第十六話目 ハンクの処刑。チェンソー姉妹にも出来るなら、ガラドールやツインチェンソー、ガトリング男にも出来る用にしてほしいわ! by美香藻
「ああー。もう痛いですよ!関節外れちゃったじゃないですか!」
「すまん、すまん。つい熱くなってしまってな。」
ああー。クソォ。痛てぇ。なんだよ!どうやったらIS装備した上から刀一本で攻撃して人の(いや、俺は人じゃないけど)関節を外せるんだよ!
どんな怪力だよ!ホント、マジ、タイラントじゃないのアンタ!
「まぁ、でも治せるんだろ?」
「そうですけど。」
治るけどね?やっぱ痛い物は痛いじゃん?
・・・・・よし!息を整えて一気にやろう。絆創膏と同じだ!こんなの。
「ヒッヒッヒ。フー。ヒッヒッヒフー。ふん!(ボコリっ)ヌガッ!」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!
マジ無理だわこれ!絆創膏とかと全然違う!めっちゃ痛い!
久しぶりにやったけどやっぱり痛い!
・・・・でも。
「治ったのか?」
「ええ。」
あっという間に痛みが引いて行く。
「本当に大丈夫か?なんなら医務室にでも連れていくが?」
「いえ、結構です。それよりも千冬さん。」
「なんだ?」
「その豊満なおっぱいで俺の腕を挟んでくれれば俺の脱臼の痛みなんて世界の果てですよ!!!」
「一生苦しんでおけ。」
手厳しいお言葉。ケガ人に対する足りないと思うね!ボカァ。
「もっとエロに寛大な心を持って下さいよ、千冬さん!そうすればエロに寛容な年上のおねーさんとして売れますよ!」
「それを売られても買うか!馬鹿者。」
チッ!弟にしか反応しないブラコンめ!俺がもっと卑猥な事、言いまくってこの二次創作終わりにしてやろうか!
原作や他の二次創作で生き残れても、こっちのアンタは死ぬんだよ!
「なにか私に対して余計な事を考えたか?」
「いえ!なにも!」
「なら良い。ほら、立て。早く行くぞ。一時間目はとっくに終わっているんだからな。」
フゥーッ!あぶねぇ!バレなかったぜ。こんな事、考えてるのバレたら、まちがいなく。このハイパーブラコンにズタズタに切り裂かれるちまう。
・・・・って?あり?何処行くんですか。
「教室だ。」
心を読むなぁぁぁぁぁぁぁぁ!
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千冬さんにクラスメイトに説明をするから合図をしたら入ってこい。それまでにも自己紹介の内容でも考えておけ。・・・と言われた。
ウワーオ!アンビリーバボー!超久々だわ、自己紹介なんてよぉ。
うわっ!どうしよう!何しゃべれば良いんだ?
名前?趣味?身長?体重?好きな本?好きな遊び?好きなタイプ?優しくて可愛い子!・・・・じゃねーや。
どうしよう!どうしろと言うんだぁぁぁぁぁぁ!
教えて!ゴォォォォォット!!!
・・・・・・・あり?そういや個々ってクラスメイトが全員女子(俺ともう一人を除く)だったよな?
つまり!某ゾンビさん戦法が取れる訳だ!
某ゾンビさんは失敗していたが、俺は違う!絶対に成功してやる!
「おい。入れ。」
よし!呼ばれて、飛び出し、ジャジャジャーン!・・・だぜ!
ガラリ。と自動ドアのはずなのにそんな音がした。
「こんにちわ、皆さん!突然ですが、ト○ロ信じますか?」
某ゾンビさん戦法。(女の子に惹かれられるかも知れない戦法)
その一。奇抜な事を言う。
(シラーーーーー。)
その一。見事に撃沈!
(クソッ!その一は失敗か。なら!)
その二。華麗な技を決める。
「行くぜ!連続三回転空中回し蹴りヒィニッシュブロー平進掌底回し蹴り獄突ネックツイストドロップキック蹴り上げアッパーミドルキック!」
(なんだそりゃぁぁぁぁぁ!)
一気に走りこみ飛ぼうとしたが・・・・
グキリッ!と生々しい音が俺の足首から聞こえてきた。
「ぬがぁぁぁぁぁぁ!捻挫しちまった!」
その二。失敗。結局某ゾンビさんと同じで終わりました!
ああ、クソッ!ここでメモで話すネクロマンサーでも居れば良かったのにね?
とんだ赤っ恥だなこりゃ。
「一斗。流石に今のは俺でも駄目だわ。」
「ウルセェ!黙ってろ一夏!今大事な所なんだよ!」
ここで、俺ともう一人の例外が登場です。
織斑一夏。イケメン。優しい性格。お人好し。恋愛面に対して恐ろしく鈍感。良くモテる。リアルギャルゲー主人公。
・・・・・死ね!消えろ!モテない男の敵だ!叩き潰れろ!俺達、モテない男の怨念を受けてみろ!
「なんで、俺の方に手のひら向けて全力で唸ってんの?」
「ハッ!・・・ちょっと君の事を考えてたら。良いところしか無いから嫉妬なんてしてないよ?ホントダヨ?」
「なんで片言!?」
一応、公式では一番目の男性IS操縦者。本当は俺だが。まぁ、政府の思惑ってやつ?
「さっさっと、自己紹介を始めないか!佐々木。それといつまでも喋るな!織斑!」
スパーン!と銃声の用な音が一夏の頭・・・いや、千冬さんの持つ出席簿から響き渡る。
どうやったらあんな音出せんの!?
と言うかなんで此方に向けて今度は手刀を構えてるんですか!?
・・・ うわっ!止めろ!此方に来るな!うわぁ!うわぁぁぁぁぁぁ!
ドガシャッ!と自分の頭から音が聞こえた。次に首に走る鈍い痛み。
視点が命令した覚えが無いのに後ろを向く。
つまり、首が折れて後ろを向きました。
「のわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
首が折れて喉まで潰れたため上手く声が出ない。
幸いなのは女子達がこれも女の子の気を引こうとしている俺の大道芸の一つだと思っていると思われる(?)所だ。
「グソョ!グビがおれじまっだよ!」
慌てて首に手を掛け元に戻す。
グキャリと嫌な音を立てて首が元に戻る。嫌な感触だな。これ。
「ふぅー。危なかった、じゃねーや。・・・え〜と、佐々木一斗です。趣味は小説を読むこと。特に好きなのは推理小説です。怖い話も好きなので良い話が有ったら教えて下さい。まぁ、ISの事は素人なのです。まぁ、宜しくお願〜〜〜い。」
おお、我ながら仕事と私情を良い感じで混ぜた完璧な自己紹介だぜ!
最初に私情。次に仕事。最後にまた私情。これぞ、究極のサンドイッチ!
(パチパチパチパチパチパチ)
お?流石俺だ!意外に好評だぜ!
「おい、佐々木。お前の席は一番後ろだ。早く行け。」
アンタ。人の首折っといて謝罪も無しですか!?普通の人間なら死んでたぞ!
「早くしろ。」(ギロリ)
「ヒィッ!だだいま。」
いきなり睨んで来たよこの人。ああ、怖い怖い。
ドカッ!と椅子に座る。ああ、良いねえこの椅子、ちょうど良いや。
「アンタ。今完全に首折れてたでしょ。」
隣から美香藻の声が聞こえた。
「え?お前もこのクラス?」
「このクラスじゃなきゃ居ないでしょ。こんなとこに。・・・と言うかアンタ。一夏に雲隠れする事教えなかったの?」
「まぁ、全部が全部信じられる訳じや無いしね。」
信じられんのは精々、風紀とか義父と義母や大佐と大佐の組織の数少ない連中とか海外にいる友達とか。
・・・あと、お前もだな。美香藻。
「アンタらしいわね。」
それって誉め言葉だぜ。俺にとってはな。
「そういやさ風紀は?」
「え?やっと風紀の魅力に気がついて告白する気?アンタも隅に置けないわね♪一斗。」
「ちげーよ。馬鹿。勉強教えて貰おうと思ってさ。ほらっ。あいつってさ頭良いじゃん?だから。」
「そんな下らない理由で。」
「ウルセェ!」
こうして俺の第二の人生初の高校生活が始まった。
まぁ、精々中退しないよう頑張るか。