小説『ローズヒップは事件の香り』
作者:狂ピエロ(カガク生活)

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―数時間後 花茂芽―
疲れた…
呼び出されたのは正治の元上司だった。
事件が起きたからすぐ来て欲しいとのことだったらしい。
事件現場は都会。夜烏町(やがらすちょう)。
今夜ここで会見が開かれる予定だった。そう、あの問題図書のだ。
だが、その現場は地獄絵図へと変わっていた。
胸から血を流し死んでいる男性。その傷跡は思いの外小さかった。
そしてこの事件の容疑者…それは…

春 秋桜

だった。

-3-
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