小説『ローズヒップは事件の香り』
作者:狂ピエロ(カガク生活)

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「…で、なんて書いてあったの?」
私は来井に聞いた。
「あ、うん。箇条書きで3つだね。
・関係上うまくいってなかった
・凶器の出どころ
・アリバイがない
…こんな感じだね。」
なるほど…いまいちわからない。
まぁいいや。
「それじゃ、はじめようかw井原さん?」
すると来井はズボンのポケットから一枚のカードを取り出した。
タロット…?しかも柄からして…運命の輪?
そのカードを来井が下に落としたとき、周りの空間がパッと変わった。
…!?この感じ…kill the liarに似ている…?
だが違う。空間は赤色で、ボックスと言うより円柱だ。
だがやはりこの空間、コピーなのか井原はあまり驚いていない。
「…ねぇ来井。この空間…」
「あ、そうかw君は万年筆を持ってたねwそれに似ているやつだよwちょっと違うけど…詳しい話はまた後wまぁみててw」
そうか。大丈夫なのか…
「じゃ、はじめよっかw井原さん♪いやぁ久しぶりだなぁ…」
「私はいつでも構いませんよぉ〜?」
「OK!じゃ、行くよ?」
あいつの目は…とうとう本気のようだ。
なんとかなればいいんだが…

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