小説『ローズヒップは事件の香り』
作者:狂ピエロ(カガク生活)

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「フフ…アハハハハ!面白いわ。中々いい想像力ねぇ。もっと話して頂戴!」
よし、人格崩壊だ。ということはあともうひとふんばりということだ。
「…それでは続けます。刺したあとあなたはどうしたか?春さんのハンカチで血を拭き取った…」
「はいストップ!」
…ハイテンションで止められた。
「私がどう春さんのハンカチをとったっていうのよ?まさか、偶然落ちてたなんて言うわけないわよねぇ?」
「…もちろんです。あなたは春さんとかなり近い存在にあった。まぁ彼女はそうは思って無かったのかもしれませんが。そんなあなたなら可能だったんじゃないですか?一緒にトイレに行った際とか。」
「…ッ!!」
そう言うと銃口から光は飛び出し、仮面は割れていく…この光景にも慣れてしまった。

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