第二十一話目 ベクターの消えるやつ。あれ、めっちゃ大好き!!! by一斗
こんにちわ!!現在、美香藻の部屋に拉致られて愚痴を永遠と聞かされている佐々木一斗だよ!
もうやだ。早く帰りたい。
「それでさ、何故か知んないけど私があの二人の稽古に付き合う事になってさ。ホント、私も急展開過ぎて着いて行けなかったわよ。」
「ふーん。そう。」
決闘(笑)までのタイムリミット残り一日。つまり明日です。
それに向けて僕の目の前にいる決闘(笑)参加予定の義妹は友人達と稽古を積んでるらしい。
「まぁいいんじゃねーの?みんなで仲良く一生懸命で。」
「そういう、アンタは何もして無かったわよね?」
いやまあ?強者の余裕ってやつ?
と言うかそれ以前に、この俺があんなガキ程度に負ける事自体が眉唾物なんだけどな。
「あんな程度で俺に勝てる訳無いじゃん?第一、俺に勝てるなんて兄貴か千冬さん位だぜ?」
いやマジあの二人は人外過ぎる。
千冬さんがタイラントなら、兄貴はプロフェッショナルのクラウザー並に強い。・・・・・・いやー、俺がプロのクラウザーを倒す為に散って行ったレオン達だけで橋が作れるよ。ホント。
・・・・・・無駄話はさておき。
「でもホントに大丈夫なの?負けて恥見んのはアンタよ?」
「大丈夫、大丈夫。いざとなったら目を赤くして髪を白くして『なめんじャねェぞ!!三下がァ!!』って叫んだら全て解決するから。」
「いやいや!!解決しないからね!?絶対解決しないからね!!と言うか余計悪化するわよ!色々な意味で!!」
「大丈夫。そうなったら最初二万人居たのにロリコンモヤシに一万人位殺されたクローン軍団連れて来れば良いから!」
「良くない!絶対良くない!!余計悪化するわよ!!!と言うか最初のと繋がってるのね!?繋がってるのね!!!!」
「大丈夫!これは二次創作だから多少の事は言ってもうやむやされるから。○魂みたいに。」
「もう銀○より悪質よ!!」
八○寺真宵じゃあるまいし、メタ視線は程々に。
「それにしても勝算は有るの?」
「勝算も何も、俺には自分の勝ってる姿しか想像出来ないぜ?」
そう言っている俺の顔は今、物凄くふてぶてしい笑みになっているだろうなぁー。
まっまっまぁ。神だから?
勝つとか余裕だしぃ?
ノーダメとか余裕だしぃ?
U-8にスタンロッドで勇敢?にも倒そうとした作者みたいに格闘戦だけとか?
「ほっんと自信家よね。アンタって。」
「俺にとっては超誉め言葉だよ。」
後、嫌な奴とか腹黒とか詐欺師とかも誉め言葉。
「まぁ良いわ。アンタらしいっちゃアンタらしいし。」
美香藻が少し呆れた用に言う。・・・俺そんな呆れられる用な事言ったか?
「そういうば。」
突然話を切り替えて来る美香藻。なんだよ急に。
「アンタのその微妙なアニメ・ライトノベル・ゲームの情報は一体何処から来てるの?」
「お前が言えた事じゃ無いだろ!?」
お前だって俺が話の流れで時々出すアニメネタに反応してんだろ!?
俺はお前のその微妙な知識の方にびっくりだわ!!
「いやでも、アンタってアニメのキャラ見て俺の嫁とか言わないしおかしな喋り方とかしないけど、無駄にそういう系の情報に詳しいじゃん?だから何でかなぁー?って。」
「世の中のオタクが全部そんなだと思ってんのか?テメーは!!」
そういうのを偏見って言うんだぞ美香藻君。
世の中、全部が全部そうじゃ無いぜ。
「うん。」
「今すぐ、アヤマレェ!!全世界のオタクに!!!」
土下座だ土下座ァ!!頭が割れるまで謝り続けろ!!!!
「そんな怒らなくても良いでしょ?」
「お前にそんな事言う権利はねぇ!!」
責任とって斬首じゃゴラァ!チェンソー男呼んで来いやぁ!!
「女の子の目の前で堂々とエロ本読んでるアンタに言われたく無いわよ!!」
「ウルセェなゴラァ!!筋トレしながら話すお前に言われたくねぇよ!!第一、男なんだから当たり前だろ?AV見たって別に良いんだよ!」
「別にそれは構わないけど、それを堂々と女の子の前で読むなぁ!!と言うかさりげにエロ本の内容が『出来る女友達を監禁調教』って、風紀が悲しむわよ!!」
「関係ねぇだろが!!と言うかそれ友達に借りたやつだから!!俺の趣味じゃねぇぇぇぇぇぇ!!」
まぁ、俺の趣味は極めてノーマルだから!!阿良○木君や一方○行みたいにロリコンとかじゃ無いからね!!ホントだよ!!
「それにアンタこの間・・・」
「ハイハイ。もうお仕舞いこの話終了。俺はもう帰る。」
どうせ、ろくな結果にならない事は解っているので無理矢理話を打ち切った。・・・・・・決して自分の性癖がバレそうになったからとかじゃないよ。ホントダヨ。
「待ちなさいよ!まだ話は終わって無いわよ!!」
「スタコラサッサー。」
ク○ルの用な感じで逃げ去る俺。
フッ。所詮、美香藻程度では俺の逃げ足には勝てないと言う事か。
「待ちなさいよ!クル○!」
「お前が一番あぶねーよ!!!」
まぁ、なんやかんやで美香藻を撒き自分の部屋に戻り就寝。
そして、決闘(笑)当日。