小説『黄泉路への案内人』
作者:楽一()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

ViVid編プロローグ


SIDEヴィヴィオ


 次元の海の中心世界『ミッドチルダ』

 その星でおこった都市型テロ、いや、もはや戦争といっても言い規模のテロ『零始事件』の発生と解決からはや4年が経っていた。

 その事件に対処対応した『機動六課』もすでに解散し、それぞれの者たちが、それぞれ体外に歩む道を見つけ進み始めていた。

 そして、事件の際聖王のゆりかごを動かすために生み出された聖王のクローンであるヴィヴィオは事件後正式に当時管理局の副元帥であり、現在総統神無月葵の娘となり、ヴィヴィオ同様に引き取られたコロナ、リオ、そして事件の際零始によって生み出された【不の者】であり、葵の力によって人として新たに道(人生)を歩み始めた翼、零始事件解決後の数ヵ月後に引き取られ冥王と呼ばれたイクスとともにSt.ヒルデ魔法学院の4年生になろうとしていた。

な「ヴィヴィオ〜、コロナ〜、リオ〜、ツバサ〜、イクス〜! 朝ごはんだよ〜!」

フェ「星那、雷華、美夜、夕璃。朝だよ!」

娘たち「はぁ〜いっ!(うむ)」

 なのはママとフェイトママの呼ぶ声が聞こえたため急いで着替えを終わらせ階段を下りると、すでに朝ごはんが用意されいた。そしてすでに席にはフェイトママ、孤狐ママとアリサママ、すずかママがいた。

翼「ん? なのは母。父はどうした?」

 翼の言うようにパパがいつも座る席にはパパがいなかった。

アリ「あぁ。葵なら今日は予算会議ではやく出なきゃいけないんだって」

コ「ん〜。残念」

リオ「また悪いことしてる人見つけたのかな?」

な「にゃははは・・・多分ね。それにあっちの世界から新しく戦術教導官って言う人たちがくるみたいだしね」

 あっちの世界。初めて聞いた時はわたしもびっくりしたけどパパって時限漂流者だったんだって。しかもそこの世界でも英雄と呼ばれる人だったんだよ!!

星「でも最近お仕事が忙しくありませんか? お父様は大丈夫でしょうか?」

夜「その辺は大丈夫だろ。父上はチートだ。文武共にな。体調管理もおそらくしてるだろうし、恐らく倒れるような真似をしないだろ」

雷「え? どうして美夜はそんなに自信持って言えるの?」

夕「お父さん身体大丈夫かな?」

フェ「確かにそうだね。でもね雷華、夕璃。葵の一番嫌いなことは家族が泣いたり、傷ついたりすることだよ」

孤「葵が『自分が理由で家族が泣く』なんて嫌だと思うからその辺はしっかりすると思うよ」

 そうか。でもパパらしいな。やっぱりパパは家族思いだし、優しいな。

ア「それより時間にいの? 結構余裕にしてるけど」

娘たち「あっ!!」

 い、急いで準備しなくちゃ!!

な「そう言えば皆今日は始業式だけだよね?」

ヴィ「そうだよ」

コ「帰りにちょっと寄り道するかもしれなけど」

雷「でもちょっと遅れるぐらいだよ?」

リオ「それがどうかしたの?」

な「うん。今日はわたしも、葵君も早く帰れるって言ってたから晩御飯は皆の4年聖新旧お祝いモードにしよっか♪」

ヴィ「やったー♪」

イク「本当ですか!」

星「お父様が帰ってくるのですか!?」

夜「よしっ!」

夕「一緒にご飯!」

翼「久しぶりに父と一緒の食事だ♪」

 皆やっぱりパパと一緒に食事することに喜び、今日の晩御飯を楽しみにした。

な「気をつけてね!」

ア「知らない人についてっちゃだめよ」

す「なるべく早めに帰ってきてね」

孤「車には気をつけてね」

フェ「皆の言ったこと護ってね。ハンカチ持った? ティッシュは?」

ア「フェイト。過保護すぎ。大丈夫よ。ね?」

ヴィ「うん!」

翼「では行ってまいる」

母たち「いっていらっしゃーい!!」

-177-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える




魔法少女リリカルなのはStrikerS フェイト・T・ハラオウン バニーVer. (1/4スケール PVC製塗装済み完成)
新品 \11362
中古 \9710
(参考価格:\17800)