小説『IS〜インフィニット・ストラトス バイオハザード好きな転生者』
作者:D.?.J()

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十五話目 スーパータイラント相手にナイフって・・・・勝てる気がしねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ! by一斗

















 はいは〜い。こんにちは!現在周りにキチガイモードのチェンソーマジニだらけで銃の残弾数零!みたいな状況の佐々木一斗だよ!
 はぁ。マジ勝てる気がしねえよ。と言うか死ぬんじゃね?俺。
 前回逆切れしてあんな事言ったけど本当に死ぬかもしれない。
 だってIS世界最強とISでガチ勝負だぜ?死ぬって。死ぬ。
 あれだぜ?タイラントと素手で戦う様なもんだぜ?絶対死ぬって!
 と言うかどうやってゴリスとかレベッカとかグラサンとかジルとかレオンとかクレアとかハンクとかどうやって倒したんだよ!
 ・・・・ああ、銃が合ったからね。
 まぁ、あれだ。俺だって死にたく無いので出来る限り善処する。と言うか勝つ気で行かないと此方が殺られる。
 とにかく、ここで考えてても仕方が無い。早く出ないとな。





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 「遅いぞ!佐々木。」

 目の前にIS『打鉄』を纏った千冬さんが居る。うわ〜。笑ってるよ。
 ちなみに今、千冬さんが纏っているIS。『打鉄』は我が祖国(笑)の純粋国産ISで防御力と接近戦に強く、まさしく日本の武将!と言った感じ。
 バイオで例えるならリーパーかな?
 硬い所とか接近戦オンリーな所とか。
 対する俺は『ラファール・リウ¨ァイブ』。フランスの第二世代型ISで操縦のしやすさと武装さえ変えれば様々な状況に対応できる汎用性でかなり人気の機体らしい。
 バイオで例えるならハンターかな?様々な状況に汎用してるし扱い易さもB,O,Wの中ではトップランクに入る所とか。
 で。俺の装備は・・・・・・

 グレネートランチャーM79(対IS用)
 白燐弾 3発
 炸裂弾 10発
 ペレット弾 6発

 装弾数 一発

 ショトガンSPAS12(対IS用)
 散弾 25発
 
 装弾数 7発

 スーパーバズーカ(M20ロケットランチャー+対IS用)

 3発

 装弾数 1発

 解体用チェンソー

 何に使うのかな?(ニヤリ)

 まぁ、ざっとこんなもんです。
 でも、これだけ合っても勝てる気が全然しねぇぇえぇぇぇ!
 何やってんだよ!一斗!相手は刀一本なんだぞ!(多分)それにお前には秘策が有るだろ!奇策じゃないけど!

 「そうだよな。」

 俺の心の声に返事を返す。
 そう!油断さえしなければ、勝つ事は難しいが、生き残る事は可能なはずだ!
 行ける!俺には行ける!

 「よし!始めましょう、織斑先生。俺はもう準備万端ですよ!」

 「遅れて来たのに謝罪も無しか。まあいい、早く始めよう、時間が押しているのでな。」

 そう言って接近戦用ブレードを構える千冬さん。
 俺もSPAS12を構える。

 先に動いたのは千冬さんだった。
 刀を構えながら瞬間的に距離を詰めてきた。
 無論、俺も黙って殺られる訳でもないのでSPAS12を3方向に撃ち込む。が。実に自然な動きで彼女は避ける。

 (嘘だろ!散弾だぞ!?)

 散弾のメリットはその命中率だ。とにかく沢山の範囲にペレットが向かうのでこれを避けれるのは俺かウェスカーだけかと思ってたけど、流石人外。
タイラント。

 「貰ったぞ!」

 もう目と鼻の先に来ていた千冬さんが刀で切りかかる、が。

 「はっはっは!」

 SPAS12を収納しM79を取り出す。

 「チッ!」

 千冬さんが舌打ちをするがもう遅い。
 予め装填していた炸裂弾が飛び出し直撃した千冬さんにはダメージを与えたが近くにいた俺にも若干のダメージがある。だが、これも計画のうち!

 「お前らしい戦い方だな。」

 「そりゃどうも!」

 獲物を変え、SPAS12で攻撃するがあえなく避けられる。
 上、右、左上、下、横。と流れる用に動く。だが、未だに近づかれてはいない、この人に近づかれたら御仕舞いだからな。
 だか、そうこうしているうちに一発攻撃を貰った。

 「チッ!」

 今度は俺が舌打ちする番だった。
 その場から動き千冬さんの上からの斬撃を避け。返し刃も紙一重で避ける。
 全力でその場から離れ、遠距離からM79 炸裂弾を撃ち、また離れて撃つ。
 ペレット弾は役にたたない、かと言って白燐弾も3発しか無いので無闇に撃てない。
 だけど、ことごとく刀で切り裂かれたり避けられたりする。
 ヤバいな。
 さっきもまた一発喰らっちまった。このままじや削り殺される。
 そう考えた俺は獲物をM79からM20へと変える。
 無論、いくらロケットランチャーでも正面から撃てば当たらない、だから・・・正面不意打ち戦法をつかう。
 俺は地面に降りると、あの伝説の走りの掛け声を上げる。

 「HA A A A A A A A A。FUaA!」

 解るかどうかは不明だけどウェスカー走りのあの掛け声です。はい。

 「チッ!早い。」

 今、俺はISを纏った状態で地面を全力疾走!いくら千冬さんでもグラサン厨二病の走りは見切れないらしい。
 そして俺は三度方向変更をし一瞬反応の遅れた千冬さんにM20を撃ち込む。
 きちんと見切られていたら避けられたかもしれないが。

 「ハッ!」

 掛け声と共に信菅を起爆させないようにロケット弾を受け止める千冬さん。だけど、ロケット弾を当てるのが俺の狙いじゃない。
 ロケット弾を投げ捨てようとしていた千冬さんの手、つまりロケット弾にSPAS12の弾丸を当てる。

 「グワッ!」

 当然、信菅が起爆し、爆発が千冬さんを巻き込む。あれ?もしかして勝てんじゃね?俺!

 「・・・・なるほど、やはりお前を少し甘く見ていたようだな。」

 ニヤリと笑う千冬さん。え?ちょっと待って!今の本気じゃなかったの!?おいおい、嘘だろ!今ので捌くのも精一杯だったのにさ!

 「当たり前だ。新入生相手に教師が本気を出してどうする?」

 「勝手に心を読まないでください!」

 おい。チクショーどうする?
 あれで本気じゃない千冬さんとどう戦う?今までのは千冬さんが手を抜いてたのと若干の運があったおかげで優勢だったけど、今から本気だぜ?
 ヤバいぜ♪











・・・・・・・・・そうだ!秘策だ秘策!奇策じゃなくて秘策を使おう!
 そこまで考えた俺はM20を仕舞い、解体用チェンソーを取り出す。
 む?と千冬さんは不振そうに刀を構える。
 それもそうだろう。普通に考えたら刀一本で世界最強に薙刀ぐらいしか使えない高校生なら軍配は世界最強だ。
 それでもなお接近戦用の武器を取り出した俺に不信感を覚えるのは当然だと思う。
 そして、俺はチェンソーのエンジンをかけて構える。丁度、首を切りやすい位置へと。

 「アハッハッ!アハッハッ!アアーアー!」

 掛け声と共にチェンソーをがむしゃらに振り回す。そう、解りにくいけどチェンソーマジニ、キチガイモードである。
 そのまま、がむしゃらに突っ込む。

 「アーアー!アッアッ!アァァァァ!」

 狂った用な俺の笑い声が響き渡る。
 とにかく攻撃、攻撃、攻撃。休む暇も避ける暇も与えずに攻撃!

 「アアーアアー!」

 もう、この掛け声ホント気に入った!凄い楽しい!
 
 「クッ!」

 だんだん捌き切れなくなってきた、千冬さん。
 それはなぜか?
 答えは俺が“がむしゃら”に攻撃しているからである。
 達人同士の闘いは双方ある程度攻撃が読めるため拮抗する。だが、全くの素人や適当な攻撃は逆に読めない。
 つまり、千冬さんレベルの達人なら倒す事は出来なくともあれを決めるには持ってこいの戦法だ。
 壁際に追い詰めて行く。行けるか!?
 不意に俺はチェンソーを手放す。一瞬、千冬さんの顔に驚きが浮かぶ。
 そして、その表情が消える前に“あれ”を決める。
 利き手とは反対、つまり左手に全神経を集中させ放つ究極のウェスカー掌底!!!

 「先崩掌底!!」

 おもわず、口に出してしまったが気にしない、当たれば良いのだから。
 だが、千冬さんは紙一重で避け、近くによった俺に刀をつきたてる。
 試合終了のブザーが俺の耳に響いた。
 

-18-
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