小説『ローズヒップは事件の香り』
作者:狂ピエロ(カガク生活)

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私は廊下に出た。次は何をしようか…
すると目にすっと飛び込んできたのは…あれだ。

「はい、どうぞ〜」
「わ〜ワンちゃんだ〜ありがとう!」
「どういたしまして…」

雑用が風船を作って子どもに渡してる。
風船を貰った子どもは楽しそうに駆けていった。
「…何してるの?」
私は奴に尋ねた。すると奴は明るい声のトーンで、
「あ、花茂芽〜!お前に追い出されて悲しすぎて風船作ってたら子どもたちがよってきて…だからあげたんだwあ、そうだ!見てみて〜初n…」
そこまで言いかけたところで私は彼のみぞおちをすっと殴った。
「うぐふぉ!…何故…!?」
「当たり前じゃない。何外で遊んでいるのよ。」
横で倒れている雑用を尻目に、私は辺りを見渡した。
…現場をもう一度、調べてみるか。
そう思った私は事件現場へと足を運んだ。

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