小説『黄泉路への案内人』
作者:楽一()

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第二十話


 さてはてミッドの私の家に戻ってきて真っ先に怒られたのは、

フェ「はやて、どういうこと?」

な「わたしたちに内緒で葵君とお仕事?」

は「ちょ、ちょい待ち!? フェイトちゃん、なのはちゃんデバイスを下ろそうか。ゆっくり。そうゆっくり!」

 で、一方

シ「さてアイン、夜までは時間がある。久々に剣で語り合おうか?」

シャ「そうね。私が全力で回復させてあげるわよシグナム。そうアインにもケガしてもすぐに回復してあげるわ」

ヴィ「で、そのあとはあたしだ」

アイン「いやいやいや!? お前らも仕事だったろ!?」

 で、さらに

孤「いやぁ〜ヴェル? どういうことかな?」

ヴェ「話す! 話すから喉元に当てた刀を下せ!!」

 はい。とてもシュールですね。というか、

葵「お前らの殺気を抑えろ。美夜たち引いてるぞ」

ティア「あの葵さん? そちらのはやてさんたちに似ている子たちは?」

ギ「可愛いですね」

ス「なのはさん達の小さいころってこんなのだったのかな?」

 今日残っているのはどうやら旧六課メンバーたちだけのようだ。

葵「そこらへんのことを説明―――フェイトとりあえずバルディッシュをこっちに向けるな危ない。後シャマル、アインにバインドをかけるな。孤狐刀を納めろ色々と危ない」

 変にデバイス持たせないように法律作ろうかな・・・・なんかこいつらだけで一国の軍隊並みの力あるんじゃね? お! いいこと思いついた。統楽様に修行を「すぐに納めます!」そう?

な「でもどういうことなの?」

フェ「何ではやてたちなの?」

 その後、報告があってすぐに向かうため待つ時間がなかったこと。はやてたちがちょうど仕事を終え報告に来たため急きょ部隊を編成したこと、場所が平行世界であるため戦力が限定されていたことを伝えると、

シ「そういうことだったのか」

ヴィ「でもさ! そのお土産が娘ってどんなんだよ!?」

 さて、また説明。彼女たちがどのような存在であるかを説明すると。

シャ「そんなことが。でもそれでなぜ葵さんが?」

葵「まぁあのままあっちに放置してもリンディ提督では限界があるだろう」

は「ん? それは初耳やな。限界って?」

葵「下手をすればあっちの管理局の言いように使われると思ってな。こっちならトップが私だから抑えが利く。ならこっちで引き受けさらに娘にすれば下手に手を出せんだろ。というか手を出せば最悪のトラウマを植えてやる」

アイン「なんだかんだいってもしっかりこの子たちの父親をしてるではないか」

葵「そりゃそうだろ。引き受けたからにはしっかりやる。さてお前たち自己紹介をしなさい」

星「はい。新しくお父様の娘となりました神無月星那と申します」

 そういって星那は礼儀正しくお辞儀をして自己紹介をした。

夜「我は神無月美夜だ! 父上の娘だ!!」

 美夜は胸を張って自己紹介をした。これにはなぜか皆が苦笑いをしていた。

雷「はいはいは〜〜〜い! 僕の名前は雷華!! 神無月雷華!」

 そして元気よく、勢いよく自己紹介したのは雷華だ。

 最後には、

夕「夕璃。神無月夕璃です」

 小さくお辞儀した夕璃だった。

雷「おぉ〜おっきいオリジナルだ!」

星「はい。はじめましてですね。なのは」

 その言葉にアリシア、フェイトとなのはが、

フェ「お、オリジナル!?」

アリ「???」

な「なんでわたしの名前知ってるの?」

 そして彼女たちにおいての説明。

シ「なるほど。そういうことか」

ヴィ「納得だ。でもよ」

 皆がさんにんをみて、 

全員「性格が違いすぎない?」

 まぁそう思っても仕方ないだろう。元気印のなのはに対し冷静沈着の星那。ムード―メーカーのはやてに対し傲慢、我王の美夜。落ち着きのあるフェイトに対し元気爆発の雷華。 だが、

葵「結局根っこは同じだ。気にすることはない」

夕「どういう意味ですか?」

葵「皆互いに思い、互いに必要とし、されている。賭けがいないのない者たちということだ」

 その後、彼女たちの各自の部屋の案内をしこの日を終えた。

 ちなみに長女はコロナ、次女リオ、三女ヴィヴィオ、四女翼、五女イクス、六女美夜、七女星那、八女雷華、九女夕璃。


・・・・・・多いね。うんかなり多いね


余談

 あれ? そういえば。

葵「なぁはやて」

は「ん? なんや?」

葵「そういえばあそこにヴィヴィオといたアインハルトという子供がいたよな」

は「おったな。アインとヴェルも見たやろうし」

ヴェ「それがどうかなさいましたか?」

葵「確かあの子も私のことを父と呼んでいたよな。まさかまだ増えるのか?」

アイン「・・・・可能性はあるな」

葵「・・・・マジか」

 つまり私には十六人の妻、十人の愛人、十人の子供(一人予定?)の大家族を持つことになるのか。・・・・恐ろしいな。



余談2


SIDE娘


ヴィヴィオ「はじめましてヴィヴィオだよ!」

コ「コロナです」

リ「リオで〜す!」

イクス「イクスです」

翼「翼だ」

 娘たちは娘たちで各自が自己紹介をする。

夜「うむ。姉上たちか」

星「よろしくお願いします」

雷「よろしくね!」

夕「色々お願いします」

 そして、互いに握手し終え、認識しあうと同時に、

ヴィヴィオ「さて、娘になったという子とは・・・・」

翼「あなた達も」

 先輩娘たちは後輩たちを見て、

夜「・・・なるほどということは」

星「姉さんたちもですか」

 笑顔は笑顔なんだが百ンに似れば百人こういうだろ。この笑顔は怖い。っと。

 だが、

リ「なら、あることを提案!」

雷「なになに?」

コ「同盟です」

夕「同盟?」

イクス「簡単にえば娘同盟です。父上の元には母上たちを始め十六人の妻、そして、妻公認の十一人の愛人がいます」

星「二七人も女がいるということですか!?」

夜「・・・・やるな父上・・・で、同盟の目的は?」

リ「こうっては変かもしれないですけど、お父さんはモテます。その証拠が今です」

ヴィヴィオ「ヴィヴィオたちが一人で向かっても勝てない。なら」

星「集団で―――ですか?」

コ「うん! 皆でお父さんを奪っちゃうということ!」

雷「パパを・・・僕達のモノに・・・・」

夕「・・・いいかも」

翼「異論は?」

全員「ありません!」

 そしてここに娘同盟が結ばれ父親(葵)を自分たちの者にしよう作戦が始まった。

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