小説『夜天と勇気と決闘者』
作者:吉良飛鳥(自由気侭)

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 Side:はやて


 セブンスターズ最初の刺客『ダークネス』。
 その正体は明日香ちゃんの行方不明のお兄さん…『天上院吹雪』さんやった。

 十代に負けた吹雪さんは、気を失って只今保健室で療養中や。

 せやけど…行方不明になってた生徒が闇の刺客…穏やかや無いな?


 「だね。つーか行方不明の原因が闇に喰われたとかだったらマジで洒落になんねーし。」

 「せやね。」

 ホンマに謎だらけや。
 けどそれ以上に、セブンスターズとのデュエルはダメージが現実になる『闇のデュエル』や。

 此れから先、ドナイな奴が出てくるかは知らんけど気は抜かんようにせぇへんとな…











  遊戯王×リリカルなのは×ネギま  夜天と勇気と決闘者 GX39
 『クロノス、漢の意地!』










 Side:クロノス


 マンマミーヤ…まさかセブンスターズの刺客の1人が行方知れずのブルー生徒だったと〜は…

 校長は多くを語りません〜が、何か途轍もなく嫌な予感がするの〜ネ。
 まぁ、迎撃部隊に〜はカイザー亮が居るから大丈夫です〜ガ。

 それにして〜も…

 「闇のデュエリストと化していたとは言え、カイザーと肩を並べるシニョール吹雪〜を倒すと〜ハ…」

 あのドロップアウトボーイの実力は本物…?
 い、いやいやいや!そんな筈は無いの〜ネ!
 そんな筈は…


 ……そう言えば、私は何故にあの3人を此処まで頑なに認めないの〜ネ?
 試験で私を倒してしまったか〜ラ?
 それとも筆記の成績が下位だったからなの〜ネ?…分りません〜ノ…

 ん?


 ――バサバサバサバサ…!


 「なにゅ!?」

 こ、コウモ〜リ!?
 い、いきなり何なの〜ネ!?
 ど、何処から湧いてきました〜〜ノ!?


 「ウフフフフ…見つけた♪」

 「はい?」

 え〜と…どちら様です〜ノ?
 と言うか何処から現れたの〜ネ、この美女は…


 「ウフフ…私はセブンスターズのカミューラ。お前の持っている七星門の鍵を渡してもらいましょうか?」

 「はい〜〜!?ちょ、ちょっと待つの〜ネ!私は七星門の鍵は持っていません〜ノ!!」

 如何してセブンスターズが私の前〜に!!
 って言うか完全に勘違いしているの〜ネ!!


 「白を切る心算かしら?見苦しいわね…大人しく渡せば痛い思いをしなくて済むわよ?」

 「ですか〜ラ、私は本当に持っていないの〜ネ!人の話は聞きなさい〜ノ!!!」

 「…往生際の悪い…。ならばデュエルで奪うしか方法は無いわね?」


 如何してそうなる〜ノ!?
 思い込みもいい加減にしやがれなの〜ネ!!


 「ウフフ…久しぶりのデュエルよ…血が滾るわね…」

 「!!!」

 な、何なの〜ネ、嗤った口元から見えた鋭い犬歯〜ハ…!
 明らかに普通の人間ではありえないものです〜ノ…

 ま、まさ〜か!!

 「シニョーラカミューラ、まさかとは思います〜が、貴女はヴァンパイアです〜ノ?」

 「あら…良く分ったわね?そう…私は吸血鬼よ。」


 なんと言うことなの〜ネ…まさか本物だと〜ハ!
 です〜が、闇のデュエリストなら〜バ、其れもまたアリです〜ノ…


 「フフ…何れにせよ、お前は逃げられない…既に闇のデュエルは準備が出来ているのだから…逃げれば『死』よ?」

 「ぐぬぬ…仕方ありません〜ノ…そのデュエル、受けてたつの〜ネ!」

 デュエリストとし〜て、挑まれたデュエルは逃げられないの〜ネ!
 其れに私がセブンスターズの刺客を倒してしまって〜モ、なんら問題はない筈なの〜ネ!

 来なさい〜ノ、シニョーラカミューラ!
 貴女にデュエルと言うものを教えてあげるの〜ネ!


 「其れは楽しみだわ…」

 「では行くの〜ネ!!」



 「「デュエル!!」」


 クロノス:LP4000
 カミューラ:LP4000



 このデュエル、勝って見せるの〜ネ!








 ――――――








 Side:裕奈


 「ったく、普通1人目が倒された翌日に襲ってくる!?」

 「仕事熱心なこっちゃで!」


 エフェとレイハが『闇の気配感じ取った』って言うから即出動!
 私とはやても感じ取ってたけど場所までは分らないから、其処は朝倉とシャマル先生にね。

 十代?勿論一緒、ユベルが気付かねーとは思えないしね。
 サーチした場所向かって一直線!

 って…ん?アレは準とカイザー?


 「2人とも如何したの?」

 「お前達か。いや、何か嫌な予感がしてな。」

 「吹雪が現れたときにも同じような感じを受けた…セブンスターズが現れたんじゃないかと思ってな。」


 流石、大正解。
 え〜と…此れで5人だから、明日香か三沢がデュエルしてんの!?


 「消去法で行けば…とちょい待ちメールや。明日香ちゃんや、こっちに向こてるらしいわ。」

 「お、俺にも三沢からだ。変な気配感じたから調べてみるってさ。」

 「え”?…ちょっと待って、つー事はだよ?若しかして『鍵』持ってない人が襲われたわけ!?」

 それって拙いじゃん!
 それなりの実力者が襲われたんなら未だしも、エリート(笑)みたいな奴だったら瞬殺されちゃうよ!?


 「せやな…!こら、急がなアカン!!」

 「だが、一体誰g「ペペロンチ〜〜〜〜ノ!!」…この声は!」


 つーか、この変な叫びは…まさか!!



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・

 ・・・・・・

 ・・・



 「此れでお前のフィールドはがら空き…ブラッド・サッカーでダイレクトアタック!」

 「のわに〜ノ!!」
 クロノス:LP3000→1700


 「更にブラッド・サッカーの効果でデッキトップのカード1枚を墓地に送るわ。」

 「くぬ…トラップ発動『ダメージ・コンデンサー』!
  手札を1枚捨て、デッキから受けた戦闘ダメージの数値以下の攻撃力を持つモンスター1体を攻撃表示で特殊召喚するの〜ネ!
  私〜ハ、デッキから攻撃力1300〜ノ『古代の機械兵士』〜を特殊召喚します〜ノ!」
 古代の機械兵士:ATK1300



 デュエルしてたのはやっぱし白塗りか!



 カミューラ:LP4000
 ヴァンパイアジェネシス:ATK3000
 ブラッド・サッカー:ATK1300


 クロノス:LP1700
 古代の機械兵士:ATK1300



 てか、滅茶苦茶おされてんじゃん!
 大丈夫か白塗り!!


 「ぐぬ、貴方達〜ハ!」

 「あらあら雁首そろえて……ウフフ…コイツを倒したら次はお前達の鍵を頂こうかしら?」


 うおい、マジで勘違いしてるし!!
 ちょっとオバサン、その白塗りは鍵持ってねーんだけど?


 「何処までも白を切りたいのね?…いいわ、コイツを倒したら奪ってあげるから。」

 「いや、人の話し聞けて。ホンマに白塗り先生は鍵持ってないんやけどなぁ…」


 話は通じねーっぽいねこりゃ。
 つーか、追い込まれてっけど大丈夫か白塗り!?


 「それにしても歯応えの無い…まさか此処まで弱い奴が鍵を護っているなんてね…お笑いだわ。」


 む…な〜〜んかムカつく物言いじゃね?
 まだ勝負は付いてねーじゃん…!


 「お前の勝利は絶望的よ?大人しくサレンダーしなさい…そうすればその身を人形に変えられることは無いわよ?」

 「なっ!!」

 「人を人形に変えるだと!?」


 マジで!?
 なんつー外道だコイツ…!
 白塗りやべーよ…!!


 「黙るノーネ!デュエリストは絶望的状況で〜も、デュエルを放棄してはいけないの〜ネ!
  其れ〜に、そんな悪辣な闇のデュエルを、認めるわけにはいかないの〜ネ!!」


 え?白塗り…否、クロノス先生?


 「例え自分にとって絶対的に不利な状況だとして〜モ、ライフが残っている限りデュエルに終わりは無いの〜ネ!!」


 …なんだ、やっぱしデュエリストだったんじゃん。
 態度はムカつく部分があっけど、根っ子の部分は私等と同じだったんだ。


 「せやなぁ。けど、そうなったら…やろ?」

 「とーぜん。デュエリストと闇のデュエリスト…どっち応援するかなんて決まってっしょ?」

 んじゃまぁ…

 「オイコラ白塗り!もといクロノス先生、な〜に遊んでんのよ!そんな血色悪いオバハンなんかさっさと倒しちまえ!」

 「せやで!闇のデュエリストなんか、ドロップアウト未満の輩や!そんな奴には負けへんやろ?」


 ガッツリやっちゃいなよ、クロノス先生!
 アンタは弱いわけじゃねーんだからさ!








 ――――――








 Side:クロノス


 何と…まさかレッドのドロップアウトガールにエールを送られると〜ハ。
 あの2人は私のことを嫌っているんじゃなかったの〜ネ?


 「無駄な応援を…こんな弱小デュエリストでは私には勝てないわ。」

 「そんなこと無い!クロノス先生は強いぜ!」


 ドロップアウトボーイま〜で…!
 何故?どうして私を応援してくれるのです〜ノ?
 あれほどレッド生を見下し、差別してきた私〜を…


 「はぁ?何言ってんの!確かにアンタの態度はムカついてたけど、1ターンで最上級モンスター出すタクティクスは否定してねーわよ?」

 「そやで?其れに先生実技担当やろ?せやったら実力低いはずは無いやろからね。
  それと、たった今見せてもろたからな、クロノス先生のデュエリストの魂を♪」

 「だから、負けんなよ先生!入学試験で見せてくれたあの凄い戦術、又見せてくれよ!」


 !!
 わ、私は…私は何をしていたの〜ネ!
 あれほど冷たく当たっていた私の力〜を彼等は認めていたなん〜て。
 ドロップアウトガール…否、セニョーラ裕奈〜とセニョーラはやて〜の私に対する態度〜ハ、単に差別待遇への意趣返し…

 それに私をストレート〜に『強い』と言ってくれたセニョール十代…
 まったく、私の目も随分濁ってしまっていたの〜ネ!


 「ふん、状況は私に絶対有利…まぁいいわ、此処でコイツを人形に変えてやる…カードを1枚伏せてターンエンド。」


 なればなおの事、このデュエルに負けることは出来ないの〜ネ!

 「私のターン!」

 とは言え、私の手札は0枚…このドローが命運を分けるの〜ネ…!

 「ドローなの〜ネ!!………!!!行きます〜ノ!マジックカード『天よりの宝札』を発動しますの〜ネ!
  互いのプレイヤーは手札が6枚になるようにデッキからカードをドローしますの〜ネ!」

 「此処で最強の手札増強カードを引いたですって!?」


 デュエリストの魂は運すらも引き寄せます〜ノ!
 …む、此れは…!

 「更にマジックカード『命削りの宝札』を発動〜!
  次の私のスタンバイフェイズに手札を全て捨てる代わり〜にデッキからカードを5枚ドローします〜ノ!」

 「な!0枚だった手札が一気に10枚に!!」


 私は負けません〜ノ!
 カードを2枚伏せ、フィールド魔法『歯車街』を発動〜!
 このカードが有る限り、『アンティーク・ギア』と名の付くモンスターを召喚する際のリリース〜は1体少なくなるの〜ネ!
 です〜が狙いは其処じゃないの〜ネ、魔法カード『大嵐』!フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊するの〜ネ!


 「全破壊!…其れにチェーンしてトラップ発動『吸血の宴』!
  デッキからレベル4以下のアンデッドモンスター1体を特殊召喚する。現れよ『ヴァンパイア・レディ』!」
 ヴァンパイア・レディ:DEF1550


 新たなモンスターを呼んだの〜ネ?
 です〜が、逆転の戦術は既に出来ているの〜ネ!

 「大嵐で破壊された私のカード3枚の効果発動です〜ノ!
  先ずは2枚の伏せカード〜はトラップカード『黄金の邪神像』なの〜ネ!
  このカードが破壊されたと〜き、攻守1000の『邪神トークン』を生み出すの〜ネ!
  此れによ〜リ、私のフィールドに〜は、2体の邪神トークンが生み出されるの〜ネ!」
 邪神トークン:ATK1000(×2)


 更〜に、『歯車街』の効果発動なの〜ネ!
 このカードが破壊されたとき、デッキ、手札、墓地から『アンティーク・ギア』と名の付くモンスター1体を選択して特殊召喚出来るの〜ネ!
 この効果〜で、デッキから『古代の機械巨竜』を特殊召喚するの〜ネ!


 古代の機械巨竜:ATK3000


 「更に邪神トークン2体をリリースし〜て、『古代の機械巨人』をアドバンス召喚なの〜ネ!!」
 『ウオォォォォォォ…!』
 古代の機械巨人:ATK3000


 「ば、馬鹿な…!たった1ターンで攻撃力3000の八つ星モンスターを2体も召喚するなんて…!」


 それだけじゃないの〜ネ!
 永続魔法『古代の機械城』を発動〜!
 このカードの効果〜デ、私の場の『アンティーク・ギア』と名の付くモンスターの攻撃力は全て300ポイントアップするの〜ネ!



 古代の機械巨人:ATK3000→3300
 古代の機械巨竜:ATK3000→3300
 古代の機械兵士:ATK1300→1600



 「おぉ!スゲェ!一気に相手のモンスターを上回ったぜ!」

 「やるじゃん♪そう来なくっちゃ!」

 「ほな反撃や!」


 もちろんなの〜ネ!
 行きます〜ノ!

 「バトル!古代の機械兵でブラッド・サッカーを攻撃なの〜ネ!『プレシャス・ブリッド』!」

 「くぅ…!」
 カミューラ:LP4000→3700


 「続いて、古代の機械巨竜〜で、ヴァンパイアジェネシス〜を攻撃します〜ノ!『ギア・ボルケイノ』!!」


 ――ゴガァァァ!!


 「ぐぅぅぅ…」
 カミューラ:LP3700→3400


 「マダマダなの〜ネ!古代の機械巨人でヴァンパイア・レディを攻撃!『アルティメット・パウンド』なの〜ネ!!」

 古代の機械巨人〜ハ、貫通能力を持っているの〜ネ。
 例え守備表示であろうと〜モ、ダメージは与えられるの〜ネ!


 ――ドゴォォォォォン!!


 「ぐ…ああぁぁぁぁ!」
 カミューラ:LP3400→1650


 此れでライフアドバンテージもボードアドバンテージも取り返したの〜ネ!
 カードを2枚セットしてターンエンドなの〜ネ。

 伏せカードは『ミラーフォース』と『魔法の筒』…どんな上級モンスターを出してきても返り討ちにしてやるの〜ネ!


 「おのれ…調子に乗るな…!私のターン!…手札を1枚捨て、魔法カード『ライトニング・ボルテックス』発動!
  お前のフィールドに表側で存在するモンスターを全て破壊する!」

 「んにゃ!?」

 機械巨人達〜が!!
 です〜が、まだ大丈夫なの〜ネ、この伏せカード〜で…!


 「調子に乗った報いよ…魔法カード『死者蘇生』!此れでお前の『古代の機械巨竜』を私のフィールドに呼び出す!」

 「な!!」

 何ですって〜ノ!?


 古代の機械巨竜:ATK3000


 「このモンスターは攻撃の際に相手の魔法・罠カードの発動を封じる効果があったわよねぇ?
  ふふふ…あはははは!!自分のモンスターによって散るがいいわ!
  バトル!古代の機械巨竜でダイレクトアタック!『ギア・ボルケイノ』!!」


 ま、まさか最後でこんな事になると〜ハ…
 カードの発動を封じられては、この攻撃を防ぐ手段は無いの〜ネ…


 「「「「「クロノス先生!!」」」」」


 ふ…如何やら私は此処までです〜ノ。
 です〜が、貴方達ならば彼女に勝てる筈…

 どんなに深い闇の中で〜も、希望の光〜は決して消える事は無いの〜ネ…其れを忘れては駄目なの〜ネ…



 ――ドゴォォォォォォン!!



 後は頼みました〜ノ…





 クロノス:LP1700→0








 ――――――








 Side:はやて


 「「「「「クロノス先生!」」」」」


 く…土壇場でやられてもうた…!
 折角自分のデュエリストの魂取り戻して、凄い反撃までしたのに…!


 「闇のゲームの掟…敗者は魂も身体も人形と化す…」


 な!ちょ、待って!やめて!!


 「うふふ…敗者の末路よ…」


 ――シュゥゥゥン…


 「うそ…マジで人形になっちゃった…!」

 「何と言うことを…!」

 「貴様…!!」

 「この野郎…!」


 腐れ外道が…!
 オイコラ、さっさとクロノス先生を元に戻さんかい、血行不良オバン!


 「…ムカつく小娘ね…其れは無理よ。その男を元に戻すには、私にデュエルで勝つしか方法は無い。」

 「上等よ!今すぐぶっ倒してやるぜ!」

 「裕奈、お前が出るまでも無い。こいつは俺1人で充分だ。」

 「待てよ万丈目、コイツは俺が倒すぜ!」


 勿論私もやるで?
 さぁどないすんねん!


 「今はお前達とは戦わないわ…直に夜が明けてしまうもの。
  其れに私の相手は私が決める……次の相手は貴方よ、カイザー亮。」

 「…俺を相手に選ぶか。」

 「む…偉い自信やな。カイザーはその名の通り現在のアカデミアが誇る『帝王』やで?」

 「分っているわ。けど貴方は私好み…人形にして傍にいておくのも悪くないわね…」


 コイツ…!
 アカン、ホンマの外道や。
 ダークネスはデュエリストの魂持っとったけど、コイツにはそれが無い…只の外道やで!


 「良いだろう、そのデュエル受けてたつ!」

 「そう来なくてはね…ではデュエルは明日の深夜。場所は丁度良いわ、此処にしましょう。…待っているわ…」


 ――シュゥゥゥ…


 消えた…!
 シャマル、何処行ったか分るか?


 『ごめんなさい、分らないわ。』

 「朝倉。」

 『ゴメンゆーな、流石にわかんねーわ。』


 む、この2人でも無理とは…まぁ、しゃー無いわ。
 …カイザー、大丈夫なん?


 「大丈夫だ。相手をリスペクトする精神の無い相手…そんな相手に俺は負けん。」

 「さよか。」

 まぁ、カイザーが負けるとは思えへん。

 頼むでカイザー…クロノス先生を元に戻したって…


 「あぁ、勿論だ。俺の持てる全ての力を出してクロノス先生は元に戻してみせる!」


 任せるで!
 …精々首洗ってまっときや…腐れ外道が…!
















   To Be Continued… 






 *登場カード補足



 吸血の宴
 通常罠
 自分のデッキからレベル4以下のアンデッド族モンスター1体を選択して自分フィールド上に特殊召喚する。
 このカードを発動するターン、自分はこのカードの効果以外でモンスターを特殊召喚する事は出来ない。
 「吸血の宴」は1ターンに1度しか発動できない。


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「遊戯王デュエルモンスターズGX」EDテーマ「Wake Up Your Heart」
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