小説『夜天と勇気と決闘者』
作者:吉良飛鳥(自由気侭)

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 Side:裕奈


 玲子ちゃんがレッド寮に就任して早数日〜。
 予想通りに大人気、まぁ当然だよね♪
 デュエルも強いから、レッド生の質が上がる事上がる事…もうそのへんのブルーには余裕で勝てんじゃね?


 「一切否定できんへんねソレは。」

 「でしょ?…と、そう言えばそろそろじゃない『学園対抗デュエル』。」

 「そう言えばそうやなぁ。…相手はノース校。どないなんが代表で出てくるんやろ?」


 さぁ?ソレは流石に分かんねーけど。
 けどさ、誰が出てきても準が勝つでしょ、略間違いなく?


 「一切合切否定できんね其れについては。」


 でしょ?
 さて、一体どんな奴が出てくんのかね〜〜…ちょっと楽しみ♪











  遊戯王×リリカルなのは×ネギま  夜天と勇気と決闘者 GX32
 『頑張れエリート(笑)』










 Side:地上目


 クソ、クソ、クソォォォ!!
 万丈目、十代、三沢…ドイツもコイツも俺様をコケにしやがってぇ!!

 勢いで島を出たはいいが此処は何処だ?
 今俺がこんな目にあっているのも全部あいつ等のせいだ!!
 クソ…俺様は超エリートだぞ!!あいつ等如きにぃ…!!!


 「おや?君はこんなところで何を?」

 「あん?」

 人?無人島じゃなかったのか。
 フン、まぁいい。
 おい爺、此処は何処だ?


 「知って居て来たんじゃないのかい?ここはデュエルアカデミアのノース校だよ。」

 「ノース校?」

 此処が…成程な。
 で、貴様は?


 「此処の人間さ。いや、何此処ではデュエルが全てでねぇ…
  新入りは生徒も事務員も島に散らばったカードを集めてデッキを作るところから始めなければならないんだ。」

 「その途中と言う訳か?」

 「正解。君も此処に来るならデッキを組まないとね?」


 デッキを…そう言えば勢い任せで飛び出してきたからデッキも無いか。
 こんな場所ではあるのはどうせ禄でもない屑カードだろうが…まぁ良い。
 その屑を纏め上げてノース校を支配するも面白そうだ。

 この地上目瞬こそが頂点に立つには相応しいのだからな!!


 「良い意気だねぇ…まぁ、頑張るといいよ。何れまた会おうね。」

 「ふん、貴様のようなしょぼくれた爺とは会いたくないがな。」

 やる気が萎えそうだ。
 取り合えずカードを探すか…









 ――カード収集中〜〜









 …此れで40枚。
 偉くぞんざいな扱いを受けた気がするが…気のせいか?
 此れでデュエルができると言うものだ…だが、こんな屑カードの寄せ集めでどうなる事か。
 いや、俺様は超エリート!ノース校のヘタレどもなどこの屑カード集団で充分だ!

 ん?…アレはさっきの爺?

 「おい、如何した?」

 「君はさっきの…!いやはやデッキを組んだんだが負けてしまってこの通りだよ…」


 無様な爺だな。
 で、貴様がこの爺を倒したやつか?


 「そうだ。何だお前もノース校希望者か?だったらデュエルだ。」

 「良いだろう。超エリートの俺様が相手をしてやる。」

 「言うじゃねぇの。と、そうだノース校には順位があってなさっきまでは俺は一番下だったんだが、今はその爺さんが最下位だ。
  下の生徒は上のランクの生徒の言う事には絶対服従…要するに最下位はこき使われる運命だ。
  上に行くには…先ずは50人抜きしねぇと無理だぜ?」


 弱者は踏みにじられるか?くくく…面白い。
 強者は弱者の上に立つ…!最高だ、良いだろう50人連続でやってやる!
 行くぞ!

 「「デュエル!!」」











 ――只今50人抜き中〜〜♪










 ――50人目


 「速攻魔法『リミッター解除』!此れで攻撃力は倍になる!」
 KA-2デス・シザース:ATK1000→2000


 「ダイレクトアタックだ!」

 「うおわぁぁぁ!!!」
 LP2000→0


 よし、此れで50人!…また偉く時を削られたような?何なんだ一体…?
 …ふん、まぁ勝ったから良い。当然だな、ノースの雑魚共に負ける俺様ではない!!
 さぁ、50人倒したぞ?まだやる奴が居るのか?


 「やるじゃねぇの…」

 「ここからは…」

 「俺達ノース校四天王が…」

 「お前の相手になってやる!!」

 「四天王だと?…フン大きく出たな。ならば来い、纏めて相手してやる!」

 万丈目の奴でも出来た1vs多。
 奴にできて俺に出来ぬ道理はない!!
 来い!!


 「「「「「デュエル!」」」」」


 地上目:LP4000
 ノース校四天王:LP4000(×4)









 ――四天王とデュエル中〜〜♪








 「トラップカード『破壊輪』!そしてチェーン発動で『ピケルの魔法陣』発動!此れで破壊輪の俺へのダメージは0だ!!」

 「「「「うっそだぁぁぁ!!!」」」」
 ノース校四天王:LP4000→0


 っておい、また色々飛ばさなかったか!?
 気のせいか?気のせいなのか!?
 …いや、勝ったんだから良いか。
 分ったか屑共、此れが俺様とお前らの格の違いだ!!
 しかし四天王を倒したと言う事は、ノース校でのトップはこの俺様ということだな?


 「い〜や、残念だがまだ居るぜ?この俺がな!」

 「…誰だ?」

 「ノース校生徒会長にしてキング、江戸川遊離様だ!」

 「生徒会長?…成程お前がトップか。ならば最後の相手として貴様を倒してやる。
  貴様のような下っ端屑が、俺様のような天下無敵の超エリートとデュエルできるなど光栄に思え!」

 「口だけは達者だな。お前のデュエルは全て見ていた、お前に勝ち目などない!」


 ほざけ屑が!


 「「デュエル!!」」


 地上目:LP4000
 江戸川:LP4000










 ――もうお約束的にデュエル中で〜す♪









 「全てのモンスターでダイレクトアタックだ!!」

 「どわぁぁぁぁ!!」
 江戸川:LP4000→0


 フン、キングと言うだけ有って中々…と言うか又か!?
 さっきからどうもデュエル中の記憶が…気が付いたら勝っているぞ…?
 まぁ良い、此れで今度こそ俺が一番だな。


 ――パチパチパチ


 ん?


 「お見事。そう評して良いでしょう。もっとも貴方の手札が恐ろしいほどに恵まれていたのも有りますが…」

 「女?ノースに女生徒は居ないと聞いていたが?」

 「私は生徒では有りません。ただの迷い人です。尤も今しがた貴方がしたのと同じ事はさせていただきましたが…」

 「なに!?」

 女でありながら屑とは言え計55人ものデュエリストを倒したと言うのか?
 貴様…何者だ!名を名乗れ!!


 「此れは失礼しました。私はシュテル。シュテル・スタークスと申します。」

 「シュテル…」

 どこかで見たような?だがまぁいい、それで何の用だ?


 「貴方にデュエルを申し込もうかと。此処の方々では相手になりませんので。」

 「しゅ、シュテルさ〜〜ん!ソレは酷いでしょう!」

 「酷くありませんよ。此処1週間、貴方達とのデュエルで削られたライフは合計で1000ポイントほどですよ?」


 …何処まで弱いんだこいつ等は?
 だが、それほどの奴だと言うならば良いだろう。
 俺が戦ってやっても面子が立つというもの!
 来い、この最強デュエリスト地上目瞬様が直々に相手をしてやる。


 「その自身のほど見せていただきますが…デッキはそれでも良いのですか?」

 「フン、このデッキで充分だ!真の強者はデッキを選ばないものだ!」

 こんな屑デッキで勝ち抜いたんだ、俺は真の天才にして強者に違いないのだからな!!


 「そうですか…では遠慮なく…」

 「叩きのめしてやる!」


 「「デュエル!」」


 地上目:LP4000
 シュテル:LP4000



 …今度は普通だな。いや、だから何を言っているんだ俺は…!?
 まぁ気にしないで行くか、俺のターン!!

 「手札から魔法カード『おろかな埋葬』発動!デッキからモンスター1体を墓地に送る。
  俺はデッキから『ニードルバンカー』を墓地に送り…『死者蘇生』を発動!今墓地に送った『ニードルバンカー』を蘇生する!」
 ニードルバンカー:ATK1700


 カードを2枚伏せて、ターンエンド!
 ククク、伏せカードは『リミッター解除』と『ミラーフォース』。
 貴様がどんな上級モンスターを召喚しようともこの2枚で返り討ちにしてやる!


 「半上級にしては心許無いステータスですが…油断は禁物ですか。私のターン。
  手札より魔法カード『星なる光石』を発動。手札の『スターワンド・ボニート』を捨てカードを1枚ドロー。
  そしてその後デッキから『星なる光石』1枚を手札に加えます。
  『星なる光石』は1ターンに1枚しか発動できませんが、私が通常魔法を発動した事により『スターワンド・パラクダ』を特殊召喚します。」
 スターワンド・パラクダ:ATK1200


 「更にチューナーモンスター『スターピクシー・クリル』を召喚。その効果で墓地の『スターワンド・ボニート』を特殊召喚します。」
 スターピクシー・クリル:DEF800
 スターワンド・ボニート:DEF1600


 「此処で速攻魔法『地獄の暴走召喚』を発動。攻撃力1500以下のモンスターの特殊召喚に成功した時、
  特殊召喚したモンスターと同名モンスターを自分の手札・デッキ・墓地から 全て攻撃表示で特殊召喚します。
  そして相手は相手自身のフィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
  そのモンスターと同名モンスターを相手自身の手札・デッキ・墓地から全て特殊召喚します。
  私はこの効果で特殊召喚されたスターワンド・ボニートを、新たに2体デッキから特殊召喚します。」
 スターワンド・ボニート:ATK1100(×2)


 「雑魚とは言え一気にフィールドを埋めただとぉ!?くそ、俺のデッキにニードルバンカーは1枚だ…!」

 拾った屑カードじゃ同名カードなど殆ど無いからな…デッキにピン刺しが多すぎるか…!
 それにしてもチューナーだと?レッドの女2人が使っていたのと同じモンスター群か!


 「此れで準備は整いました。先ずはレベル4のスターワンド・ボニートにレベル1のスターピクシー・クリルをチューニング。
  星の海を貫く閃光よ、一振りの槍となりて突き進め。シンクロ召喚、出でよ『星海龍ディバイン・レイ』!」
 「ゴアァァァァ…!」
 星海龍ディバイン・レイ:ATK2200


 「続いて『スターワンド・ボニート』の効果発動、手札の魔法カードを捨てデッキから『スター』と名の付くモンスターを呼び出します。
  手札の『星なる光石』を捨て、デッキから『スターワンド・アルフォ』を特殊召喚します。」
 スターワンド・アルフォ:ATK1300


 又してもフィールドが…だが、そのシンクロは兎も角、残りの攻撃力低い雑魚では相手にならんぞ!


 「いえ、既に貴方を倒す為の仕込みは9割終わっいます。そして此れで全ての仕込が完了です。
  手札から魔法カード『壺の中の魔導書』を発動。互いのプレイヤーはカードを3枚ドローします。
  そしてこの瞬間に『スターワンド・アルフォ』の効果発動、私が通常魔法カードを発動したとき、
  エンドフェイズまで自身を含む『スター』と名の付いたモンスター全てのレベルを1つ上昇させる事が出来ます。
  この効果で私のフィールドの『スター』モンスターは全てがレベル4からレベル5になります!」
 スターワンド・パラクダ:Lv4→5
 スターワンド・アルフォ:Lv4→5
 スターワンド・ボニート:Lv4→5


 「ソレがどうした、レベルだけが上昇したとて低攻撃力の雑魚である事に変わりはない。」

 「果たしてそうでしょうか?…まいります、レベル5となったスターワンド・ボニート2体をオーバーレイ!」


 オーバレイ?何だ其れは?


 「オーバーレイネットワークを構築。灼熱の海流を制する皇魚よ、焼滅の力で薙ぎ払え。エクシーズ召喚、出番です『ディザスターワンド・ウォルフレア』!」
 「ゴォォォォォ…!」
 ディザスターワンド・ウォルフレア:ATK2500


 「え、エクシーズ召喚!?何だ其れは!?それに、その黒いカードは一体…!」

 見た事がない!あのレッドの女共のシンクロモンスターともまた違う…!?


 「同レベルのモンスター2体以上で行われるエクシーズ召喚。
  エクシーズの素材となったモンスターは墓地に送られずオーバーレイユニットととしてエクシーズの下に置かれます。
  そして、エクシーズはレベルの概念を持たず、カードの星はランクを示しています。」

 「レベルではなくランクだと?」

 駄目だマッタク分らん。
 シンクロですら良く分からんと言うのに…!

 ん?ちょっと待て…『同じレベルのモンスター』だと?
 ま、まさか…!


 「お察しの通りです。レベル5となったスターワンド・パラクダとスターワンド・アルフォをオーバーレイ。ネットワーク構築!
  集え明星、全てを焼き消す焔となれ。エクシーズ召喚、吹き荒べ熱風『スターダスト・コアトル』!」
 「キョアァァァァァ…!」
 スターダスト・コアトル:ATK2500


 「な、なにぃぃぃ!?」

 『スターダスト』だと!?あの忌々しいレッドの女の片割れと同様のカード…!
 いや、細部は違うし、種族もコイツは爬虫類だが言われなければまるで分らんぞ!
 だが、俺のフィールドのこの2枚…この2枚なら負ける事はない!
 攻撃して来い…上級モンスターを出して浮かれた状態でな…くっくっく、返り討ちだぜ!


 「…もう少しポーカーフェイスと言うものを身に着けたほうがよろしいのでは?私の攻撃を待っているのがバレバレです。
  ディザスターワンド・ウォルフレアの効果発動、オーバーレイユニットを1つ取り除き、相手フィールドのカード1枚を選択。
  手札の魔法カードを1枚を墓地に送り選択したカードを破壊します。
  私から見て右側の伏せカードを選択し、手札の『星海への旅路』を墓地に送ってそのカードを破壊します。」

 「貴様から見て右側と言う事はこっちだな?ふっふっふ、残念だが貴様が選択したカードは此れだ!
  速攻魔法『リミッター解除』!チェーン発動でニードルバンカーの攻撃力は2倍になったぜ!」
 ニードルバンカー:ATK1700→3400


 此れで貴様のモンスターでは倒せんな?
 まぁ、エンドフェイズには破壊されるが俺の手札には『ブラックホール』と『魔法席の採掘』がある。
 次の俺のターンで奴を倒す事は可能だ!


 「チェーンですか…では続いて星海龍ディバイン・レイの効果を発動。
  手札とデッキから1枚ずつ魔法カードを墓地に送り、相手モンスター1体を破壊します。」


 え?


 「手札から『星の痕跡』、デッキから『星海の障壁』を墓地に送りニードルバンカーを破壊します!」

 「なんだとぉぉぉ!?」


 ――バガァァン!!


 モンスター破壊効果…!
 だが、俺にはまだミラーフォースがある。
 次のターンで…!!


 「バトル!星海龍ディバイン・レイでダイレクトアタック!『アビスター・レイ』!」

 「馬鹿が!トラップ発動『聖なるバリア−ミラーフォース』!此れで貴様のモンスターは全滅だ!!」

 「…成程そのカードが貴方の頼みの綱と言う訳ですか。…この場合このように言うのでしたか?『其れはどうかな?』」


 なに?


 「その効果にチェーンしてスターダスト・コアトルの効果発動!
  オーバーレイユニットを1つ取り除き『フィールド上のカードを破壊する効果』を無効にし破壊します!『スターライト・サンクチュアリ』!」

 「な!?」

 ミラーフォースが掻き消されただどぉ!?


 「これでミラーフォースの効果は無効!ディバイン・レイの攻撃は貴方を襲います!」


 ――ドガァァァン!!


 「うおぉぉぉぉぉ!!」
 地上目:LP4000→1800


 ば、馬鹿な…!この超エリートにして真の天才の強者である俺が女如きに…


 「女性だから弱い…その様な考えで居る限り貴方は先に進めないでしょう。
  此れで決まりです、スターダスト・コアトルでダイレクトアタック。響け『シューティング・ウェイブ』!」
 「コォォォォ…シャァァァ!!」


 ――ズドゴォォォン!!


 「ぐおわあぁぁぁ!!」
 地上目:LP1800→0


 「やれやれ、少しは骨があるかと思いましたが大差はないようですね…」


 く、クソ!
 屑デッキとは言え俺様が此処まで一方的に…!
 だが、あの黒いカード…アレが有れば万丈目にも三沢にも十代にも、レッドの女2人にも勝てる!!
 よこせ…その黒いカードをよこせぇぇ!!


 「…お断りします。此れは私にとっても大切なものですし、何よりも仲間の為に持って帰らなくてはならないものですので。」

 「知るか…!その強力カードは俺様にこそ相応しいんだぁぁ!!」

 「知りませんよそんなこと…ふぅ、走れ明星、全てを焼き消す炎と変われ!」


 杖?何時の間に…?


 「真・ルシフェリオォォォォン…ブレイカァァァァァァァァァ!!!」


 へ?



 ――ドゴォォォォォォォン!!



 どわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!








 ――――――








 Side:シュテル


 …少々やりすぎましたか?
 彼だけの心算だったのですが、ノース校生徒全員伸してしまいました…まぁ非殺傷ですから大丈夫でしょう。

 …おや?


 ――シュゥゥゥン…


 「やっと見つけました。無事ですかシュテル!?」

 「アミティエ…えぇ、この通り無事です。ですが来てくれて助かりました、此れで帰れますね。」

 本当に…エルトリアの復興作業を手伝っていたら行き成り次元震が発生して此処ですからね。
 帰る手立ても思いつきませんし、困っていましたが…安堵しました。

 ユーリやディアーチェは元気ですか?


 「はい。でも皆心配しています。急いで帰りましょう!」

 「そうですね。と、実はこの世界でエルトリアの復興に役立ちそうな物を手に入れたんです。」

 「本当ですか!?」

 「はい。信じられないかもしれませんが、この小さなカードには凄まじい力が宿っています。
  巧く使えればエルトリアの復興に大きく貢献してくれるはずです。」

 「其れは凄いです!皆喜びます!!正に『怪我の功名』!良くやってくれましたシュテル!」


 光栄です。
 さて、戻りましょう。
 一応彼等には記憶操作を施して私の事は忘れてもらうとしましょう。

 遅れた分の復興を進めなければなりませんね。








 ――――――








 Side:地上目


 うぅ…く…一体何が…?

 …そうだ、キングとか言う奴とデュエルをして勝ったんだった!!
 おい、此れで俺が一番である事に文句はないな!?


 「誰もないよ。君は最強の座に着いたんだからね〜。」

 「貴様は…さっきの爺!どういうことだ?」

 「いやいや、実は私ノース校の校長でね?君の実力を見させてもらったの♪」


 何だと…貴様、それじゃあ最初から分っていたのか!


 「正直に言えばね。けれど、君なら問題ないね。アカデミアとの対抗戦の代表に。」

 「対抗戦だと?…!!おい、アカデミアのほうは誰が出てくる?」

 「誰だったかな?え〜と千条目…いや、十条目準…」


 準?…万丈目か!!


 「そう、その人だ。」

 「くっくっく…そうか万丈目の奴が…!!」

 面白い。
 大舞台で何時ぞやの屈辱を晴らしてやるぞ万丈目!!

 公衆の面前で俺の前に跪かせてやるぜ!!
 くくく…この屑デッキでノース校の頂点に立ったんだ、ノース校伝説のカードを使えば万丈目如き瞬殺だ。
 対抗戦、精々首を洗って待ってろ万丈目!!

 くっくっく…ハァ〜ッハッハッハッハ!!














   To Be Continued… 






 *登場カード補足




 スターピクシー・クリル
 レベル1    光属性
 水族・チューナー
 このカードが召喚に成功した時、自分の墓地に存在する「スターワンド」と名のついたモンスター1体を表側守備表示で特殊召喚する事ができる。
 この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。
 このカードをシンクロ素材とする場合、海竜族モンスターのシンクロ召喚にしか使用できない。
 ATK200    DEF800



 スターワンド・パラクダ
 レベル4    光属性
 魚族・効果
 自分が通常魔法カードを発動した時、このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
 「スターワンド・パラクダ」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
 ATK1200    DEF800



 スターワンド・アルフォ
 レベル4    光属性
 魚族・効果
 自分が通常魔法カードを発動した場合、エンドフェイズ時まで自分フィールド上の全ての「スター」と名のついたモンスターのレベルを1つ上げる事ができる。
 この効果は1ターンに1度しか使用できない。
 ATK1300    DEF1600



 スターワンド・ボニート
 レベル4    光属性
 魚族・効果
 1ターンに1度、手札から魔法カード1枚を墓地へ送る事で、
 自分のデッキから「スターワンド・ボニート」以外のレベル4以下の「スター」と名のついたモンスター1体を表側守備表示で特殊召喚する。
 ATK1100    DEF1600



 星海龍ディバイン・レイ
 レベル5    光属性
 海竜族・シンクロ/効果
 光属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
 1ターンに1度、手札とデッキから魔法カードをそれぞれ1枚ずつ墓地へ送る事で、
 相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して破壊する。
 ATK2200    DEF1700



 ディザスターワンド・ウォルフレア
 ランク5    炎属性
 魚族・エクシーズ/効果
 レベル5モンスター×2
 1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。
 手札から魔法カード1枚を墓地へ送り、選択したカードを破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。
 ATK2500    DEF1300



 スターダスト・コアトル
 ランク5    風属性
 爬虫類族・エクシーズ/効果
 レベル5モンスター×2
 「フィールド上のカードを破壊する効果」を持つ魔法・罠・効果モンスターの効果が発動した時、
 このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事でその発動を無効にし破壊する。
 また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 自分フィールド上に表側表示で存在するシンクロモンスターは相手の魔法・罠・効果モンスターの効果の対象にならない。
 ATK2500    DEF2000



 星なる光石
 通常魔法
 手札から「スターワンド」と名のついたモンスター1体を捨てて発動する。自分のデッキからカードを1枚ドローする。
 その後、自分のデッキから「星なる光石」1枚を手札に加える事ができる。「星なる光石」は1ターンに1枚しか発動できない。



 星の痕跡
 通常魔法
 自分フィールド上に存在する「スター」または「星海」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。
 選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで200ポイントアップする。
 また、自分のエンドフェイズ時にこのカードが墓地に存在する場合、1ターンに1度、
 自分の墓地に存在する「スター」と名のついたモンスター1体をゲームから除外する事で、
 自分のデッキまたは墓地から「星の痕跡」1枚を選択して手札に加える。



 星海の障壁
 速攻魔法
 自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターが攻撃対象に選択された時に発動できる。
 攻撃モンスター1体を守備表示にする。
 また、「スターワンド」または「星海」と名のついたモンスターが自分フィールド上に表側表示で存在する場合、
 自分の墓地に存在するこのカードをゲームから除外して発動できる。相手モンスターの攻撃を1度だけ無効にする。



 

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