持ったことは初めてだ、
そもそも仕事が休みだといわれたら、それにたいして反論をするぐらいなのだが
今日は、・・・いや、今日だけは素直に休んでしまった・・・


「では、沙姫様、行ってまいります」
私はそう言い、家を出た


「確か、あの店はこの辺りだった・・・、見つけた」
・・・思った以上に目立っていた
たぶんあれほど目立つ店だと、誰も来ないだろう・・・
まあ、呼ばれていたんだ・・・それと、私の来たかった店だ・・・
私は迷わずに入った



カランコロ〜ン



・・・ドラマなどで聞いたことがある音がした・・・
それにしても、中身は普通だな、
だが、少しだけ子供っぽいかも入れない・・・いや、いわゆるメイド喫茶みたいだ


「「いらっしゃいませ!」」
例の人がいた・・・それと、もう一人は・・・、あのよく学校の図書室で見かける・・・確か、ヤミ君がいた、それにしても、いつも無表情な彼女が笑顔になっている・・・
一体彼は何をしたんだ?
そう思っていたら・・・


「お客様、何名でしょうか?」
と、彼が聞いてきた
・・・まあ、今日は一人だな


「・・・えっと、今日は一人できた」
私が、そう言ったら


「イブ、お客様を席まで案内してくれ」
・・・イブ?、一体誰のことだ?
そう私が疑問に思っていたら


「はい!・・・こちらです」
・・・ヤミ君の事だったのか


「ああ、ありがとう」
一応は例を言うべきだろう


「それと、これがメニューです」
そう言って、ヤミ君がメニューを渡してきた・・・それにしても・・・どこから出した?
いや、それよりも・・・なんだこの料理の名前は?
・・・見たことがない、・・・そもそも地球の料理なのか?


「・・・それにしても、・・・見たことがない料理ばっかりだな・・・」
気づけば、私はそうつぶやいていた・・・
そしたら、・・・


「あ、あの・・・すいませんが、・・・メニューのほうを見せていただけませんか?」
彼がそういってきた


「ああ、わかった」
私は彼にメニューを渡した


「ありがとうございます・・・って、これ宇宙の料理だ・・・、・・・申し訳ございませんでした、・・・こちらが地球の料理でございます」
・・・宇宙の料理だったらしい・・・、見たことがないわけだ


「す、すいませんでした、・・・お兄ちゃんも、ごめん・・・」
ヤミくんは反省しているようだが・・・


「いや、大丈夫だ、・・・それにしても宇宙の料理か・・・なかなか面白い名前だった」


「ま、まあはじめての接客だしな、しょうがないよ、次から頼むな」
・・・優しい男だな、・・・結城 リトもあのドジさがなかったらこんなかんじなのだろう・・・
って、何あの男のことを考えているんだ!


「はい、ごめんなさい」
またヤミくんが謝った
そして、・・・


「・・・それにしても、・・・どこかであったことがありませんか?」」
・・・一体この男は何を言っているんだ!
・・・なぜ今日に限って私は感情を変えているんだ!


「・・・あなたが呼んだのだろう・・・ああ、あるよ」
そこで・・・


「・・・俺が呼んだ・・・?、ああ!、あった・・・じゃなくて、ありましたね!!」
・・・まだ、敬語に慣れていないのか?
・・・それよりも、この男、忘れていたな
いや、それとも私とは気づかなかった?、まあ、確かにいつもは沙姫様達といるからな


「・・・やっと思い出してくれたか、・・・普通に忘れるか?」


「すいません」
・・・この反応を見ると、忘れていたほうか・・・


「いや、思い出してくれただけで嬉しいさ」
・・・は!?、何故嬉しくなる?


「・・・っで、ご注文の方は」
ああ、すっかり忘れていた・・・
まあ、コーヒーだけでいいか・・・


「では、コーヒーで」


「ミルクの方はいりますか?」


「いや、必要ない」


「わかりました、種類の方は?」
・・・いや、聞く順番おかしいだろ・・・
・・・だが、種類か・・・、この間、沙妃様が一口分けてくださった、ブルマン・・・あれは、美味しかった


「・・・では、ブルーマウンテン・・・はあるか?」
そう聞いてみたら


「ああ、ブルマンですね、・・・確かメニューの方に書いてあった気がしますけど・・・」
そう言われメニューを見てみたら・・・
・・・あ、・・・書いてあった
この私が見落とすとは・・・まだ、甘かったのか?


「・・・どうしたのですか?、顔が青くなってますけど」


「いや、・・・大丈夫だ」


「では、作ってまいります」


「・・・はあ!?、今から作るのか?」


「いえ、少量しかなかったので増やそうかと・・・」


「まあいい、今日は暇だ・・・いつまででも待とう」
・・・何を嘘をついている!


「ありがとうございます」
そう言って、彼は奥に入っていった


「・・・あの、・・・もしお兄ちゃんになにかしたら・・・オコリマスカラネ」
・・・ヤミくんが、・・・こういうキャラだったっか?


「わ、わかっている」
そう言ったあと、数分経ってから彼がきた
あの沙姫様に頂いた時よりも美味しく感じた・・・
・・・一体どうしたんだ!私は!!

















沙姫様が心配になってきた・・・



side out



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あと書き


今回、凛さんのフラグが立った気がしますが、・・・ヒロインにはなりません


僕は、・・・気づいたら九条さんにも心惹かれていた・・・

・・・すいません、気持ち悪かったです・・・

次回はルン登場!、(まだリトとはあってすらいないという設定)

-9-
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