小説『項垂れ、乱れて、舞い踊る』
作者:大烏()

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(??)「だめじゃないか鈴白くんっ!山太郎君はお家の都合でいろいろあるのだぞっ。」


(鈴白)「だから・・だれ?てか、おれじゃねーし。」



(??)「あぁ、すまない。俺だ。俺。」



(鈴白)「おっ・・・お前は・・・秀礼(しゅうらい)?!」



(風鈴)「なんだお前、知り合いなのか?」



(鈴白)「俺のところと仲の良かった狩乃原家の跡継ぎ、秀礼だ。」



(秀礼)「いや〜久しぶりだね〜鈴白〜。」


ん?なんだこいつ?


(風鈴)「で、秀礼とやら、何しにまいったのだ。」



(秀礼)「実はだな、鈴白ん家に遊びに言ったら、そこにいるお嬢さんが刀を家に置いたままだって、付き人の瑠衣って人に聞いてな。ついでに届けに来た。」


(風鈴)「おっ!それは、紅月光!」


秀礼は紅月光を俺に渡した。



(風鈴)「ありがとう・・・。」



(秀礼)「で、お嬢さん。名前なんての?」



(風鈴)「俺は風鈴というものだ。よろしく頼む」



(秀礼)「あ、お嬢さんが風鈴ちゃん。へぇよろしく。」



(山太郎)「あのぉ、みんなでワイワイしてる中申し訳ないんですけど〜、



ぼくのこと忘れてません?」



(風鈴)&(鈴白)&(秀礼)「しゃべった!!」

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