第十三話目 スペンサー、初代から登場してるのに初ビジュアル化は5。しかも出てきて直ぐにウェスカーに殺される。 by一斗
ビィィィィィィ!
ああ、クソ。眠い。
なんだってんだよ、こんな朝っぱらからこんなクソでかい音ならすなんてよお。
「ああ、俺か。」
俺はそう呟き、目覚ましと思われる物のスイッチを押す。
やぁ、みんな!朝の快眠を邪魔されてちょっとばかし機嫌の悪い佐々木一斗だよ!
通例の自己紹介を終えた俺の頭の中にふと、疑問がよぎる。
(あれ?俺って目覚ましなんてかけたっけ?そもそも俺。目覚まし時計なんて持って来てたっけ?)
そう。社会生活不適能者である俺が本来、目覚まし時計なんて常識的な物を持っているはずがない。と言うか有り得ない。
そこまで来ると昨日みたいに俺の存在を嗅ぎ付けたどこぞの連中が襲撃してきて爆弾を置いて行ったと言う。可能性も出てくるが、いくら馬鹿な連中でも、そんなに非効率的な事する訳が無い。
ああ言うクソったれ連中はやたら効率がいい方法とかほざきだすからな。
そう言う馬鹿な行動で俺の前世の友達の一人が死んだ。
・・・・・・ま、まぁ。昔話はさておき、問題はなんでここに時間を刻む様な物が有るかだ。
さっきからずっと最初に音が鳴った方からピッピッピ。と時を刻む様な音が聞こえる。
なんとなく触ってみたが。こう、コードが一杯ついてて機械的な感じがした。
物凄く嫌な予感しかしない。
俺は既に錆び付いた首を無理矢理さっき音がした方へと向ける。
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
はい、コードにまみれた時計の様な物が有ります。はい。中央に画面が有って『00:00:01:24』とだけ表示されていた。
しかも段々、時間は減っていく。
(・・・・・・・・・・何?)
そう、落ち着け、落ち着け。俺。COOLになるんだ。COOLに。大丈夫。大丈夫。俺は起きたら時限爆弾がすぐ近くに有った!なーんて状況。今までに三回は有る!それに三回とも無傷だぜ!こんな百戦錬磨の俺がこんなので動揺してどうするだ!えぇ!
そうだ、そうだ。安心すれば俺に出来ない事なんて無いんだ、俺はハンクや某蛇じゃないけど不可能を可能にする男なんだ!出来る、出来る!
そう、まずは蓋を開けてコードを取りだして・・・・・
「・・・・・・・・・・って!出来るかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
オトコ
俺は漢の叫びを上げ、時限爆弾を天空へ向けてスパートキング!某銀色の魂の警察組織のあんパンミントンの人じゃ無いからね。
「何でぇ!何でぇ!何で俺のほったて小屋の中に時限爆弾が置いてあんの!?なんか俺そんなに怨み買うよな事した!?答えてよ!千冬さん!」
俺は隣に居た千冬さんに問う。
「知らん。私に聞くな。」
って?あり?なんで貴女はこんな所にさも当然の用に立っているんですか?
と言うかどうやってあのレーダーを突破して、森の中の地雷原を通って、挙げ句のはてには俺の小屋、半径100メートルに設置された自動固定銃器をを撒いたんですか!?
「適当に走ったら普通に通れたぞ。」
「はは〜ん。そこがタイラントクオリティという訳ですね。て言うか普通に心を読まないで下さい。迂闊にエロい妄想出来ないじゃないですか。」
俺は思った事をそのまま言う。どうせ隠してもばれるしね♪
「なに、真面目な顔でサラッと変態な事を言っているんだ。」
え?俺の阿良々○君ネタ不発?まぁ、分かりにくいしな。この人が知ってるとも思えないし。
「ちなみに今のは傾○語の5章66ページ下段十行目の物真似か?」
「なんで知ってるんですか!」
まさかこんな身近に同じ小説を知っている人が居たとは。
「まぁ、少し読んでみたら面白くてな。」
作者と同じ様な理由で読まないで下さい。
「んで?話を切り替えますよ。何の用ですか?」
この人が用も無いのに動くとも思えないし。
「まぁ、一言で言うならば。勧誘かな。」
勧誘?宗教の?
幸せですか?とか言ってひきいれるあれですか?
「何を考えているかは知らんが、多分それは違うぞ。」
「ですよね〜」
この超現実主義者、織斑千冬が宗教とかに嵌まるとも思えない。
じゃあ、何の用?
「じゃあ、何の用ですか?俺はもう隠れ家がばれたんでさっさとトンズラしたいんですけど。」
取り合えず聞いてみた。
「一斗。お前、IS学園に来ないか?」
「IS学園?」
IS学園の事、俺説明したっけ?
してもしてなくても。一応しておこう。
まぁ、全世界から集められた選りすぐりのエリートIS操縦者を保護、育成をする施設だったはず。それで今俺の目の前にいる、織斑千冬その人もIS学園で教師をやっているらしい。
そう言えば美香藻と風紀もあそこ受けるとか言ってたな。風紀はともかく美香藻の頭であそこ本当に受かれるのかね?
おっと話がずれてしまったね。そうだ、そうだ。千冬さんがIS学園に来ないかって言った所で終わったんだ。
「え〜と。何の為ですか?」
「表向きは保護と言ってはいるが、実際は監視とデータ収集が目的だろうな。」
うわーお。モルモットじゃん、それって。
「ちなみに嫌だと言ったら?」
ダメもとだが聞いてみる。多分無理だろうけど、学園とか言う窮屈とした場所に行くのは御免だ。俺は自由が大好きなんだよ!後、バイオとレベッカ・チェンバースも。
やっぱ、可愛いよね!レベッカ。初代だとポリゴンだからわかりずらいけど0だとほんと凄い!もう本当に!ウェスカーとかバーキンとかビリーとかエンリコとかマーカスとかエドワードとかヒルに殺されたU,S,Sデルタチームとかがどうでも良くなる位に!←本当はどうでも良く有りません。by作者
ハッ!俺がいつもの調子でレベッカの事を語り続けてていたらこの回が終わんないじゃん!しっかりしなきゃ。
「力ずくでも。」
そう言うと、両手を構える。その構えはなんですか?怖いんですけど!
「じゃあ。俺もそんな所に行くのは嫌なので力ずくで逃げます。」
わぁぁぁぁぁ!俺の馬鹿!この人に喧嘩売ってどうするよ!勝てるわけ無いじゃん!タイラントですよ!タ・イ・ラ・ン・ト!この人の前ではハンドガンみたいな俺が勝てる訳無いよ!
だが、悲しい事に俺のあまのじゃくなお口さんは適当な事言っちゃいました。
「ほほう?」
千冬さんの目が細くなる。
うわ!死んだ♪
だけど、ここで引くわけにわ行かないんだよ!
「行くぜ!うぉぉぉぉぉぉぉ!」
一部残酷過ぎる表現が有るのでイメージ画像でお楽しみください。(背後にチューリップの画像が現れる。)
ドカッ!メキッ!ゴシュッ!ドギガッ!
「ちょっ!ちょっ!タンマ!タンマ!ちょっと待っt・・・・」
メキッ!
「ノハァッ!」
一部残酷過ぎる表現が有るためイメージ画像でお楽しみください。(背後にひまわりの画像が現れる。)
「行くぜ!ゴリスストレート!(ガシッ!)何っ!(メキッ!ゴキュリッ!)ぎゃぁぁぁぁぁぁ!腕の関節がぁっ!」
一部残酷過ぎる表現が有るためイメージ画像でお楽しみください。(背後にスミレの画像が現れる。)
「すいません!すいません。僕が悪かったです。はい。僕が悪いんです!だからこれ以上アイアンクローを続けないで下さい!これ以上やればゴールキーパー用のホッケーマスクを被った大男が来なくてもクリスマスセーターを着た皮膚の焼けただれた鉄の爪を持った夢に出てくる悪魔がこなくてもスプラッターになりますから!止めて下さい!」
メキュッウ!
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
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「そ・れ・で?後どのくらい殺れば納得する?」
「いえ、もう充分です。」
やっぱ、この人強すぎ。ホントに人間?
「何か私に対して不快な事を考えたか?」
もう嫌。
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「ダグ。悪いな、わざわざ送って貰って。」
「別に良いよ。友達の頼みなんだし。て言うか!俺はダグじゃなくて!ジャックだ!いい加減覚えろよ!」
現在、俺はカークの操縦する。ヘリに揺られながら日本のIS学園に向かってます。
あの後、千冬さんにフルボッコにされ無理矢理迎えを呼ばされた。
で、まぁ、大佐に連絡してマイクに来て貰い、千冬さんには飛行機で帰って貰った。
ついさっきボコられたのに一緒に帰りたいなんて思うか?普通。
なので俺はブラットに何十時間(何日か)もかけてへリで日本へと送って貰っている。
恐らく千冬さんは先に日本に着いてるはずだから、IS学園で再会すると思います。
出来れば一生会いたく無いです。
「なあ、さっきからお前の回想の中で俺の名前が少なくとも三回は変わって無いか?俺の名前はジャックだからな!」
そう言うナイトホークの声を聞き流す。
「だから!ジャックだって!・・・ほら見えて来たぞ。IS学園だ。」
見ると、クソでかい島の上にクソでかい施設がある。
「あそこがIS学園。」
クソみたいにでかいな。
「ほら、ワイヤーでさっさと降りろ。俺も暇じゃ無いんだ。」
「ああ、解ったよ。ダグ。」
「だから、俺のジャックだよ!いい加減覚えやがれ!」
叫ぶ、カークの声を聞きながらワイヤーで校門辺りへと降りる。
いざいかん!IS学園へ!