小説『項垂れ、乱れて、舞い踊る』
作者:大烏()

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(風鈴)「ヒア ウイー アー!(訳:さぁ、着きましたよ。)」



(鈴白)「何故に英語。」



(風鈴)「ん〜・・・。なんとなくかな。」



(鈴白)「で・・・お目当ての虫というのは?」



(風鈴)「あれ!」



風鈴が指差す先には恐ろしい光景が広がっていた。



ゴキブリが100・・・いや、200・・・いやいやもっといるだろアレは・・・。



(風鈴)「ねっ?可愛いでしょ?」



(鈴白)「どこがやねええええええええええええええええええええん!!!!」



(風鈴)「ここにはねぇ、大体4000匹のゴキブリがいるといわれているの。」



(鈴白)「しぬううううううううううううううううううううううううう!」



鈴白は猛ダッシュで逃げようとする。


すかさず風鈴が襟を引っ張る。



(鈴白)「ああああああああああああ!首締まるって締まるって!!」



(風鈴)「良く見てよ。可愛いじゃない?」




すると、風鈴とながく付き合いすぎたのか



(鈴白)「・・・・可愛いかもしれない・・・。」



と阿呆なことをぬかした。



(風鈴)「アフッ・・・・フアッ・・・クシュン!」


んあ!?あえ!?くしゃみ?お告げ!?



(風鈴)「・・・ただいま。」



(鈴白)「おかえり・・・。風鈴ちゃんにこんなところに連れてこられてしまった・・・。」



(風鈴)「ん?・・・おっ・・・かわいいではないかwゴキさん」



(鈴白)「(小声)やっぱ同一人物だから気持ちはいっしょなのね・・・。)」



(風鈴)「ん?何か申したか?」


(鈴白)「なんでもございやせん。」



おかしな奴じゃのう。われの耳にはすべて聞こえておるわ。



(鈴白)「・・・・ところでぇ・・・・、どうしてお前は虫が好きになったんだ・・・・。」



(風鈴)「ぬっ・・・きになるか・・・。」



それでは教えてやろう・・・・。

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