小説『IS〜インフィニット・ストラトス バイオハザード好きな転生者』
作者:D.?.J()

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第十四話目 ロドリゴ。砂虫に丸飲みされたのに何故生きているんだ!! by一斗
























 「此方、グリーン。此方グリーン。応答願う。」

 『周波数は564。皆様に楽しい音楽を。』

 (ガガー。ピ!)『グリーン!聞こえるか?グリーン。どうやら無線の調子が悪いらしい。此方、パイロだ。どうした?』

 『最近の政治家はなっとらん!私が若い衣は。』

 「IS学園敷地内に無事潜入成功。支援が必要な場合、改めて連絡する。任務完了だ。後は一人でやる。」

 『了解。基地に帰還する。気を付けろよ。』

 「了解。通信終了。」





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 ダグとの通信を終えた、俺はIS学園森林地区に潜伏していた。
 時間はもう残り少ない。急がねば。
 そう考えた俺は森林地区から脱出。校舎地区へと向かった。




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 遅いっ!奴は一体何をやっているんだ!入学式には来なくても良いと言ったが、ショートホームルームには間に合う用にと言ったはずだぞ?
 あの時間厳守(つまりいつも時間ギリギリ)を突き通す男の事だ。何か有ったのかも知れん、少し様子を見に行くか。
 そう考えた私は自己紹介を山田先生に任して歩き始めた。






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 クソッ!早速問題発生だっ!カーク。応援頼むっ!
 なんと、受付の人間は白人だったんだ!
 俺は英語を極端な程喋れない。
 これが意味する事はこの綺麗な受付嬢と俺は会話が出来ないと言う事だ。
 とにかく、俺が英語が喋れないと言う事を伝えないと。

 「あい どんと すぴーく いんぐりっしゅ のー」

 伝わったか?俺の正しいかどうか解らない(絶対違う)平仮名英語は?

 「ノー アイアム イングリッシュ ノー ジャパニーズ スピーク?(ボソッ)私は英語喋れないわよ!」

 ん?何か言ったか?でもどうやら俺の平仮名英語は通じて無いらしい。

 「いんぐりっしゅ のー じゃぱにーず すぴーく ぷりーず」

 今のは伝わったか?

 「ノー センキュー アイアム スピーク ノー イングリッシュ ジャパニーズ スピーク プリーズ?(ボソッ)だから私は英語が喋れないっつーの!」

 ん?また何か聞こえた用な?まあいいや、まだ伝わって無いみたいだしな。

 「あいあむ じゃぱにーず すぴーく きゃん いんぐりっしゅ のー。」

 今度こそ伝わってくれ!

 「アー ユー ジャパニーズ スピーク?(ボソッ)アンタは日本語喋れるかって聞いてんのよ!」

 クソッ!まだ伝わらないのかっ!また何か聞こえた気がしたが、多分空耳だろう。
 バイオでも多いしな空耳。

 「きゃん のっと いんぐりっしゅ すぴーく きゃん じゃぱにーず すぴーく。(ボソッ)だから俺は英語が喋れないんだって!」

 いい加減伝われよ!

 「ノー イングリッシュ ジャパニーズ スピーク プリーズ!(ボソッ)いい加減しなさいよ!私は英語が喋れないんだって言ってるでしょ!」

 ああ、クソッ!まだ伝わらないかのかよ!

 「のー のー のー いんぐりっしゅ きゃん すぴーく じゃぱにーず(ボソッ)いい加減にしろやボケぇ!俺は英語喋れないって言ってんだろ!」

 クソッ!伝われよ!クソッ!

 「だから私は英語喋れないって言ってるでしょ!(ボソッ)イングリッシュ ノー ジャパニーズ プリーズ」

 チクショオ!俺はこの綺麗な受付嬢とコミュニケーションをとる事さえ許されないのですか?!

 「だから、俺は英語は喋れないってさっきから言ってんだろーが!(ボソッ)きゃん すぴーく じゃぱにーず」

 頼むから伝わってくれよ!

 「アンタの平仮名英語じゃ何言ってるか解らないし、私は英語が喋れないのよ!(ボソッ)ノー スピーク イングリッシュ」

 本当にどうして伝わらないんだ!

 「充分二人とも日本語を喋っているだろ、馬鹿者。」

 「あっ!織斑先生。この人どうにかしてください。」

 おお!この切れの良い暴力に頼らない(ドガシャッ!)前言撤回。暴力に頼る、切れの良いツッコミは!
 
 「 3日振りですね。タイラントさん。」

 「誰がウィリアム・バーキン博士が主任で開発した、強靭な成人男性を元に薬品、手術、T-ウィルス投与で強化された究極のB,O,Wだ馬鹿者。」( ドスッ!)

 「ガハァッ!」

 腹に重い一撃を貰いました。貴女の愛で僕はもう泣きそうです。

 「着いてこい。手続きはもう終わっている。」

 「そうすか。仕事が早いですね、テイロスさん。」

 「誰がアンブレラ社が生き残りを賭けて造り出した。レッドクイーンに完全制御されたタイラントだ。馬鹿者。」(ユラリ)

 「いっ嫌だな。冗談に決まってるでしょ!本気にしないで下さいよ!」

 この人何処からともなく日本刀取り出したよ!なんだ!あんたはドラエ○ンなのか!?四次元ポケットでもあるのか!?

 「私は冗談が嫌いだ。今度から気を付けるように。後、個々では私を織斑先生と呼ぶように。」

  はい
 「シー」

 うわぁ、マジ怖かったわ。何だよこの人、リヘナラドールと初めて会った時よりも怖えーよ。

 「返事はスペイン語ではなく日本語だ。」

 「はい。」

 ハァ、鬱だなぁ。

 「あっ!そう言えば。美香藻は個々に入れたんですか?」

 あいつの頭で入れたのかいなか。

 「ん?ああ、佐々木妹か。ギリギリで入学したぞ。筆記試験はかなり悪かったが。実践試験でほぼトップの成績をとってな。それでギリギリだ。」

 「その呼び方、何処かの黄色い瓶底天才眼鏡みたいですよ。ってあれ?じゃあ俺も試験やるんですか?」

 「ああ。筆記試験は時間が無いから出来んが、実践試験はやるぞ。」

 なんか嫌な予感しかしないぜ!

 「その実践試験って何するんですか?」

 「試験官とのIS戦闘だ。」

 益々嫌な予感がしてきたぜ!

 「ちなみに相手は?」

 「ああ。生憎ながら今、手の空いてる教師が私しか居なくてな。私が相手だ。」

 「せんせぇ!風邪を引いたので早退します!」

 「まあ、待て。」(ガシッ)

 「ひぃっ!」

 やだよ!俺!こんな俺みたいな化け物に生身で勝てる俺より化け物みたいな人と戦うの!

 「心配しなくても良いぞ。ISにはある特殊なバリアが有ってな。ちょっとやそっとの攻撃じゃビクともしない。」

 「あんたの攻撃がちょっとやそっとな訳無いでしょ!」

 「大丈夫だ。心配するな。死にはしない。」

 「あんたと戦うと死ぬより酷い事になるから嫌です!」

 「拒否権は無いぞ。」

 「人権を消された!?」

 まぁ、元より人間じゃ無いから。人権もクソも無いけど。

 「お前はもう私と戦う以外生き残る術は無いぞ?」

 「ああ、もう。わかりましたよ!やれば良いんでしょ!やれば!」

 嗚呼、死んだな俺。さようなら僕の数少ない友人達。
 外国にいる人もいるけどこのメッセージ受け取ってね。
 それにジャック。名前間違えてごめんね。直そうとしてるんだけど自然と出てきちゃうんだ。
 大佐。色々と面白い体験をやらして貰ってありがとね。とても楽しかったよ。
 義父、義母。僕と美香藻を拾ってくれてありがとう。とても感謝してるよ。
 美香藻。こんな僕の友達になってくれてありがとう。僕が死んでも泣かないと思うけど、泣かないでね。
 風紀。こんな僕に好意を抱いてくれてありがとね。僕は鈍感では無いので数ヵ月前からなんとなく気がついていました。でも、僕は甲斐性が無いので直ぐに返事は出来ません。ごめんなさい。
 皆さん、さようなら。
















 って!まだ死ねるかぁぁぁぁぁぁぁぁあぁあぁぁぁっ!
 まだ、バイオハザードガンサイバーやってねえし。風紀に返事してねえし。隠したエロ本処理してねえし。レベッカ可愛いし。
 とにかく!俺はまだ生きたい!こんは所で死ねるかよ!意地でも生き残ってやる。

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