小説『東方鬼蠍独拒記』
作者:寄生木()

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えー、念のため先に謝っておきます。ごめんなさい。
少しスランプに陥ったため、主人公の話し方がおかしかったり(何時ものこと…か?)、いろいろキングクリムゾンを起こしていたり、急展開だったりしますが、ご了承ください。

それと、ヒロインの事ですが…このまま行くと紫、藍、幽香の三名になりそうです。まあ、もしかしたらこれからアンケートに答えてくれる人が居るやもしれませんが。それと、主人公は朴念仁以前の問題ということをお忘れなく…フフフ

それでは、其の十三。どうぞ。

にしても…龍美の能力、分かる人いるかなぁ……?






其の十三。結末。妖怪の山。



「何処だ、ここは…」

今自分が立っている事だけは理解できたがそれ以外の感覚は駄目だった―――そんな感覚全てが曖昧で、僅かな光すらない黒一色の空間にオレは居た。いや、視覚は生きているのかも知れないが、生憎ながらオレはまだ真っ暗闇の中で黒色のモノの輪郭が分かるほど視力が良くないから結局は生きていようが死んでいようが変わらないが。

「確か………………ああ、そうだ。思い出した…」

オレが行ったことを一言で片づけてしまえば、自殺だろう。だが、オレの命は今の所コテツと繋がっている。コテツが死ぬ事が無い限りはオレも死ぬことは無い。まあ、コテツの事だから大丈夫だとは思うが…。

―――ずちゃっ

「…ん?」

背後から突如として粘着質な音が聞こえる。首を動かし、後ろを見る。視界の端に写ったのは、泥の様なモノだった。大きさはオレよりも大きく、見ていて何故だか嫌悪感を―――

「…成程。最後の悪足掻きと言った所か…」

―――どうやら、オレが『愚者』で『繋がりを断った』と思っていた『他者に嫌われる程度の能力』が、オレから離れまいと必死になっているようだ。

首だけでなく、身体ごと後ろに向ける。改めて見てそこに居た―――否、在ったのはこの黒色だけの場所においてもその姿形がはっきりと分かる、黒い泥と表現する以外に表現出来なさそうなモノ。しかし、その数は一つではない。周囲を見渡せば、いつの間にかオレはその泥の群れに囲われる形となっていたようだ。

ずちゃずちゃ、ぐちゃぐちゃと不快な気分を誘発させる音を立てながら、泥の群れはオレを囲う広さをどんどん狭めていく。

「これが…こんなものが、自分でアイツから求めたものだったとはな……」

自嘲しながら、空間―――武器庫に腕を突っ込む。
そこから引きずりだすように『愚者』と『椿』を取り出し、構える。

最早、これ等はオレから離れた存在。
ならば―――オレがこれ等を斬る事に一体何の躊躇いが持てようか!!!















彼は地を蹴り飛ばす様に走り、目に映る泥を手近な泥から『愚者』と『椿』で斬って斬り裂いて斬り開く。斬られた傍から泥は消滅していく。

だが、そんなことで諦める泥の群れでもない。中には飛びかかってくる泥もあったが、これも『愚者』で斬り払われ、呆気なく消滅した。

一撃斬殺。相手を一撃で斬り殺すことを突き詰めに突き詰めた、そう言い表すのが最も適切であり、泡沫はそれを体現していた。

「―――あああああああぁぁぁ!!!」

掛け声とともに再び泥の群れに突っ込み、只管に『愚者』と『椿』を振るう。

その足が踏み込めば、その力だけで起こった衝撃で泥が宙を舞い―――

左の『椿』を振るえば、無いに等しき斬った感触と共に群れの内の一つを斬り裂き―――!

右の『愚者』を振るえば、確かな手ごたえと共に五、六つの泥を斬り飛ばす―――!!

その長い髪を靡かせ戦う様は、正しく鬼神。或いは闘神。
まあ、彼には『鬼蠍』と言う呼ばれ方があるのだが。

「…数が多すぎる……」

『愚者』を振り抜いた勢いを利用して後ろに飛びながら、飛んだ先にあった泥の一角を斬り裂きそのまま着地。彼は苛立ちを込めて呟いた。

言う通りなのだ。先ほどから彼が泥を打ち上げては斬り打ち上げては斬り裂き―――もとい、泡沫の脚力に耐え切れず、勝手に泥が打ちあがってしまっているのだが―――とまあ、そんな感じで何だかんだ言いつつもうすぐ三百を超える数を斬っている。それにも拘らず、泥の数は減った気配が全くと言っていい程ない。

「…ん?」

と、ここで泥の動きに変化が訪れた。
彼を囲うようにしていた泥が、彼が十歩歩いた先辺りに集まり、ぐちゃ、ずちゃ、と音を立てながらその形を変えていく。

やがて、塊となった泥は一つの形を取った。その姿は馬に人の上半身を足したような風貌で、そこに蠍を加えた様な姿を―――彼の妖怪としての姿をしていた。

「―――クッ」

上げた声は苦悶―――等では無く、笑い声。喜怒哀楽で言うなら喜が内包された声。そんな声を上げた彼の顔は―――

「クハハハハハハ!!!良いだろう!お前がその姿をとったという事は、全力と言う証!ならば、こちらもそれに答えよう!!」

笑っていた。しかも、この世界に来て初めて、大声を上げながら。

それは、彼の喧嘩好き―――もしくは戦闘狂―――としての血が流れているからなのか。それとも、戦えないと思っていた自分自身と戦う機会を得られた事に対する歓喜か。
はたまた、同族嫌悪のあまり、それが喜びに変わったのか。

そして、彼が歓喜の方向を上げた直後、彼を―――泡沫を妖力が覆う。

――気が付けば、彼の姿は人の姿では無く、妖怪の―――『鬼蠍』となっていた。

だが、泡沫も泥もその場を飛び退く様に後ろへと飛び、距離を取ったかと思えば、互いに同じ行動に出ていた。

両腕の『口』に球体状の妖力の塊を作り出す。それに同調するように胴体の鎧が持ち上がり、胸にある『口』の目の前にも妖力がどんどん溜まっていく。
その出来た妖力の塊三つを互いに―――胸の前の妖力の玉に対して、両腕の『口』を寄せて―――一つの玉に纏める。

泡沫が使おうとしているのは、彼が妖怪の姿で放つ事が出来る最も殺傷性の高いモノ。使った事は片手で数える程度しかない。だが、それを使ったという事は、それは―――全力であると言う事の証左に他ならなかった。

そして―――

「「―――■■■■■■!!!」」

――同時に咆哮し、自らの敵に対して三つの『口』を揃えて向けて、一つに纏めた妖力の玉から、全ての色を飲み込まんとする、黒く、紫が僅かに混じった太い光が―――放たれた。
















「……んぁ…」

片方しか無い目蓋が重い。もう少し、この状態で居たいと思うがそんな事をしていると間違いなく意識が落ちてしまうので結局目蓋を上げて起きたが。
しかし…暗い。何時もならもっと明るい筈。だが、今は何も見ることが出来なかった。

「…アレは…夢…じゃ無さそうだな」

まあ、確認はコテツ以外の人物に頼まねばならないが。
立ち上がり左肩に触れれば、痛みは無かったが傷跡がしっかりと残っていた。それと、オレが来ていた筈の着流しが無くなっていた。つまり、上半身は全て晒されていて、袴を穿いて、ボロボロの首巻だけと言う事…少し肌寒い。

「コテツは…何処だ?」

コテツの事を思い出し、コテツの名を呼ぼうとした直後、ズドォン!!と、重く響く音が、塔の外から聞こえてきた。

「ッ!……仕方が無い」

向かおうにも、これ程暗いと階段の位置も分かりはしない。だから、外に向かうにはこれが一番速いと自分を納得させて、武器庫から『椿』を取り出し、前へと歩く。

案の定、身体の前面が壁にぶつかりよろけるが、そこから一歩下がって『椿』を構え―――振り抜こうとした。

「泡沫殿。待って欲しい」

後ろから声をかけられ、振り向く。だが、やはり暗くて何も見えない事には変わりなく、敵か?等と勘繰ったりもしたが、それを否定するように声の主は言った。

「大丈夫。我、敵でない。泡沫殿、作った塔、妖怪となった。それが我」

「…付喪神……であっているか?」

「問題ない」

そうやって話していると、色々と教えてくれた。
何でも、オレが眠ってから数か月して突如として地が揺れたそうだ。コテツはオレを助けながら如何にか脱出。だが、塔が崩れてしまったらしい。

元の姿が崩れてしまって大丈夫なのかと尋ねたところ、あくまで重要なのは完全な形の状態であることよりも、『その存在が有る事』の方が重要、と返された。

その後、骨岩がコテツと話し、塔の形を変えて―――何でも『戦える住居』にしたかったらしく―――今は人の上半身の形をとっている。

でだ。問題は、塔が崩れた事を周りに住んでいた人たちに知られてしまったらしい。それはつまり、オレが若しかしたら弱っているかもしれないと考えさせるには十分だ。

その後は、姿を変えた塔で移動―――骨岩が言うには『塔、我、同一。飛ぶ、問題ない』らしい―――しながら数百年は何事も無く暮らして居たのらしいのだが…。

「今、妖怪の群れ、コテツ殿、戦っている」

「―――骨岩。今すぐここから出してくれ。オレも参戦する」

「…分かった。それと―――我、斬らない、身の為」

骨岩がそう言うと、オレの真後ろの壁に小さく穴が開いたと思えば、一気にオレ一人は通れそうな大穴になった。

日差しが入り込んで、そこで初めて骨岩の姿を見る。そこで、今さらながら骨岩が少女であることに気が付いた。が、今はそんな事気にしている余裕は無い。

オレは骨岩に背を向けた。開けてもらった穴から外を眺め、高さの関係でそう見えるのかとも思ったが、やはり違う。オレたちが住んでいた場所の木々は緑と茶色の細く、鋭い葉しか付けなかったが、この場所の木々は緑、赤、黄―――と目にも鮮やかな、薄く大きな葉を沢山付けていた。

「理由、後で話す。だから…」

「分かった…ああ、それと最後に聞きたいのだが、オレはお前から見て嫌悪感を抱くか?」

顔を後ろに向け、横目で見ながらそう聞くと、骨岩は首を横に振った。

「そうか…ありがとな」

そう呟き、オレは下へと飛び降りた。地面に近づいて行く。数秒の内に着地―――そのまま、音が聞こえた方へ、上り坂を全力で走り出した。

それとオレが走り出した直後、後ろを振り向くと開いていた穴は塞がり、上半身だけの瓦礫は空を飛びまわっていた者たちを次々と叩き落としていた。




「そこの者、止まれ!!」

―――走り出して十秒しない内に、背から鳥の様な黒い羽を生やした人の様な者、白い狼のような耳と尻尾を持った者たちに囲われた。その数、十八。
その中で、眼鏡をかけ青年の姿に白い短めの髪、狼のような耳と尻尾、その両手に盾と刀を持った…いや、刀では無く、剣を持った人物がオレの目の前に出てきた。

「…何の用だ」

「それはこちら側の台詞だ。この山は鬼と我ら天狗が住む妖怪の山。その山にいきなり入って来たのは貴様達だろう」

「…成程。それは済まない事をした。だが、コテツ…オレの家族を連れ戻すまでは、悪いがここに滞在させてほしい」

確かに、いきなり入ってきたこちらに非がある筈だ。そう感じたからこそ、頭を下げてそのことを詫びた。
するとどうだろうか。オレを囲っていた者たちから驚きの声が上がった。

「…な……?……事情を聴こうか」

「ちょ!?楓さん!?」

そこに、『椿』より少し長めの刀を持った、黒い羽を生やした少女が慌てたように言う。他の者も声にこそ出さないが、それに賛同しているように見えた。
だが、楓と呼ばれた人物は、それでも言った。

「なに、大丈夫だろう。見てくれこそ恐ろしいが、彼は良識を弁えている。それに…彼が言った『コテツ』と呼ばれた者に、心当たりが無い訳でも無い上―――」

―――私達と彼では、実力の差が大きすぎる。

それだけ言うと、他の者たちは呆然として黙りこくった。それを確認し、こちらを向いて楓は言った。

「先ほどは済まなかった。私の名は犬走 楓。しがいない白狼天狗だ。先ほども言ったように、君の事情を聞かせてほしい」

「…名を数多 泡沫。呼び方は何でもいい。それでだが…」







鬼蠍説明中…………………………………………………







「…分かった。彼の事か」

眼鏡を外して、疲れた様子を隠そうともせず、米神を揉みながら犬走は呟いた。周囲の者―――天狗たちも、何故だか先ほどの殺気やら警戒心は身を潜め、同情的な目で見てくる。

「彼なら今、私達―――烏天狗と白狼天狗―――の上司…鬼の方々と、山の頂で喧嘩している筈だ」

「鬼、か……確か、喧嘩をよく行う妖怪…だったか?」

「正確には、勝負事好きな妖怪だがね。同時に、恐ろしく強い」

「それだけ聞ければ十分だ」

そう言って再び走り出そうとした直後、犬走に剣の刃先を向けられ立ち止る。他の天狗たちも同じように剣に刀、槍に鎌、中には団扇など、多種多様の武器をオレに向ける。

「…どういう事だ。通してくれるんじゃ無かったのか?」

「いや何、こちらにも体裁と言う物があってね。流石に形だけでも『戦った』事にして置かねば下手をすると上司に睨まれそうなのだよ。それに、偶には勝てないと分かりきっている勝負をするのも―――悪くない」

そこまで言って犬走は剣と盾を構え、何時でも戦えるような状態となった。それに合わせて、周囲の天狗たちも各々の武器を構える。

「…悪いが、こっちは寝起きなんでな。手加減出来るかは分からんが」

「ああ、その事は気にしなくて良い。むしろ、そうやって大きな怪我を負って助かった方が休みを多くとれて一石二鳥なのだよ」

その発言を聞いて、苦笑いする者や呆れだす者、顔を引きつらせる者。色々な顔が見れた。

「…そうか」

オレは何も言わず、武器庫から右手に『愚者』を、左手に『鷲爪』を取り出す。
…ああ、そうだ。骨岩にも確認は取ったが、戦う前に念のため聞いておいた方がいいか。

「ここに居る全員に最後に聞いておきたいが…アンタらから見てオレは嫌悪感を抱くか?」

そう聞くと、皆顔を見合わせてから揃えて首を横に振っていた。一部の天狗は「身体は隠しておいた方が良い」やら「まず上着着ろ」と言ってきたが。
その事に内心狂喜乱舞しながらも、これから戦うのだからと気を引き締めなおす。

「…行くぞ!」

「良いだろう。私達が全力で迎え撃つ!」

―――地を踏み抜き、一気に楓へと向かって右斜め下から『愚者』を振るう。狙うは首。これは難なく剣で防がれた。が、防がれたと同時に『鷲爪』の引き金を引く。狙いは胸。バンッ!!と渇いた音が周囲に響き、やったかと思えば、盾で弾を防がれていた。だが、その顔には驚きと焦りが浮かんでいる。同時に、オレを取り囲んでいた烏天狗たちと白狼天狗たちが一斉に襲いかかってきた。

「――せぇやあ!!」

先ず、一番最初に斬りかかってきた―――犬走に食って掛かっていた烏天狗の少女の刀の一撃を避け、片手で持つと余る『愚者』の柄で首を狙う。手刀が首に決まった様に、少女はその一発で気絶した。

―――残り、十七。

「―――はあああああぁぁぁ!!!」

滑空しながら、正面からオレに攻撃を仕掛けようとしていた壮年の烏天狗の男と、白狼天狗の女に対して『愚者』の斬撃を腹に食らわせる。避けたようだが、傷が予想より深かったのか、苦悶の表情を浮かべ、膝をついてしまっている。そこに、追い打ちをかけた。体制を低くし、左足を軸に回し蹴りを男に食らわせる。

「が…ぁ…!」

メキリ…と左足が男の胴体にめり込み、そのまま真横に―――烏天狗の女の方へと蹴り飛ばした。男に巻き添えを食らう形で女の方も吹き飛ばされる。

―――残り、十五。

「天音、義彦!てめえ、ダチに何してくれてんだぁぁぁぁ!!!」

と、今度は後ろからやや太った体系の烏天狗が激昂しながら木槌を振り回し、迫ってきた。
オレは避けず、振り向くと同時に『愚者』で木槌の頭部と柄の間を狙って斬り裂き、そのまま左肘をがら空きの顎へ叩き込む。ゴッと鈍い音が鳴り、必然的に烏天狗の男は気絶し、木槌の頭部は勢いよくオレの後ろへと飛び、オレの後ろで構えていた三人の天狗を吹き飛ばした。

―――残り、十一。

「やれやれ、規格外すぎるな、君は」

「言っただろ。手加減できるか分からんが、と」

先ほどと同じように剣と盾を構えて飛び出してきた犬走。
それに同調するように、犬走の後ろから残りの十一人の天狗たちが後ろに続く。

「我らも楓隊長に続けえぇぇぇ!!」

『オオオオオ!!!!』

士気を高め合っていた天狗たちを前に、オレは剣による攻撃を弾き、天狗の集団の中へと押し込む。その事に天狗たちが混乱している間に、足を肩幅に開き、『愚者』を持った右腕の肘を少し曲げ、頭の上に刀身が来るように構えた。

これを見て、天狗たちは警戒するように、いつでも飛び掛かれる様に各自で構えている。

「…念の為に言っておくが、こればかりは本当に手加減が出来無い。退くなら退け」

「先ほども言っただろう。こちらも、上司には睨まれたくないのだよ。それに…覚悟ならとうの昔に出来ている―――!!」

咆えながら、犬走はオレに刃先を向けて飛び掛かってきた。他の天狗たちも同様に、犬走に我先にと続く様に飛び掛かる!
そして、オレはそれに答える為に―――オレが誇る、最大の剣技を繰り出す―――!!

「―――是、射殺す百頭」














「全く…本当に君は…想定外すぎる」

「…立っているのはお前だけだが、続けるか?」

「いや、私も、限界の…様だ……」

ドサッ、と音を立てながら犬走は地面に倒れこんだ。盾に大きな傷と右肩と、額から血を流しながら。他の飛び掛かってきた天狗たちも同様だ。殺してこそいないが、身体の何処かに大きな傷を残して地に伏せている。

「…これだけ動ければ、十分か」

血の海に独り立ちながら、オレは山の頂―――コテツが居るらしき場所を目指し、山の坂を全力で駆け上った。






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