『主と眷属のデート……?』
駒王学園旧校舎、オカルト研究部部室。室内では異様な光景が広がっていた。
「「「「「……」」」」」
「……」
一組のトランプが置かれたテーブルを囲み、五枚のカードを片手に表情一つ変えない美少女が五人。火が灯された一本の蝋燭が不気味さに拍車を掛けている。そして彼女達の傍らにはぶっとい荒縄で雁字搦めにされた銀髪の少年が供物よろしく台の上に据えられていた。少年はこの光景を傍観している親友、後輩をジロリと睨む。
「祐斗、小猫。どういう経緯があってこうなったのか教えろ」
「え、太陽さんと先生から何も聞いてないのかい?」
淡々とした様子で訊ねる夜明に祐斗はわざとらしく驚いてみせる。その脇では大量の和菓子が載せられたお盆を抱えた小猫が無言でポーカーを続ける五人、リアス、朱乃、アーシア、ゼノヴィア、ギャスパーを見ていた。
「聞いてねぇよ!! 平和に昼寝してたら問答無用でここに拉致連行されたっつぅの!!」
というか手前等もグルだろぉ!! と夜明は鼻息を荒くして叫ぶ。彼、月光夜明が休日の昼寝を楽しんでいると謎の二人組に襲われた。オカルト研究部部長、リアス・グレモリーの親友、夕暮太陽とオカルト研究部顧問アザゼルである。二人は問答無用で夜明を縛り上げ、頭に布を被せて拉致。夜明が気づいた時には既に部室へと連行されていた。
「というか何だ? 人の家にいきなり乗り込んできた挙句に拉致って。馬鹿なのか、アホなのか? 犯罪だぞ普通に!!」
「……悪魔、堕天使である私達に人間の法律が適用されるわけないだろm9(^Д^)プギャー……って太陽先輩が言ってました」
「小猫、後生だからこの縄を外してくれ。あいつの内臓を八つ裂きにしてやるんだ」
口調は静かだったが目は大いにマジだ。夜明と目を合わせているのが怖くなった小猫はついと視線を逸らし、和菓子を口に運び始める。どうにか自力で拘束から脱出しようと夜明は縄に歯を立てる。しかし、太陽&アザゼルの特別製である縄はびくともしない。
「ま、諦めなよ夜明」
「諦めてたまるか〜! 俺は生きて帰るんだ〜!!」
「「「「「……」」」」」」
夜明の叫びを綺麗にスルーし、五人の美少女の静かな戦いは続く。この勝負の行方や如何に……!
「夜明〜、早く来なさ〜い!」
「はいはい、今行きます」
静かにため息を吐きながら夜明は数メートル先にいる私服姿のリアス小走りに追いかけた。数日前の静かなる激闘、制したのはリアスだった。結局、あのポーカーは休日の夜明とのデート権を獲得するためのものだった。当たり前だが、本人から了承は一切得ていない。
「何だかなぁ……」
「夜明、何か言った?」
いんえ、と答えながら夜明は嘆息する。思うところが無いわけではないが、リアスが本当に楽しそうにしているので、何も言わず付き合うことにした。己のお人好しっぷりに辟易しながら夜明はリアスに行き先を訊ねる。
「で、今日はどこに行く予定なんですか?」
「つい最近出来たアミューズメントパークみたいよ。確か太陽とアザゼルに貰ったチケットが」
「……あの二人かぁ……」
夕暮太陽、アザゼル。この二人の名が出てる時点で夜明は嫌な予感しかしなかった。しかし、リアスに腕を引っ張られる内にそんな予感も何処かへとすっ飛んでいった。
仲良く並んで歩く二人の後方、十数メートル離れた電信柱の影に複数の人影がぎゅうぎゅう詰めになって隠れている。道行く人たちが好奇の視線を向けているが、そんなことは意に介さずだ。
「リアの奴、何の警戒もしないで夜明と二人きりの時間を楽しんでるな。仕掛け人の私が言えたことでもないが、もう少し警戒しろよな」
双眼鏡を目に当てつつ、太陽は静かに呟く。その周りにはグレモリー眷属とアザゼル。そして現魔王の二人、サーゼクス・ルシファーとセラフォルー・レヴィアタンの姿が。この場に夜明がいたら何やってんだ魔王、と突っ込んでいただろう。
「あの、太陽さんと先生がいるのは分かるんですけど、何で魔王様たちが?」
祐斗が恐る恐る聞くと、二人は実に爽やかに答えた。
「何でって妹の初デートなのだよ? 兄として撮影せねばならないじゃないか!」
そういうサーゼクスの右手にはハンディカム、左手にはデジカメ。首からは一眼レフがぶら下がっていた。そしてセラフォルーはというと、
「太陽に誘われたから☆」
もうこの人たち駄目だ、と本気で思う祐斗だった。しかし以外だな、と不意にゼノヴィアがポツリと囁いた。
「部長、何の警戒もしていないな。私達が尾行している可能性は考えていないのか?」
「そりゃ考えてないだろうさ。俺と太陽が尾行なんてさせないって大嘘ついたからな」
太陽とアザゼルが邪悪に笑う。この二人がコンビを組むとつくづく碌なことにならない。そもそも、この二人は何が目的でこんなことをしているのか?
「「そんなの自分が楽しむために決まってるだろ」」
でしょうね。
「はい、というわけでやって参りましたディスティニーランド、ディスティニーランド」
「非常に重要な名前だから二回言ったわよ」
本当に重要な事だからもう一度言わせて貰おう。二人はつい最近出来たと噂のアミューズメントパーク、ディスティニーランドへと来ていた。某夢の国の鼠共とは一切合財関わりが無いのであしからず。休日という事もあってか、かなりの客で混雑していた。
「時間が惜しいわ。早く行って色々と回りましょう」
「はい……って、腕を引っ張んなくてもちゃんとついていきますよ部長」
ゲートを潜っていく二人を太陽達が音を立てないように追いかける。人気の無い薄暗い森なんかだったら有効なのかもしれないが、その気配遮断が逆にこの人ごみの中では仇となり、一行は凄まじいまでに悪目立ちしていた。
「しっかり楽しんでるなあの二人。おいサーゼクス、ちゃんと撮れてるよな?」
「勿論さ。予備のフィルムもバッテリーもある、抜かりは無いさ(キリッ)」
アザゼルがハンディカムを、サーゼクスがデジカメを弄くっている隣では太陽とセラフォルーが実に楽しそうに二人を眺めている。
「リアの奴、すっかり女の子の顔してやがんなぁ。ON/OFFはきちんとしないとな」
「う〜ん、これぞ青春って感じね☆」
本当に楽しそうな四人だった。
その後もリアスと夜明へのストーキング、もとい尾行は続いた。二人が絶叫マシーンに乗ったところ、リアスがカフェで夜明にア〜ンしたり、夜明がパーク内にあるゲームセンターでぬいぐるみを取るシーンなんかもしっかりばっちりハンディカムとデジカメに収められている。
「アザゼル、サーゼクス。ちゃんと撮れてるんだよな? それ使ってリアのことからかうんだからしっかりしたの撮ってくれよ」
「心配するな太陽。手振れ一つせずに撮れてるぜ」
指でOKマークを作るアザゼルの隣ではサーゼクスが「流石、日本製」と驚嘆していた。ちなみにセラフォルーは魔女っ子のコスプレ撮影会をやってるという話を耳にしてそちらへとすっ飛んでいった。彼女は何しに来たのだろうか? 引き攣った笑みを浮かべる祐斗の傍らでは小猫が心底呆れ切ったように嘆息し、朱乃達は夜明とリアスを見ながら羨ましい羨ましいと嫉妬を飛ばしていた。
「お。あの二人、次は観覧車に乗る見たいだぞ」
「何ぃ!? まだ正午を過ぎた辺りなのに観覧車だと!? 早い、まだ早いぞリアス! 観覧車に乗ってキスはもっと夜の、雰囲気が出る時間帯にせねば!!」
(キスすること自体は全然OKなんですね)
勿論、突っ込まない。よし、任せろ! とアザゼルが懐から装置のようなものを取り出す。それは? という太陽の問いにアザゼルはいい笑顔を浮かべた。
「こいつはギャスパーの『停止結界の邪眼(フォービトゥン・バロール・ビュー)』を研究して作った時間延滞装置だ。こいつをあいつら二人が乗る観覧車に設置すれば、あいつらの体感時間が何倍にもなるって寸法よ!」
「成る程! 時間がかかれば嫌でも二人はいい雰囲気を作るだろう。そのままなし崩し的にキスを……!」
「さすが神器(セイグリッド・ギア)キチガイ! 私達には出来ない事を平然とやってのけるっ! そこに痺れる憧れるぅっ!!」
「……祐斗先輩。何で太陽先輩達はあんなにテンションが高いんですか?」
「……神のみぞ知る、って奴じゃないかな」
テンションがフルスロットルで振り切っちゃってる三人に祐斗と小猫は恐れ戦くばかりだった。さっそくアザゼルは気付かれないように夜明とリアスが乗った観覧車に装置をセット。そのまま一行は物陰に隠れた。待つこと数分、二人が観覧車から降りてくる。しかし、
「どう見てもキスをしたという雰囲気ではないね」
「ちっ! あのヘタレ、俺たちがここまでお膳立てしてやってるのに」
サーゼクスは少々がっかりした様子で歩いていく二人を見送り、アザゼルは忌々しそうに呟いている。次に夜明とリアスが向かったのは、
「お化け屋敷?」
悪魔がお化け屋敷? と首を傾げるものも多々いるだろう。太陽達は二人を見失うまいと、慌ててお化け屋敷に入った。
『うあぁ〜』
「きゃ〜、夜明ぇ〜♪ 私、怖い」
「部長、声が全然怖がってないです」
物陰から機械仕掛けの妖怪が飛び出してくる。リアスはわざとらしい声を出しながら夜明に抱きつく。豊満な胸を押し付けられ、夜明は若干顔を赤くしていた。そして脅かし役で働いてるであろう従業員達の「リア充爆発シロ」という呪詛の声が何よりも恐ろしかった。
「あの、部長。歩きにくいんで少し離れて」
「駄目よ。こんな暗いところで迷っちゃったら大変じゃない」
子供だって迷いませんよ。そう言おうとしたが、何を口にしたとしても今のリアスに届くとは思えなかったので夜明は押し黙る事に。その間もリアスは従業員達に見せ付けるように夜明に回した両腕の力を強くする。夜明は諦観の表情を浮かべ、出口へと向かった。
「おぉ〜おぉ〜、リアってばあんなに夜明に胸押し付けちゃって」
「そこだ、いけ夜明! 押し倒せ、そんで唇を奪え!!」
夜明とリアスの死角から覗き込んでいる太陽とアザゼル。サーゼクスは決定的瞬間を逃すまいと一眼レフを構えている。
「「羨ましい、羨ましい……」」
「「妬ましや、妬ましや……」」
その後ろでは朱乃達がリアスに呪詛を飛ばしていた。余りのどす黒さに祐斗と小猫の胃がキリキリと痛む。耐えかね、祐斗はそっと小猫に耳打ちした。
「……小猫ちゃん、僕達は逃げよう。このままじゃ僕達の胃がストレスでマッハになってしまう」
「……賛成です」
そそくさと足早に逃げていく二人。その事には一切合財気付かず、太陽達は夜明とリアスの後をつけ続ける。ふと、太陽は腕時計で時間を確認した。
「そろそろか、アザゼル?」
「もうそんな時間か? お前等、あいつ等より先にここ出るぞ!」
太陽に言われてアザゼルもあることを思い出し、慌てて準備に取り掛かった。
パーン!! お化け屋敷を出た二人を出迎えたのは大きな爆裂音だった。予想だにしない事態に呆ける二人を従業員(何故か執事とメイド)が取り囲む。
「おめでとうございます! お客様二人で来園十万組目のカップルです!!」
「早速、特設ステージにご案内します!!」
そのまま従業員達(執事&メイド)はわっしょーい、と夜明とリアスを神輿のように持ち上げる。
「ちょっといきなり何!? というか、何で皆がここにいるの!?」
「し、知り合いですか部長!?」
知り合い云々以前に彼らはグレモリー家で奉仕している者達だ。リアスが彼らの顔を知らないほうがおかしい。しかし、執事とメイド達はあくまで他人の振りをしている。ふと、年配の執事の一人が懐から通信機のようなものを取り出してボソボソと話し始めた。
「はい、サーゼクス様。指示通り、お二人を捕まえました。このまま指定された場所に」
「ちょ待てぇ!! 何だ指示通りって!? そして何でサーゼクスの旦那の名前が出てくるんだ!?」
「お兄さまが!? ちょっと詳しく説明なさい!!」
「それではお連れします!!」
「「話を聞けぇっ!!」」
抵抗虚しく連行される二人。そして連れて行かれたのは、
『お〜っと、ここでドラゴンヒーローの登場だぁ!!』
わぁぁぁぁぁ!!!! と全身に降り注ぐ子供達の歓声。月光夜明はヒーローっぽい衣装を着せられ、ヒーローショーの舞台に立たされていた。舞台の脇ではマイクを持った太陽が司会のお姉さんを勤めている。
(おい、どういうことだ太陽!?)
(いやな、今日、この時間に行なわれる予定だったヒーローショーの主役二人が事故で怪我したらしくてな。だから偶々いたお前とリアをヒーローとヒロインに仕立てようと思って)
偶々の部分を強調する太陽。何でそうなったのか小一時間問い詰めたくなるような理由で二人は拉致されたようだ。子供達のキラキラ光る視線を一身に浴びながら夜明は素早く周囲の状況を確認する。
「夜明、ファイト〜」
「……頑張ってください」
席の最前列にはポッポコーンを齧る祐斗と小猫。そして一眼レフのシャッターを切りまくるサーゼクス。おい魔王何やってんだ、と口から出そうになった言葉をどうにか飲み込み、夜明は舞台の向こう側を見た。夜明が立っているのは舞台の右端である。
「フハハッ!! 来たなドラゴンヒーロー!! 飛んで火にいる夏の虫とはこのことよ!!」
「うふふ、無事には帰れませんよ?」
いかにもラスボスという格好をしたアザゼルに朱乃。やはりと言うべきなのか、朱乃の着ている女幹部っぽい格好は露出度が高かった。そして囚われの姫役であろうリアス。やはり戸惑いの色が大きい。まぁいい、それはまぁいいのだ。何よりも夜明が気になっているのは、
「はっはっは、ここが貴様の墓場となるのだ(超棒)」
(何でお前がここにいんだよヴァーリぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!)
超がつくほどの棒読みで台詞を言っている白龍皇ヴァーリだった。宿敵とも呼べる相手との予期せぬ再会に夜明は酷い頭痛を覚える。ショックの余り倒れそうになる夜明に立ち直る暇を与えず、アザゼルが腕を一振りした。
「出でよ戦闘員!!」
「「「シェーッ!!!」」」
舞台袖から飛び出してきた三人の戦闘員。一人はガチで危なっかしいオーラを放つ聖剣を携え、一人は赤い目を剣呑に光らせ、最後の一人は血涙を流し、手の甲に黒いトカゲを装備している。誰なのかは一目瞭然だった。
(何やってんだゼヴィィィ、ギャスパーァァッッ!! そして何で匙までいやがんだ!?)
ちなみに匙は生徒会の仕事をしている最中、太陽に拉致られた。結果的に仕事を放り出したことになった彼にはソーナのきついお仕置きが待っていることだろう。アーシアは怪我人が出ても大丈夫なように舞台裏でスタンバっている。
「だああぁっ!! こうなりゃもうヤケだ、やったらああああああ!!!!!!!」
結果的に言えばヒーローショーは大成功となった。月光夜明とヴァーリ・ルシファー。現英雄龍と現白龍皇のアクションは大いに子供達を湧かせた。ヒーローショーが終わり、太陽とアザゼル、サーゼクスの三人は人気の無い物陰で額をつき合わせていた。
「どうだった、サーゼクス?」
「ばっちりさ。夜明くんの勇姿、お姫様の格好をしたリアスとお宝映像が大量に撮影できた」
「そいつは重畳。さって、この中からあいつらをからかえそうなのを見つけますか」
三人がそそくさと立ち去ろうとしたその時、
「へぇ〜、そういうことだったのね。最初から何かおかしいとは思ってたけど、私達の盗撮が目的だったのね」
「しかも首謀者の一人が現魔王、冥界大丈夫なんですかね?」
三人の目の前にリアスと夜明が現れた。三人は逃げ出そうとした。しかし英雄龍からは逃げられない! 太陽達が何か口を開く前にリアスは問答無用、と傍らの『兵士(ポーン)』に命ずる。
「夜明……やりなさい」
「御意……約束された勝利の剣(エクスカリバー)ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「「「ぎゃああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」
三人分の断末魔が天高くへと上っていった。
「全く、お兄さま達のせいで台無しだわ!!」
黒焦げアフロヘアになった三人をグレイフィアとウォルターに運ぶよう指示しながらリアスはプリプリと怒っていた。まぁまぁ、と夜明はリアスを宥めている。
「まぁ、いいじゃないですか。俺達も楽しんだんですし」
暫く考え込んでからリアスはそうね、とため息混じりに頷く。
「それじゃ、そろそろ帰りましょう」
日は沈みかけ、周囲はすっかり暗くなっていた。遅くならないうちに帰ろうと、歩き出そうとしたリアスの動きが止まる。不思議に思い、夜明はリアスの視線を追った。二人の目の前にはライトアップされたディスティニーランドがあった。様々な色の光と輝きで彩られたその光景は幻想的と言えた。
「……綺麗ね」
ポツリとリアスが呟くと、夜明が組んだ両手を後頭部に持っていきながら笑ってみせる。
「部長のほうが綺麗ですよ」
「っ!?」
顔を赤くさせながらリアスは夜明に視線を向けた。何の恥ずかしげもなさそうに屈託無く笑んでいる。口説き文句でも何でもなく、本当に思っていたことを口にしただけなのだろう。
(全く、本当にこの子は……)
頬が火照るのを感じながらリアスは大きく息を吐き出した。リアスは手を伸ばし、夜明の頬に手を添える。ゆっくりと引き寄せ、軽く唇を重ね合わせる。
「ぶ、部長?」
「次はあなたから誘ってね?」
鼻の先をちょんと小突かれ、顔を真っ赤にさせながら夜明は善処します、とだけ答えた。
※アンケートだと太陽が圧倒的に多かったのですが、今回はリアスにさせてもらいました。太陽とお答えして下さった皆様、すみません。彼女が本格的にデレるのは原作六巻後のオリジナル話が終わってからです。それまで暫しの間、お待ちください。では、サザンクロスでした。